薬が変わる
便秘や体重増加や悪夢など、さまざまな副作用が出た私。
そのことを次の診察時、医師に伝えたところ
「薬の種類を変えてみましょうか」
と言われました。
今度の薬は、セロトニンの働きを改善し、意欲を高めたり憂鬱な気分などを改善する、“選択的セロトニン再取り込み阻害薬”です。
(前回の薬は、ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)
こちらも体重増加の副作用はあるものの、前回の薬ほどではないので、ひとまずはこれで様子をみましょう、ということらしいです。
また副作用の中に傾眠もあるものの、こちらも前回の薬よりは効果は薄いということで、自然な眠気を強くする系の睡眠薬も処方されました。
この睡眠薬、疲れきって眠ってしまうときに近い状態を作り出し、強引さのある効き方にはなるものの、入眠障害や中途覚醒(寝ている最中、何度も目が覚めてしまう症状)に対して効果が期待できるのだとか。しかも依存性が極めて少ない!
ふむふむ。たしかに私に適していると思われる薬だわ。
ということで、その日の夜から早速新しい薬と睡眠薬を飲んでみたのですが。
入眠障害に効果があると言うことだったので、飲んだらすぐにコテッと眠れるのかと思ったのですが、ちっとも眠気が襲ってこない。
あれ? もしかして効いてない?
ってゆーか、そもそも睡眠薬って、服用後どれくらいの時間で効くものなの?
そんなことをふと考え、調べてみることにしました。
すると『三十分~一時間程度』と書かれているではありませんか。
※服用量によって効き始める時間は変化する
あ、結構時間かかるものなんだ。
てっきり飲んだら五分後とかに効くものだとばかり思っていたよ。
私が処方された薬は、それほど強くないものだったから、三十分以上かかっちゃうのかな? と思ってこちらも調べてみたら、一番即効性のある薬でも十分~三十分はかかるものらしく。
じゃあアレか。
創作物とかで見かける、飲み物にこっそり睡眠薬を仕込んで眠らせる系のやつ。飲んだ直後くらいにスヤスヤ眠っている描写がよく見られるけれど、あれって実は正しくないってことか。
やっぱ創作は創作でしかないんだねぇ……。
なんてくだらないことを考えながらも、いつしか眠りに就いていたのですが。
めちゃくちゃ普通に中途覚醒しまくり。
しかも変な夢ばっか見ちゃって、目覚めるたびに不快感が半端ない。
(後で調べたら、副作用に“異常な夢”“悪夢”の項目が……)
おかげで起床後は、寝たはずなのにグッタリ疲れきっておりました。
――これは確実に、私に合わない薬だ。
そう確信したのは言うまでもありません。




