表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
219/1167

第178話モルエデス神国侵略戦2


俺達は神都の前に転移した。


その時だ。

閃光…

一直線にこちらに向かって来る光…

威力ははっきり言ってゴミ…

あんなのじゃ、エリローズどころか俺の分体にすら、傷一つ負わせられない。

だが、防がないとタリスは死ぬんだろうな。

しゃーない。


俺は帝級スキル、土星帝で防壁を張って閃光を防ぐ。


「さあ、楽しい楽しい虐殺のはじまりだ」


俺は閃光の放たれた方向に向かって、高速で進む。



〜〜〜


バカなっ

何故生きている?

何故無傷なのだ?

モルエデス神国、国王、フォボス・モルエデスはこちらに超高速で向かってくる。白い人物を見ながら唖然としていた。

余には余には、モルエデス神様より与えられたキングダムギフトがある。

それなのに…

フォボス・モルエデスがそんな事を考えていると、白い人物はすでに目の前まで来ていた。

見た目だけを言うなら顔立ちの整った少年と言えるだろう。

透き通る様な白い髪と真っ赤な瞳が印象的だ。

だが、そんな印象は圧倒的なオーラと、それだけで人を殺せそうな濃厚な殺気が打ち消している。

一目見ただけでわかる。

危険…

いや、そんな言葉では片付かない。

コイツは具現化した、死そのものだ。

フォボスは思った。


「よお、俺は…いや、名乗るまでもないか。悪いが今日で王様は交代だ。用無しは消えろ。発動、帝級スキル、雷帝、ライトニングバースト」


俺はそう言って雷帝を発動させる。

せいぜい王級クラスのゴミだ。

威力は2割もあれば十分だろう。


「!?っキングダムギフト、光の王国」


無駄無駄。

俺はライトニングバーストが直撃するのを待つ。

だが…

ライトニングバーストは弾かれる。

いや、正確にはあのゴミに弾かれたわけではない。

斜めからの高威力の一撃であらぬ方向にぶっ飛ばされた。


そんな所業をやってのけた存在が現れる。


「こんなバカでも私の眷属だ。殺させる訳にはいかないよ」


そこには中性的な見た目の青年が、立っていた。

同じ中性的な見た目だが、俺とはだいぶ印象は異なる。

まず見た目年齢だが、俺が15歳ぐらいなのに対し、向こうは20代前半ぐらいの見た目だ。

そして放つ雰囲気の印象も違う。

確かにかなりの力は感じる。

だが、印象自体はかなり虚ろだ。

何かの認識を邪魔するスキルだろうか?

いや、この世界じゃギフトか。


まあいい。

イグロシアルではじめての戦闘だ。

派手にいこう。

ちなみにさっきまでの、王とのやりとりは戦闘なんかじゃない。

ただの作業だ。


「そいつの飼い主か?まあ、お前には名乗ってもいいか。俺はアルムスから来た魔王、ラグア・エルライド。お前を殺す男の名だ。よく覚えておけよ?」


俺は広角を釣り上げ、そう名乗るのだった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ