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初投稿です、色々分からないことだらけですが頑張ります。
王城は堀に囲まれ跳ね橋がある、今は橋も上げられ渡れない、王城も食材が無いので、そんなに長期間籠城出来るわけがないんだが、王とか現状わかっているのか?覗いてみると、わかってない、宰相は寝る間も惜しんで会議とかしているが王に報告すらしていないのか?見てみると、あぁもう自分ら文官が助かる方法を会議しているから王にも報告してないのか、宰相にも見放された王か哀れだな。
「少し聞きたいが助かりたいか?」
「はっ?」「えっ?」「なに?」
「助かりたいか聞いている」
「は、はい」
「お前らは貴族では無いのか?」
「文官は全員平民です、私は貴族ですが伯爵家三男、爵位を継ぐ訳ではありません」
「そうか、新たな王の文官になるなら助けてやるぞ」
「は、はい、それはもちろんです」
「ならばまず橋を下ろし城門を開けろ」
「は、はい」
宰相達は交渉すると言う事で橋を下ろし城門を開ける事にした、城門を守っていた兵も言われるがままに城門を開ける。
「私はこの国の宰相です、交渉しに来ました」
「ネメよ通すように」
「はい、分かりました」
場が設けられる。
「私は宰相のルータスと言います、下れば助けていただけるあって文官共々こちらに来ました」
「ネメよ文官は平民だ、宰相も貴族と言えど家督もない伯爵家の三男だ、この国をギリギリの所でどうにかやりくりしていた文官達だ登用した方が新たな国の為になるぞ」
「分かりました、今後よろしくお願いします」
「コホン!」
「あっ!今後よろしく頼む」
「ウム」
「は、はい、分かりました、よろしくお願い致します」
「では王や王族、近衛兵や騎士は殺してしまうが大丈夫か?」
「は、はい近衛兵に珍しいトリプルスキル、隠密、急所、細剣士スキルを持ったメイルと言う女性騎士が居ます、色々と裏の仕事を頼んでいたのですが、貴族ではありますが、近衛兵になり貴族になりました、生まれは平民で珍しいスキルを持って居たため、騎士に雇用されました、今後の為にも捉えてこちらに付かせるの良いかと思います」
「分かりました、出来るか分かりませんがなるべく生かして捉えます」
「はい、前戦には出て無いと思います、後宮の何処か?表には出てないと思いますが、何処かに潜んでいると思います」
少し覗いて見ると、第3王妃の子供、赤子を隠し連れているな、心を覗くと、もうこの国は落ちると思っている、王妃に頼まれ何処かに落ち延びて欲しいと、さてどうしたものか、王族を残すのは不味い、そしてこいつは忠誠心から願いを聞き入れるつもりか、俺なら面倒だから両方殺すが、ネメと宰相にどうすか聞いてみるか。
「お前が言っていた騎士は第3王妃の子供を連れて落ち延びようとしている、どうする?」
「王族を生かして置く訳には行きません、今後どのような火種になるか分かりません、だがその騎士は忠誠心からと赤子と言う事もあり、命令を聞いてる感じですかね?」
「そうですね、メイルは後宮で王妃や子供達を守るのを仕事としていました、第3王妃はまだこの国に来て1年足らず、子を身ごもり訳も分からないまま、誅殺されると思い、我が子だけでもとメイルに頼んだのでしょう」
「まぁ可哀想な奴ではあるが、子供は王の血を引いてるのならどんな理由でも生かして置く訳には行かないな、もし生かすなら、素性を全く明かさず、他国の教会にでも預けるぐらいだな、王妃は事情を知っているし、必ず後で会いたくなったりする、自分の命か子供の命か天秤にかけるしかないな、子供を生かすなら、王妃には死んでもらう、子供に素性がバレないように、子供を殺すなら、自分の国に帰らす事は出来ると2択だな」
「そうですね、非情ですがそのようにしましょう、メイルはどうしますか?」
「王妃が自分の命を取ったなら特に問題無い、だが子供の命を取ったならばメイルは子供の事を忘れるか、それが出来ないなら、優秀でも死んでもらうしかないな」
「そうすると私はどうなるのですか?」
「お前らは王族に特に未練もないだろう?」
「そうですね、散々苦労かけられましたから」
「まぁそんな所だ、将来その子供を王位につかせようとは思わないだろう?」
「確かにあの王の血を引いてたら次はどんな悪政になるのか想像出来そうです」
「ならその騎士は私に任せてもらおう」
「メルティーナさんお願いします」
急所と細剣スキルどんなものか戦ってみたいってのが1番の理由だがな、メイルは後宮の隠し部屋に居る、しばらくここで過ごし期を見て夜中に逃げ出すつもりだったようだ、王妃は後宮に兵達が入ってきた時点で自害したようだ、多分嫡子の情報を取られるのを恐れたんだろうが、俺がいる時点でどうにもならない、まぁそこは仕方がない、隠し部屋を開けるとメイルと赤子が居る、メイルは見つかる訳が無いと思っていたらしく驚愕の顔でこちらを見ていたが、それは一瞬、一気に腰の剣を抜きこちらに迫ってきた、早いな細剣士はスピードが物を言うのか、そして急所を的確に突いて来る、しかし当たらない、俺は時間を止めるか迷ったが後1突き2突き受けて見たかったのでそのまま受ける、やはり早い、メルティーナの身体能力だと急所は避けられるが当たると思われる、そうかメルティーナでも当たるか、近衛兵の強さ、この世界でどれくらいの位置に居る?聖騎士より強いとは思えないが、このメイルが特殊か?世にも珍しい3種のスキル持ち、ラウンズだったか?あれも2種のスキルとかだったよな?もしかしてこの世界でもトップレベルに強いのか?ならばとこちらは短剣と言うよりシミターか?両手に持つ、メイルは何処から出したのかと驚愕しているが、すぐに直る、メイルは突きを放って来るがシミターであしらう、何度か剣を交わしメイルは自分が勝てないと感じたのか?隠密スキルを発動し子供を抱え逃げだそうとする、はぁ楽しい時間はあっという間だなと赤子を切り捨てる、メイルは何が起こったのか理解出来ない、そして数秒、赤子が死んだ事を理解しその場に崩れ落ち、こちらを睨む。
「さてこの後どうする?仇でも打つか?1つ言っておく、私はお前の攻撃など受けた所で効かないぞ、お前のスキルがどんな物か見てみたくて戦っただけだ、私は近衛兵を一閃で数十人切り伏せた、それも手加減してな、私が本気で剣を振ると後ろに居た兵も全て切り伏せてしまうから、手加減が大変なのだよ、君と戦うのも手加減しないと一瞬で殺してしまうからな、さてどうする、死にたいなら剣を振るえ、殺して・・・いや、宰相より役にたつと言われたので来たのだが、敵となるなら容赦はしない、そんな奴は害にしかならんからな、ただ簡単には死ねると思うな、お前のような近衛兵は貼り付け殺した方がこの国の為になるしな、王たちの首は街の広場に晒すしな、お前らは守れなかった、敵となったと手足を落とし石でも投げさした方が民の憤りも晴れるだろう」
メイルは今初めて現実を知り恐怖した、それはそうだ敗者なのだ、それも民から恨まれるのは当たり前の事をしてきた自覚はある、多分言った通りの事になるだろう、簡単には死ねない、殺してくれない。
「どうした?早くしろ、剣を取るか、服従するか?2つに1つだ」
「ふ、服従とは?」
「奴隷契約だ、お前は裏の仕事をしてきたのだろう、同じ様な事をしてもらう」
逡巡している、奴隷でも今までと同じなら、そこまで不都合はないのか?このまま剣を取って戦う事は可能なのか?捕まったら民から石を投げられたりする未来が現実になるのか?裏の仕事をし、それなりの強者も見てきた、だがこの者に適う未来が見れない、ただ殺されるならどんなに幸せか、あぁ無理だな・・・
「奴隷になります」
「そうか」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます、初投稿なので間違い等あると思いますがよろしくお願い致します。
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