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初投稿です、色々分からないことだらけですが頑張ります。

 奴らが警戒しながら進んで行く、少しづつ羽音を鳴らし龍の姿で近付く。


「王子撤退です、龍です」


「なに?」


「おい、早く転移石を出せ、皆集まれ」


「なぜこの階層に龍が」


「今はそんな事は良い、早くしろ」


 おいおい、それは面白く無いだろう、転移石か、ひと吠えで転移石を砕く。


「な、なに、転移石が砕かれた」


「に、逃がす気はないようだ」


「皆の者聞け、防御を固め、なるべく攻撃をせず、少しづつ下がるぞ、攻撃を加えなければ龍種は頭が良い、許してくれるかもしれん」


「「はい、わかりました」」


 うーんそれは良い作戦だが面白く無いな、戦って欲しいのだが、一瞬で勝負が着くのもわかっているのか、己らの傲慢さがわかって欲しいのだがな、そうだ殺さずボロボロにしてやるか、運良く、地上に戻れればあいつの持っている聖魔法より良い、薬草とかあるかもしれしな、この世界にはエリクサーもある、聖女以外で無くなった手や足が戻る魔法を持っているのは、生き残ってる敬虔な司教ぐらいだ、エリクサーもハイエルフが作れるが市場には出回ってないが王家なら何らかの方法で入手しているかもしれん、まずはブレス一閃、聖魔法使いが重盾士にバフを掛ける、なんとか防いだか、重盾士は一撃で立つこともままならない、素早く聖魔法で回復させてるが盾も1発で砕け散った。


「り、龍とはこんなに理不尽なのか?」


「な、何か、き、禁忌に、ふ、触れたのかもしれません」


 正解だよ、お前らが独占しているのが禁忌だな、右手を振ると王子の片腕が飛ぶ。


「王子!」


 聖魔法で止血する、聖魔法使いの杖を咆哮で壊す。


「な、(なぶ)り殺される」


「や、奴は楽しんでるいるのか?」


 少し遠目に居た騎士が駆け寄ってくる。


「王子素早く撤退してください、ここは我らが引き受けます」


 王子達は背を向け走り出す。


騎士が17名、遠くに斥候も居るな、騎士をブレスで一閃、灰となる、もう王子は良いか、すぐに斥候の前に行き両手を落とす、止血はしてやる。


「ダンジョンは人が管理するものでは無い、わかっているか?生きて戻れれば王子に話してみろ、生きて戻れればな」


 斥候は女だった、腰を抜かし後退りし、なんとか立ち背を向け必死に走り出す、さぁ奴は生きて戻れるか道中魔物に合わなければ生きて戻れるかもしれん、王子達はなんとか上層の貴族と合流し地上に戻る、斥候の女は身を潜め、必死に上層に向かっている、手が無いので、走るスピードもそこまで出ない、手をかけないと登れない場所もあるが死にものぐるいで上層を目指している、ボロボロになりながらどうにか王子達に合流したようだ。


「お、王子、き、騎士は全滅、わた、私はこの様な姿になり、なりまし、龍よりこ、事ずつけです、だ、ダンジョンは人間が管理して、して良いものでは無いと」


 そこで女は倒れ死んでしまった、腕は止血したが、道中無理をし、体中傷だらけになり失血多量になり、最後の気力でここまで辿り着いた感じだな。


「丁重に葬ってやれ」


「はっ!」


「さて、俺の裁量で決められる話では無い、王に具申するぞ」


 それからすぐに王子は王に謁見を申し出る、王子と言えど王にすぐに会える訳では無い、翌日王と謁見し事の説明をする。


「そうかよく生きて戻ったメルビス、腕は治療の出来る司祭を探している、しばらく待つように」



「はっ!」


 王は貴族や官僚を集め説明する。


「そんな訳だがどうするか」


「ダンジョンを開放すれば我が国の利益は大幅に下がります、ダンジョンギルドの運営も必要無くなり、路頭に迷う貴族も出るかもしれません」


「その龍の討伐は難しいのですか?」


「過去龍を討伐した話は聞きません、龍は神獣と言ってる国もありますから」


「ならどうする?」


「その龍は何処までわかっているのですかね?例えば開放したように見せかける事は可能なのですかね?」


「龍を欺けと?」


「各国の騎士や兵を集める、もしくはあのダンジョンの龍の場所を塞ぐ事は可能なのでは無いですか?下層の資源は取れなくなりますが、上層だけでも充分に利益は出せます」


「下層の魔物が狩れなくなるとスタンピードの恐れもありますが、大丈夫でしょうか?」


 あーでもないこーでもないと言ってるな、お前らの選択は一択なんだがな、間違えると滅びる事すらわかってないか、さぁどんな答えを出すか楽しみだ、それから2日会議等して、決まった方針はダンジョンを塞ぐ事にしたようだ、龍のいる場所に降りる場所はそんなに広く無い、馬車1台通れるかなんだが、そもそも元の大きさの龍はその穴を通れない、塞ぐ必要もないのだが、龍は体の大きさを変えられる事は知っているようだ、それにしても間違えた選択をしたか、素直に開放すれば滅びずに済んだのにな、人間とは何故こんなにも傲慢なのだ、利益を他国や他人に譲るのも嫌か、この国に住んでる者には悪いが(いしずえ)になってもらう他無い。



なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます、初投稿なので間違い等あると思いますがよろしくお願い致します。

少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります、よろしくお願い致します

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