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　このダンジョンは資源の宝庫だ1階層から10階層までは出る魔物も変わらないが深くなるにつれて連携を取ったりするぐらいだ、その中で1階層、2階層は取れる物はじゃがいもや白菜、皇都の外にある畑でも作られ物だ、このダンジョンのおかげで農家とか困らないのかと思うかもしれないがそんな事は無い、そもそものこ皇都は元々食材が少なくダンジョンのおかげで食べる事に困らなくなってきたぐらいだ、それに皇都で売れなければ、他の領都とかに売っても良い、そもそもこの世界は食材が決して多くない、専業で農家をやってる者も居ない訳では無いが少ない、何故か？まず、農家は皇都や領都の中に作らない、城壁の外に作られる事が多いからである、限りある城壁の中に畑を作ったりする領主は少ないのである、もちろん0では無いが、やはり城壁内に作れば人が住む場所が限られたり、商店、宿等、商売関係の建屋も建てられなくなる、すると人も行き交いが少なくなる、人が住まなければ税収も見込めない、何に重きを置くか領主によるが、農業に重きを置く領主は少ないのである、ダンジョンが近くに出来れば誰も出を加えなくても食材は取れたりする、それならばダンジョンで取れた鉄を加工する鍛冶屋を作ったり、良い宿を作れば冒険者が往来したり税収が見込める、なので農業は食べるのに困らないぐらいしか作らないという方針の領主が多いのだ、飢饉になれば困るのはわかっているが逆に取れすぎても抱えて置ける訳も無く腐らせれば領主だけでなく、農家も買い叩かれ安値で売らなくてはならない、なのでこの多くの国では農業は最低限で作ってる国が多いのだ、皇国の近くの農業国では土魔法で作った氷室とかあるので保存も出来ているようだ、そして色々な国と取引しているので、食材が余る事も少ないようだ、こんな国は本当に稀だと思う。

　それから先に進むと11階層に着く、この階層からは冒険者しか居ない、出てくる魔物はボア系の魔物やウルフ系の魔物、この辺りから冒険者の稼ぎも良くなる、ボアやウルフの牙や皮は高値で取引される、ボアはラビットより豚肉に近く美味しいらしく肉も高値で取引される、ウルフの肉はそんなに美味しくないようだか、テイムしている魔物や飼っている動物の餌にしたりと使い道はあるようだ、だが、ボアが取れたらそちらを優先するので捨てられる事が多い。

　そこでふと思う、牛や豚、ニワトリもそうだが見ないよな、肉類の食材は魔物の肉で賄えるから少ない、牛乳はヤギの乳で賄ってるのが多い、ヤギは機動性もあり、崖とか登り魔物から逃げる事も出来るので多少は居る、人間達が来れない19階層の海の沖に島を作り繁殖されるかと早速作る事にした、これで卵や牛肉も取れるようになる、時々ギルドに卸してやろうと考え先に進む。