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気づいたら 鬱 ど真ん中にいました  作者: すずしろ たえ


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悔しいなぁ

 さまざまな症状を体験しつつ、ジワジワとよくなっていく(気がしている)私。この調子でいけば、以前のように執筆できる日もそう遠くないでしょう。

 ですがここで無理をしてはいけません。

 何しろ絶賛揺り戻し中ですからね。

 無茶をした挙げ句、またもや揺り戻しをやってしまったら、元も子もありません。

 なので「調子いい!」と思っていても、今はジッと我慢……と耐えることにしました。


 そんなある日、私はとあるパーティー会場に足を運んでいました。

 なんとジャンプTOON編集部から、周年パーティーのお誘いをいただいたのです。

 うちの作品が連載開始したのが六月下旬から。それから約一週間後に開催されたパーティーだったので、私のような新参者が参加しても大丈夫かなぁとドキドキでした。


 で、結果。

 参加して本当によかった!!

 普段は決してお目にかかれないような編集長をはじめとした編集部の皆さま、担当さんに会えただけでなく、私の原作を元にネームを起こしてくださったネーム作家さま、作画家さま、着色・効果担当の制作チームの皆さまともご挨拶ができて、嬉しさMAX。

 笑顔で会話を交わし、これまでのお話や物語の今後についてなど、さまざまなことをお話させていただいて、本当に夢のようなひとときを過ごしました。


(蛇足ですが、会場内に並んだお料理がどれも美味しかった!

 特にお気に入りは、ドライイチジク入りのカボチャサラダ。あまりに美味しすぎて自分でも作ろうと決意。翌々日くらいに早速ドライイチジクを買ってきて、調理前に少し味見ーと食べてみたところ、ハッと気づいたら一袋まるっとなくなっていたという……おかしい……なぜだ…… ※A.ドライフルーツが好きすぎて、やめられない止まらない状態に陥ってしまったから)


 パーティーが終わり、帰りの電車の中でも余韻は収まらず。

 ポヤポヤした頭で電車に揺られていました。


 ――あぁ、本当に楽しかったな。


 普段、同業の方や関係者さまと接する機会はあまりない私ですが、一堂に会した場に行ったことが私の心の起爆剤となったようです。

 これまでにないほど、やる気に満ち溢れました。

 できることなら今すぐ執筆したい。多分今のテンションなら、五千文字くらいの短編を一気に書き上げられそうだ。

 そんなことを思ってウズウズしました。


 が、揺り戻しの身でそんなことができるわけもなく。

 できそう、できる! と思っても全力は出さず、八十%の程度の力に止めてくださいね、と医師から告げられていますしね。

 人間はどうしても「やれる」と思ったらやっちゃうイキモノだそうで。

「今ならやれる」「今までやれていた」も結構だけれど、そういった気持ちが本人の気づかぬところで負担になり、結果疲弊してしまうのが鬱という病気。

 今は確かによくなってきているので無理はせず、程よくやっていきましょうとのことなのですが。


 ――できそうなのに、やれないなんて。


 鬱になって何度味わったかわからない苦い思いが、改めて胸を締めつけます。

 書きたくて書きたくて堪らない。

 けれど今はそれができない。


 ――あぁ、悔しいなぁ……。


 その思いは、鬱中に味わったなかで一番の苦さでした。

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