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初投稿です、色々分からないことだらけですが頑張ります。
それから奴隷契約を結ばせ、最初の仕事はネメの守護だ、そして街の広場に王と王太子は生きたまま手足が落とされ晒されてる、その他の王族は首だけ晒されてる、石等投げられ至る所から血を流し、蠢いてる、近衛兵も王家の騎士も隊長、副隊長、部隊長だけ残され同じ様な状態だ、それを見たメイルはもしあの時返事を間違えたら私もこの様な状態になったのだろう、私は団長では無いが、独立した部隊長の様な立場で、後宮を守る重責を担っていた、あの団長の姿、手足を落とされ石や糞尿を投げられ傷が膿、体中から熱が出ている、死なないように、魔法がかけられ、精神も壊れないようにしている、どんだけ恨まれていたのか?私も後宮を任せられるようになり、外の様子を見る事はしなくなった、内乱が起こる前の街の様子は話に聞いたが、警邏が横暴を働き生きた心地もしなかった、貴族が街に来ると理不尽なまでに横暴を繰り返していく、スラムには毎日のように人が増えていき、行き場を無くした者たち、この国は終わっていたのだな、やっと理解した。
「さてネメよ建国したならば国名が必要だどうする?」
「それならシリウス神国に致します」
なんだとシリウスの名は出していなかった、何処からその名を?
「何故だ?」
「メルティーナさん、いえメルティーナ様達は神の使徒で間違いないですね?そして私にこの様なスキルを与えたのはシリウス神様だと英知で知りました」
英知にそんな事も載っていたのか?
「ならばこの国はシリウス神様の恩恵で作られた国です、そしてその名を名乗るならば、この国はどこよりも品行方正で豊かな国にしないとなりません」
うーんそこまで望んでないのだかなぁ、そもそも作る気になったら俺が作った方が豊かな国を作れるし、まぁそれを言った所で仕方がないか。
「わかった、その名を汚す様な国にはするなよ」
「はい」
それから少しして情勢が落ち着いてきたので、この国から離れる事にした、ニーニャに不穏な者が居ないか調べさせたが、騎士とかでどうにか生き延びた者は他国に亡命したりして、亡命する時に魔物に襲われ死んだり、亡命先の国でもまともな仕事には付けず路頭に迷っている者等、ろくな事にはなってないようだ、まぁ素性を隠して仕事するなら冒険者ならできるが、元々高貴な生活していたのだ、そういうのは態度に表れるからな、冒険者なんて高ランクにならないと我慢を強いられる仕事だ、低ランクは雑用や小間使いの様な仕事
、俺は元騎士で強いなんて言ったて認めてくれない、それどころかその国の元騎士ならば冒険者ギルドにも犯罪者として扱われる、それは何故か冒険者ギルドは各国にある、国とは独立した組織ではあるが、あえて犯罪者を登用したりしない、何処かの国で犯罪者登録されている、もしそれがその国にバレたら、この国で冒険者の活動が出来なくなる、それは冒険者が街道を通る事も出来なくなる、場合によっては迂回して通らなくてはならない、ギルドとしてもそれはよろしく無い、なので犯罪者は受け入れられない、だが、名を伏せ偽名で登録する分には登録も出来る、だから最低ランクで1から働かなくてはならない、そして高ランクにもなれない、素性がバレたら冒険者登録も消され犯罪者として国に帰される、なので身元がバレ無いように程々の仕事をするしか無い、元々高貴な暮らしをしていたものがそんな我慢を出来るわけが無い、まぁそんな訳でこの国に戻る事は無いし、もう何か出来る様な事は無い、生きたいなら静かに暮らすしかないのだから、もしくは盗賊にでもなるしか無いが、それも現実的で無い事を元騎士だからこそわかっている、盗賊になり最初の1、2回は上手く行くかもしれない、だからこそ知っている、その後回数が増えたり、被害が大きくなればその国の騎士団が討伐に来る事を知っている、騎士団の強さ、こちらが同じ様な強さがあれば倒せるかもしれないが、そんな訳が無い、仮に騎士団が失敗したとして、その後は冒険者ギルドにも討伐クエストが並ぶ、冒険者は騎士団より狡猾だ正々堂々戦ってくれるわけが無い、そして盗賊討伐は冒険者にしてみれば良い収入源だ、何故なら盗賊討伐時の盗賊の持ち物は冒険者の物だ、これはギルドが盗賊討伐の回転率を上げるために作った制度だ、盗賊は昼夜問わず警戒も必要になる、夜中に殺される事も多々ある、それも盗賊の抱えてる品物がすぐには売れなければ、冒険者はレイドを組んで討伐に来るだろう、物によっては大儲け出来るからだ、この世界は盗賊も居なくは無いが、活動出来るのはラング王国の様な国だけだ、普通の国は領主も討伐する為に動く、そしてギルドでも盗賊の出た場所、被害の大きい場所等調べ討伐依頼を出す、ラング王国の様な領主が無能で無ければ活動出来るわけが無い、実際ラング王国に居た盗賊達はなりを潜めて居る、もっと良い国や領土があれば移動する、危険を犯してまでその国で活動する訳か無い、なので盗賊になるのも現実的ではないようだ、そんな訳で後はネメに任せて大丈夫だろうと後にした。
それからメルティーナ達は長い間ラング王国で働いてくれたので、また休みをやる事にした。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます、初投稿なので間違い等あると思いますがよろしくお願い致します。
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