こぼれ話~性欲のこと~
「たえさん。○○というTLレーベルがコンテストを開くみたいだけど、応募する?」
仲良しの作家仲間から、そんな内容の質問をたまにされたりします。
TLとはティーンズラブのことで、要はR18シーンが入った少女マンガ的な内容のジャンルです。
私はもともとTLを書いており、デビュー作もTL作品でした。
そこからBLも書くようになり、全年齢作品を書くようになったのは、ここ数年のことだったりします。
作家仲間とはコンテストやレーベル、市場の動向などの情報交換をすることが多いのですが、私がTLジャンルを書いているのを知っている人は
「次のTLコンテスト、応募する?」
と尋ねてきたりするわけです。
「うーん、出さないかな」
出したい気持ちはやまやまですが、残念ながらまだ思考抑制が残っている状態の私に、コンテスト用の原稿が書けるわけもなく。
それにね……実は鬱って、TL・BL作家が罹患すると相当厄介な病やまいなのですよ。
なぜなら鬱の症状の中に性欲減衰というものがあり、一般的に性行為への興味を失うと言われているからです。
※注意※
諸説あり。女性に関してはむしろ増すという人もいますが、個人的には人それぞれなんじゃないかと思っています。
んで私は減衰傾向にあり、TLを読んでもBLを読んでも、R18なシーンでいまいち気分が盛り上がらなくなっちゃったんですよね。
いや、読んでいるときは大変楽しく堪能させていただいているのですが(言い方)、読み終わった直後にはその気持ちがスンッと冷めているという。
ただまぁこれに関してはTL・BLに限ったことではなく、どんな作品を読んでも以前より感動が薄くなっているというか、なんというか。
原因は、鬱のせいで「楽しめない」「やる気が出ない」「興味が持てない」などの症状が出てきているせいなのですが、TL・BL書きを生業としている人間がこの症状に冒されることは致命的以外の何ものでもありません。
書かなくてはいけないシーン(意味深)が、全く書けないのですから。
それでも(なぜか)TLよりはBLのほうが書けます。不思議なことに。
これは多分、BLはファンタジーであるという認識が、そのシーンを書くことに対してのハードルを下げているからだと思われるのですが、とにもかくにもTLだけは全然書けない。
そんな私がコンテストに応募するなんて、夢のまた夢……。
ちなみにTLに関しては、完全休業状態。
(BLと全年齢に関しては、細々とお仕事を進めております。亀の歩みくらいのスピード感だけど)
そろそろTL作家としての私は、読者さんたちに忘れられつつあるのではないかと不安で堪りません。
鬱が寛解したらまたTLも書くんだ……。
だけどそれは一体いつになることやら。先行きは不透明のまま。
まったく、厄介な病気ですよ。鬱ってやつは。




