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第259話龍王星侵略戦


「来たか。不届きものの犬共が」


その男、ソドム・グラファルは静かに呟いた。

その不届きものが示すのはもちろん二代目ラグアだ。

ラグアという名は自らの主人だけのものであり、決して軽々しく名乗っていいものではない。

ソドムの言葉にはそんな思いが込められていた。


「エリローズといいあの不届きものといい、どいつもこいつも…」


ソドムの拠点である龍王星には彼の配下である、超竜…

一体一体が王級クラスの竜の頂点達が無数に配置されているが、彼らでは足止めにすらならないだろう。

それはソドムが出るしかない事を意味する。

ソドムはエリス達を向かい討つべく転移するのだった。



〜〜〜


「わざわざ自分から死にに来るとはな…」


エリスは呟いた。

現在エリス達神級4人は龍王星の主であるソドム・グラファルと向かいあっている。


「犬ごときに語る言葉などない。発動、七曜の神」


その瞬間、7つの光が展開される。


「老害が、ラグア様の障害になるものは全て私が排除する。発動、原子の神」


エリスも神級スキルを発動させる。


「その名前を軽々しく使うなぁぁぁぁっ!!」


7つの光を展開させたソドムがそれぞれの光に神格エネルギーを纏わせながら突っ込んで来る。


「シオン、ヤツを止めろ」


「はっ、発動、ゴッズギフト、夢想の神国」


シオンがエリスとソドムの間に割り込む。

シオンがゴッズギフトを発動させると世界がねじ曲がる。

そう全てはシオンの望むがままに。

あたりを埋め尽くしていた超竜達は、文字通り一瞬で消滅しそればかりかソドム自身もシオンに触れる直前に弾かれる。


「おのれっ…」


ソドムは言いかけて少し冷静になる。

感じる力は全て神級…

特に今自分を弾き飛ばしたシオンというヤツの実力は自分を超えている。

他の連中も同格と言っても遜色ない程の実力だ。

正攻法で挑めば確実に負ける。

しかも現在動いているのは2人だけで、残りの2人はまだ動いてすらない。

相討ち覚悟で戦えばシオンぐらいなら殺せるかもしれない。

だが、それまでだ。

エリローズ、二代目ラグア…

倒さなければいけない敵は大勢いる。

自分はまだ死ぬ訳にはいかない。

ならばどうするか?


方法は一応ある。

だが、それは…

ソドムがそんな事を考えていた時だ。

更に状況は動く。


「フィローラ様、バルト様、ゴッズギフトの発動をお願いします。この程度ならこのまま押し切る事も可能かと」


エリスは言った。


ソドムは再び頭に血がのぼるのがわかった。


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