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初投稿です、色々分からないことだらけですが頑張ります。

 公爵領に来てみると騎士団は既に待ち構えていた、いくら早く移動したとしても既に1日経っている、強靭な騎士と言えども全く休憩無しで移動し続ける事は無理で仮眠を取り公爵領まで来た、公爵ともなれば他領にも斥候を出している事もある。


「キリマール公爵領まで何用だ?」


「王都に一緒に向かって欲しく来ましたが無理ですかね?」


「キリマール様がお前らに組みすると思うか?」


「騎士ともあろうものが、この様な国の状態を良しとするのですか?」


「この公爵領は問題がない、それに最悪王族が討たれたとしてもキリマール様は先代の王の王弟であるセイロン様の子息である、王族が討たれたら、ここに遷都しキリマール様が王となれば問題ない、今君達は早駆けで疲れもあるだろう、騎士の数はこちらより多少だが多いようだが、こちらには準備をしていた2000余りの兵と騎士307名が居る、時間が経つにつれて騎士も兵の数も増える君達がこの先進む事は叶わない」


「そうですか、残念です」


「ネメよどうする?まだこいつらを組みいれるか?」


 話し方が面倒になってきて男言葉になってきたがもう良いだろと普通に話してしまっている。


「出来る事なら騎士は王都の倍は欲しかったのですが、難しいようですね」


「ネメよお前の考えは分かるが私らを使うつもりはないのか?」


「出来る事なら賛同してくれた騎士や兵、自分らの力で王族を討ちたかったのですが現状では難しいですね、時間をかけまだいくつかある領土を回れば数は集まるかもしれませんが、それは王都の防備を固める時間も与えてしまいますし、何よりスラムの人達は殺されてしまうでしょう」


「そうだな、お前の考えも悪くはなかったがやはり時間が足りないようだ、ここに2つの選択肢がある、1つ、時間は足りないがこのまま先に進むか、2つ、我らの力を存分に使い殲滅するか、だが1つ目は失敗に終わる可能性が高い、どうする?」


「メルティーナさん達の力を借りるのは申し訳ない思いと、何より貴女方を危険に晒してしまうので躊躇(ためら)っていたのですが宜しいのでしょうか?」


「そうか危険に思うか、あんな有象無象全員で出る必要も無い、私1人で殲滅出来るぞ」


「えっ?」


「簡単だと言っている」


「何をごちゃごちゃ言っている、今なら首謀者のネメとか言ったか?そいつの首だけで許してやるぞ、騎士達は領土に帰れば叱責だけで許してもらうよう掛け合ってやる、まぁ多少賠償金は必要になると思うがな」


「「フハッハッハッハッ」」


「メルティーナさんお願いします」


 俺はゆっくり騎士達に向かって歩き出す、そして偽装していた人間の姿から魔人族の姿に変える。


「魔人族!」


 距離は100m程に迫っている、そこから一瞬で騎士団の目の前に、剣を一閃、数十人の騎士の首が飛ぶ、そして剣を兵たち向け振ると数百人の兵が炎に包まれる、そのまま騎士団に向き直り、また剣を一閃、今度は足元を切ると数十人が倒れる、倒れた先には騎士団長の姿、驚愕の表情をしている、騎士団長の目の前に行き騎士団長の両肩を切り捨てる、ここで他の騎士は剣を捨て膝を付き手を頭の後ろに回し降参してきた。


「ゆ、許しください」


「も、も、申し訳、あ、ありません」


 これ以上やるとこちらの士気にも影響するかと考えた、兵は魔法で皆殺しでも良かったんだが、心を折るより先に兵を殲滅すれば良かったかと少し反省した、出来れば騎士や兵は殲滅でも良かったんだが、これから王都に向かう兵は少しでも多い方が良い、王族対貴族の兵の戦いも見たかったと言うのもある、この世界の集団戦はまだ見てないからな、陣地や陣形をどう敷くのか、メルティーナ達だと単なる蹂躙戦になってしまうからな。


「ネメよどうする?」


「・・・・・あっ!はい投降した騎士や兵はもう歯向かう気も無いと思いますので一緒に王都に向かいます」


「騎士団長はどうする?」


「どうすると言われましても、この状態ではどうする事も出来ませんよね?」


 ここでメイヤの分体で傷を治す、ネメは英智があるのに少し甘い考えを持っているな、人がどういう動きをするか知っておいた方が良いか?


「そうでも無いぞ?治そうと思えば治せるが」


「えっ?無くなった腕を生やすのは聖女や教皇でないと無理だと思うのですが」


「メイヤなら可能だがどうする?」


「えっ?それなら団長さん、どうしますか?腕を治す事も可能だそうですけど」


「騎士は君主を裏切る事は」


 首を刎ねる。


「ネメよ甘いな、お前は騎士の本分が分かってない、心が折れ組みした者も居るが、本来の騎士はこの団長のような者だ、王都の近衛兵など絶対に降伏などしないぞ、そしてこんな奴の態度を見せれば、ほら仲間の騎士の態度が変わったぞ」


 見る目が変わった騎士の首を刎ねる。


「いいか、奴隷のように扱うか、心を折らないといつでも牙を向くぞ、まぁ騎士としてはこうありたいと思うがな、人間は本来傲慢で貪欲だ自分が助かるために人を裏切っりする、だがなそれが全てでは無い、そしてそんな人間は強いぞ、勝ちに拘る者そんな者も貪欲だ、その為なら何でもする、騎士道でと言っている者もいるだろうが、それが主君の為となった時、傲慢で貪欲に勝ちに拘る事もある、お前は慈悲を与える程強いのか?慈悲を与える者は何よりも強くなくてはならない、慈悲を与え勘違いし、また牙を剥く、これは人間に限った話ではないが、その為に別の被害を産む、慈悲を与える程強いなら許されるだろう、違うなら勘違いするな、今助けたのは奴隷のように働かせる為だ、お前の言葉で勘違いしたのだ、お前が組みするなど言わず、こちらに組みするなら公爵を助けるとか、奴隷となり働き良い仕事をすれば公爵を助けると言ったならこちらに付いたかもしれん、お前は対等に話を進めようとした、それが間違いだ、お前は今ここに限っては王だ仲間や友達では無い、だから私も何度もどうすると聞いたのだ、お前の一言で運命が変わる事を肝に銘じておけ」


「・・・・分かりました」


 最初に傷を治した時、そのまま殺すようならそのままでも良かったんだが、助けられるなら助けるように考えていたからな、俺が治したのは見せしめの為でもあったんだが、両手が無い状態の団長を王都まで一緒に連れていけばここの騎士達は歯向かう事もなかっただろうと思って治したのが伝わらなかった、最初にこちらを馬鹿にした時点で殲滅する考えが浮かべば良かったんだかな、まぁまだそこまでは考えられないか


なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます、初投稿なので間違い等あると思いますがよろしくお願い致します。

少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります、よろしくお願い致します

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