56

　色々探っていく中で1つ面白そうな国を見つけた、ミーテル連合国、3つの国が合が合わさり、国の大きさは皇国に匹敵する、この国には冒険者ギルドとは違い連合国内独自のギルドが存在する、何故その様になっているか、それはこのミーテル連合国に世界最大級のダンジョンがあり、様々な資源がこのダンジョンから取れるからである、そしてこのダンジョンは7つの入口があり、下層で繋がっている当初ダンジョンは繋がっている事に気が付かず各々国で探索していたが、探索が進むに連れて入口が7つある事がわかった、その時に3つの国が合わさり、ミーテル連合国になった、連合前の国名はミース国で、他2つがティロン国、ルイド国と頭文字を取りミーテル連合国になったと、他の4箇所の入口は国としてなってなく、森の中や山岳の途中に入口があった、それをミース国主導で開拓していき街を作っていった、当初はミース国がその領土を自国としようとしていたが、色々と問題があった、その1つはミース国が主体と言っても他の国も開拓に手を貸してなかった訳では無い、もう1つは他の4つの入口を国の管理下に置くとして元々の国の倍以上の領土になり、それを管理する事が出来なかった、そこでダンジョン専用のギルドを3国で作り、各国よりギルドを管理する者を置くことにした、そしてダンジョンの入口を領土しとし街を起こし、各国より、王族や貴族を派遣しミース国だけは2箇所の入口に街を起こす事になったのである、その中で友好な関係を築いていた3国は連合国としてこのダンジョンを自分らだけの管理する国として起こしたのである、そしてギルドは3国の中から選りすぐりの貴族主体で作り、ダンジョンを管理をするようになったのである、その中でダンジョンギルドはどの出入口からも冒険者が出入り出来るようにギルドの体制を作り、素材もどの出入り口から出ても同等の金額で取引されたり、必要な素材等連携が取れるようにギルドを作っていったのである、そしてこのギルドには学校がある、この学校はダンジョンに関する学校で出てくる魔物や素材、他国との流通等を学ぶ為に作られた、学科は幾多に別れ、戦闘科、斥候科、魔法科、素材科、商業科、ギルド科と多岐に渡り、ダンジョンの事を学ぶ為に出来た学校である、この学校は出来た当初は年齢制限がなかったが、年月が経ちダンジョンで仕事をする者は15歳から学校に入れるようになり、ダンジョンで仕事をする者はほぼ15歳で入学するようになった、家庭の事情や病気等で入れなかったとしても、翌年には入学出来るので年齢制限に関しては現在もない状態であるが昔のように高齢者の入学は居なくなっている、その辺がこの国の事情である。

　さてそして何が面白いかと言うと、ダンジョンを開拓したのも、王族、貴族、ギルドも王族、貴族、学校も王族、貴族とその部分を全て掌握されているのである、もちろん商業ギルドもあるのだが平民主体のギルドである、だが、ダンジョン管理は国やダンジョンギルドが行っていて、物資を降ろされるのもダンジョンギルド経由、商業ギルドに旨みが無い訳では無いが、ダンジョンギルドに比べれば雲泥の差、それに学院も貴族主体の学校の為、学んだ嫡子で無い貴族はダンジョンギルドに就職する、商業ギルドに就職するのは学校は出ているものの、平民しかおらず、ダンジョンギルドに頭が上がらない、学校も貴族が主体となっている為、平民は冷遇されている、ただ冷遇と言っても、元々ダンジョンの資源が充実している為、ラング王国のように貧困になっている訳では無いが、貴族至上主義は当たり前、まぁよく言うテンプレ的な展開だらけである、そんな王族や貴族共と遊ぶのは面白そうだとこの国に目をつけたのである、そしてこの国は種族差別が無いわけでは無いが、貴族は全て人間で獣人族やらは居るが冷遇されている、さて奴らはどうするか、ダンジョンギルドには登録出来るが、冒険者ギルドと違い最下級から、冒険者ラングが高くてもこの国と言うかダンジョンでは認められない、ランクが低いうちら下層の探索も認められない、学校を出て良い成績と言っているが、貴族や騎士でないと高ランクにはなれない、要するに平民は低層のみ探索を許されている、下層の美味しい資源は貴族が独占していると言うことである、もちろん低層探索でも生活して行く分には問題は無い、だが不満を待っている者は沢山居る、そして低層で出土するお宝には良い武器もあり、それを貴族や騎士が独占する為、平民がつよくなるのも難しい、見ていると王族はもちろん貴族等は幾らでも潤っていくシステムができている、そして平民も不満はあるが、暮らしていくには問題無いため、大事にはなってない、さてまずはギルド登録だな、今回はおれ1人で行こう、奴らはちょうど休みをやるつもりだったので、休みをやろう。