表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
118/1167

閑話覇王とミグ3


爆裂した覇王は完全消滅した。

だが経験値が入ってこない。

あたしの直感が言っている。

ヤツはまだ死んでない。

あたしは気配がする方に向かって威力を最小限に抑えたマジックハザードを叩きこんだ。

その場所は地中である。


「………保険無しなら死んでたぞ?」


地中から覇王が現れる。


「北の大陸には俺の体の一部が大量に埋まっている。ここで戦う限り余は死なぬ。」


覇王は言った。


どうする?

大陸ごと吹き飛ばすか?

いや、さすがに今は目立つのは避けたい。

ロロ様との約束もある。

あたしはそう思って言う。


「イシュトス君、出番だよ。」


「わかった、任せろ。」


突然1人の男が現れる。

少なくとも覇王にはそう見えたはずだ。

イシュトス君には、あたしの次元の帝で作り出した空間に入っていてもらっていた。


「なっ!?誰だっ!?」


覇王は突然現れた男に驚き、一瞬固まった。

それが彼の生死を分けた。

次の瞬間には、イシュトスは覇王の目の前に迫り、覇王は消滅していた。

光速の帝を持っているミグにはイシュトスの動きは見えていたが、何をしたかはわからなかった。

コイツは危険。

ミグはそう判断した。

イシュトスは言う。


「帝級スキル及び、経験値は全て固有名ミグ・ヒピーに譲渡。成功。固有名ミグ・ヒピーの不滅の帝、光速の帝、魔導帝、神言の帝、冥府の帝の獲得を確認。条件のクリアを確認。神級スキル、黄泉の神を獲得。固有名ミグ・ヒピーの神格化に成功。固有スキル、神格を獲得。称号、中級神を獲得。帝級スキルの重複を複数確認。神格エネルギーに変換。称号、中級神が称号、上級神に進化。神格化に伴い。全ステータス∞表示。levelの項目消滅。称号、神に迫りし者の消滅。固有スキル、神託が固有スキル、神通に進化。」


ああ、久しぶりだ。

体が熱い。

体が別のものに作り変えられる感覚。

何百万年ぶりだろう。


体の熱さがなくなってあたしは自分のステータスを見てみる。


固有名ミグ・ヒピー


種族ヘルスライム(進化数1)ランクSS-魔王種


HP∞


MP∞


力∞


耐久∞


俊敏∞


通常スキル


言語理解


固有スキル


魔王1/14

MP無制限

神通

神格


王級スキル


拳王

剣王

弓王

賢王

竜王

悪魔王

暗黒王

血の王

獣王

聖王

闇王

死霊王

時間王

太陽王

索敵王

金精王


帝級スキル


地獄帝

六道

不滅の帝

魔導帝

重力帝

次元の帝

光速の帝

理の帝

神言の帝

冥府の帝


神級スキル


黄泉の神


称号


生まれながらの天才

魔王

生ける伝説

生物の頂点

歩く災害

上級神


ついに、ついになれた。

どれだけ努力してもなれなかった存在に。

これもイシュトス君のおかげかな?

そして、さっきは全く分からなかったイシュトス君のさっきの技も今なら理解できる。

あれはイシュトス君の神級スキルだ。

同格の存在になってはじめてわかる。

そして肝心の神級スキル、黄泉の神。

あたしの望んだ力。

これでみんなを生き返らせられる。

とりあえず、ジオっちを生き返らせるのが先決だ。

生贄は…。

どれでもいいや。

弓なんか数百万年触ってないから弓王でいいや。

あたしは黄泉の神を発動させる。

はじめて使うスキルだが使い方は不思議とわかる。

あたしの手から黒い霧が現れる。


霧が晴れた時にそこに立っていたのは、軽薄そうな青年だった。


「ジオっち…。」


あたしはジオっちに飛びついた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ