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初投稿です、色々分からないことだらけですが頑張ります。
それから2ヶ月程経ち食料がスラムだけでは無く、一般の国民にも行き渡ってきたようで、とうとうある貴族に目をつけられる様になった、こんな国でも一応衛兵は居る、その衛兵は普段スラムの方まで行く事は事件でも無い限り無いのだが、逆に最近はスラムで事件が起こらない事に不審がり、上長に報告した所、調査として仲間数名とスラムを見に行った所、大通りや街中より綺麗になっており、道に座り込んでる子供や大人も居ない、健康状態も良い事に驚きスラム中を調べた所、いつの間にか教会も出来ていて、子供達の住む場所も確保されていた事を上長に報告した所、衛兵を管理しているミナンデル侯爵の耳に入り、侯爵の裏の仕事をしている間者がスラムの調査を始めた、ミナンデル侯爵は王都の衛兵の管理をしている重要なボジションに付いている、だかその衛兵はみかじめ料と言い食堂でタダで飲み食いしたり、城下に入る税金を多く取ったりしている、侯爵もその力を使い、商店に税金や賄賂を出さないと言われの無い罪を着せ、衛兵に捕まえさせたりして懐を温めている、王族は貴族からの税で潤って、この様な貴族が多くの税を納めると爵位を上げたりしている為、負の連鎖が止まらない状態になっている、それでも文官や宰相は少しでも国民の為と思考しているが、結局文官の力だけではどうにもならず、宰相も王に進言した所で変わらないのでどにもならない、では何故この宰相がいつまで宰相で居られるか、それはこの宰相が身を粉にして頑張ってどうにかこの国は回っている、王も何となくわかっているので、罷免までは行ってない状況だ、この国は宰相と数人の文官の力だけでどうにか国として成り立っている、王は王宮から外に出る事も無く、王宮と後宮に行き来のみで暮らしている、なのでそこまで酷いとは思っていなく、何かあれば宰相が何とかするだろぐらいにし思って無い、公爵も王には特に言及する事は無い、それは王都が酷い状態なのはわかっているが、自分の収めている領土はそこまで酷い状況では無い、仮に謀反等あっても、公爵は王家の血脈なのでその領土を国として遷都すれば良いとしか思っていないのでこの様な状態になっている。
「王都はそんな状況だ」
「私達もニーニャさんが調べてくれたので、わかってはいましたが、相当酷いです」
「それとニャ、公爵領とかは確かに王都程酷くは無いですニャ、だけど酷くないだけでニャ、普通に考えればかなり酷いニャ、まず税が4割以上だニャ、それに色々な税があるニャ、女の子を産んだら処女税、これはその子が育つまで免除されるニャ、払えない場合は体で払うニャ、男の子も結婚税があるニャ、男の子は払えなくないけどニャ、税金は残るからいつまで税金が残るニャ、4割も取られるから生活するのが大変ニャ、皇国の税金は1割だったニャ」
「そうだなぁ、皇国は治療費で稼いでるから税金が安かったはずだ、高いと言われてる税金でも3割から4割ぐらいだろう、4割で他にそんな税金あったら破綻するぞ、メルティーナのところでどれくらいだ?」
「私達の所は2割ですが、他の税金はかかりません、それに魔族は税金も魔物を狩ってくれば安くなったりしますし、領都に入る入領税ぐらいですね」
「まぁ普通はそんなものだよな、他の領都は?」
「何処も似たようなものニャ」
「何処も同じようなものなのに領民も甘んじて受けている、外に出れないから自分らが普通と思っている節もあるな」
「税金が高く、他の街に移動も出来ない、出来たとしても他の街もたいして変わらない、国を出ないと酷い事が分からない、負の連鎖ですね」
「この国に生まれたのが不幸か」
「生まれは神様が決めるのではないのですか?」
「そんな訳あるか、言っただろう俺はそんな事見てない、生命神とかいるが生まれる場所まで決めていな、生命神は健康に生まれるか等見ているだけだ、もし見ていたらこの国で産ませないなだろう、そしたらこの国は滅びる、例えば戦争の多い国に生まれて幸せか?そしたら戦争をしている国は滅びるな」
「確かにそうですね」
「他にも俺がここに降臨する前、皇都で生まれるのと、この国で生まれるのどちらが幸せか?そしたらこの国はとっくに滅びてるだろう」
「そうですね」
「もちろんやろうと思えば出来るぞ、この国の女を全て不妊にする事は難しくない、生態系を変えるだけだ」
「そんな事出来るのですか?」
「人間のDNAと言っても分からないだろうが、DNAを変えれば出来る、そもそも人間を魔族に変えたり、エルフに変えるものそのDNAを変えれば変わる、人間とエルフが交配して2つの遺伝子を持つとって、こんな話をしても理解できないだろう?」
メイヤだけは興味があるようで聞き入っているが他の者は分からなく、口を開け上の空だ。
「神様今度時間のある時で良いのでその辺を詳しく教えてください」
「ああ、わかった、それと街を捨てて森などで暮らしている者もいるぞ、森を開いて畑を作り、獲物を狩ってその日暮らしだが、街で暮らしている奴らより幸せそうな顔をしていた」
「みんなその人達みたいにすれば良いニャ」
「ニーニャさん街の皆がそんな事すれば気が付きますし、その人達がどの様な経緯で逃げたか分かりませんが、税を納めないで逃げたとなれば犯罪です、それに街より危険は伴います、多少は戦える腕が無ければ魔物に殺される可能性だってあります、ニーニャさんの里だってそうだったのではないですか?」
「そうニャ、今、村は戦える者が居なくて大変ニャ、ママ達もいつ魔物が来るか分からないニャ」
ニーニャが自分で言ってて間違いだと気付き落ち込んでいる、まぁニーニャの両親は助けるように見張っているから平気なんだが。
「ニーニャよ少し頭を良くしてやろうか?」
「「えっ!(ニャ!)」」
「少し頭の中を弄れば頭が良くなるかもしれんぞ、間違えたら親の事とか友達の事とか忘れるかもしれないがな」
ガタガタガタガタ皆震えている。
「ゆ、許してくださいニャ」
「冗談だ」
「冗談と言っても本当に出来る冗談なので恐ろしいんですけど」
「まぁニーニャが馬鹿なのは今に始まった事では無いので仕方がない」
今度はガーンとした顔でこちらを見ている。
「ニーニャさん良かったですね、神様から馬鹿と言われて、冗談も言ってもらえるなんて、なかなか経験できませんよ」
「もう少し考えて話すニャ」
「それでこれからはどの様に動けば宜しいですか?」
「接触を図ってきたら話を聞く、場合によっては聞ける話かもしれんしな、暗殺等考えるなら、暗殺者の首を持って侯爵の屋敷に行き蹂躙だ」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます、初投稿なので間違い等あると思いますがよろしくお願い致します。
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