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初投稿です、色々分からないことだらけですが頑張ります。
生き残った数名のエルフは方々に散り散り逃げていく者、その場で跪き、仲間の亡骸を見ているもの、精霊に森に帰るように促し、マヒューナの首を持ち3人の場所に戻る。
「終わったので帰るぞ、明日はニーニャの持ってる首と、この首を持って昼過ぎにギルドマスターの所に行く、少し休むが良い」
「はい(ニャ)」
昼になりご飯を食べながら、昨日の事を話している3人。
「凄い魔法でした、大精霊の魔法、エルフはあんな魔法が使えたのですかね?」
「いや、あれは神様が助力したんだと思います」
「そうなのニャ?」
「いくら大精霊でもあそこまでの魔法が使えるとは思えません、エルフの力に助力するのが精霊と言われてます、1万人程のエルフを巻き込む魔法なんて使えたら、エルフが天下を取っていますわ」
「そうね、確かに力を与えられたネイヤでもあそこまでの魔法は使えない、そう考えると助力されたとしか思えないわね」
「神様が本気になったら街ぐらいあっという間になくなってしまうニャ」
「ニーニャさん何を言っているのですか?」
「ニャ?」
「もう、あなたは未だに理解していない、良いですか?神様が本気になったら大陸どころかこの星さえ消せるのよ?」
「ニャ?」
「神様は絶対者、この星を作った方よ、それは壊すこともできるの、何故に理解しないのかしら?」
「ニャ?」
「神様がどんなものか?よく考えてください」
「ニャ、ニャ、ニャんとニャ」
「神様は人間の姿をしてますけど、龍にだってフェンリルにだってなれます、私達が知らないだけでもっと凄いものにだってなれると思います、人間の姿をしていますが、別の存在なんですよ」
メルティーナ達がニーニャに教えながら昼食を取り終え、ギルドに向かう事にした。
「流石にギルドに入っても、もう絡んでくる相手も居ませんね」
「私は初めて入ったけんだけどニャ、みんな目を逸らすニャ」
「まぁ盛大なトラブルがありましたからね、それに使徒として知れ渡ってるはずですから」
今日はセリとして現れ話す。
「ギルドマスターに会いたい」
「は、はい、かしこまりました、少々お待ちください」
受付嬢は足早に階段を登っていく、他の職員もトラブルが起きない様に他の冒険者を見回している。
「おまたせ致しました、お上がりください」
ギルドマスターの部屋に入ると立って待ち構えていた。
「ようこそ起こし下さいました、本日はどのようなご要件で?」
今までの経緯を話す。
「エルフと獣人を1万人以上ですか・・・・それで首を飾ると?」
「そうだ、だが、恐れ入らなくなるのも困る、だが神罰があった事は促したい、どうしたもんかと相談にきた」
「そうですね・・・・なら首を飾るのでは無く、詩にして石碑として飾るのはどうですか?さすれば詩人とかが詩い繋いでいくと思います」
「詩か、なら歌詞を作る者が必要だな」
「それは集うのです、事のあらましを書き、詠人を集えばそれもまた広がります」
「ほぉ面白そうだな、ならネイヤ事のあらましを書きギルドマスターに渡せ」
「はい、分かりました」
「よし、近日中に持ってくる」
「はい、分かりました、布告し詠人を集めます」
「うむ任せた、そうだ金や商品も必要だろう」
そしてそこにこの世界で1番普及している琵琶のような楽器を渡す、弦は龍の髭、龍の骨にフェンリルの皮で作ってあり、壊れる事がない、それともう1つ、この世界に無いピアノも渡す、使い方は日本の取説をこちらの文字に変え渡す、それと白金貨100枚
「これで種族問わず集め滞在費とか出せるだろう」
「ハッ、分かりました」
「私はこの世界を楽しみたいのだ、楽しければ神罰を下すことも無い、私を楽しませてくれ」
「分かりました」
1度飛空挺に戻る、詠人を集めるのにしばらく時間がかかる、その間どうするか?
「お前らしばらく休みをやる、家に帰るなり好きにしろ、ネイヤは家に戻って書けば良い、お前らの街もだいぶ復興して人も戻って来ている、何かあれば連絡する」
「はい、分かりました」
給料を渡さないとなと、1人白金貨10枚づつ渡し、好きな場所に下ろす、ニーニャは自分の集落の近くの街に下ろして欲しいとの事で、下ろす、どうやらお土産を買うようだ、メルティーナ達は自分らの街に下ろして欲しいとの事で下ろす。
さて久しぶりに1人だ何をするか?先ずは眷属神に今の状況を確認すると特に変わりは無いが、精霊を管理していた眷属神からオーランド王国周辺に居た精霊が引きこもり森の活性が悪くなっていると、それにより獣人の狩りとかも影響が出ていて、逆に魔物が活性化しているようで被害が出ているとの事だ、まぁ因果応報、自業自得だなとほっとく事にしたが少し見てみる事にした、狩りを行える虎人族や狼人族がほぼ壊滅して、魔物と戦える者がほとんど居なくなり被害が出ている、獣人族は子供でも活発で動き回り里からすぐ出て遊びにいく、今は親から出ないように言われているが、出て魔物に襲われる事が多くなっている、長や男衆も帰って来ない、母親や女達は嘆き、打ちひしがれてる、ニーニャはこれで助けたと言えるのか?と考えるが、まぁ仕方ないと考える、他の部族や他種族からの助けてもらうよう考えれれば良いけどな、ニーニャを見てると獣人族は閉鎖的で頭があまりよろしくない、このままのここの集落は絶滅するかもしれないな、せめて精霊がちゃんと働けば魔物の活性化も収まるが、大精霊が風の抜ける谷に引きこもって出てこない、森に風が吹かなくなっているのが原因だ、連鎖的にこんな感じになるだなと納得する、エルフの集落も確認するがエルフは女も戦える者が多くほぼ壊滅、残されたのは年老いたエルフと戦いに参加しなかった女のエルフ、それと成人してないエルフばかり、数名戻たエルフに事の顛末を聞き、この先どうするか話しあってる、それぞれ別れ、別の集落に移動する話しをしているが、エルフは同族でも閉鎖的で移ったとしても、いる場所が無いかも知らないと話している、まぁこれで全ての種族がダンジョン探索に神経を注いでくれれば良いのだがな、それにしても精霊か、このままに放置は色々問題が出そうだな、なんならあいつは消して新しい精霊でも作るか?と考えた所に精霊を管理してる眷属神から連絡がきた、風の大精霊がお許しくださいと、すぐに森の管理を始めますと、何だこちらの思考を読んだのか?そのまま大精霊の所に向かう。
「なぁ俺の思考が読めるのか?」
「申し訳ありません、申し訳ありません、申し訳ありません」
「そんな事はどうでも良い、俺の思考が読めるのかと聞いてる」
「は、はい読めると言うか、貴方様この世に顕現しています、その力は強大で風を通して、怒りとかは伝わるのです」
「ほーそうなのか」
「顕著してなければ分からないと思います、前から強大な力が顕著した事は分かっていました、そしてその時期に新たな管理する神様が来たので、何となく察しては居ました、しかし私達はマヒューナ達に伝える術がありません、そしてあの夜、貴方様が来た時、私は初めて死を覚悟しました、幾人ものエルフの死を見て来て、死とはこんなにも恐ろしいものだと感じました」
「俺はそこまで怒りに触れてる訳では無かったのだがな?」
「私達はそれを敏感に察します、それで木々の気持ちや動物の状態を把握し森を管理しています、そんな私達がこの世の何よりも恐ろしい者の気持ちが流入してこない訳がありません、今私は初めて死と言うものの恐ろしさを体験しました、でも他のこの場に居ない精霊達もそれを感じています、私の気持ちが全ての精霊に伝わってしまったからです、精霊が初めて死を知った瞬間です」
「何か差し障りはあるか?」
「分かりません、このような体験初め知りましたし、どのように影響するか分かりません」
「そうか・・・記憶を消す事もできるがな」
「それならして頂けると有難いです、でも出来れば貴方様の存在に付いては忘れない様にしてもらいたいです、それを忘れるとまた同じ過ちを犯す可能性があります」
「ふむ、分かった死の恐怖だけ忘れる様にし、俺の存在だけ覚えておく様にする」
「ありがとうございます」
その場を後にし眷属神にその様にするよう頼んだ。
次はダンジョンでも見に行くかとダンジョンを見て回る、1階層は子供も入ってる、1階はスライムとホーンラビットしか出ない、スライムから魔石が取れたり、ホーンラビットは売れば金になるし、子供でも装備を揃えれば戦える、ホーンラビットの価値が下がるかと思ったが、皇都の人口は50万人程居るようで、元々食料等の物資は足りなかったのが、ダンジョンのおかげで満遍なく行き渡る様になったようだ、しかし見てると1つ問題が出ている、ホーンラビットより価値の高いオーク等は11階層まで行かないと狩れない、このダンジョンはとてつもなく広い、1回層辺りを隈無く探ると1日かけても回りきらない、既に階層に居住区を建てる程広く、オークを狩ったとして、外まで持ち出せないようだ、これは失敗した、転移陣とか必要か?ギルドが管理して潜れる階層まで行けるように、階層は下がってるように見えるが、異空間なのでどんなに掘り下げても問題ないし、階層ごと区分けされてるので、どんな魔法を放とうが下の階層に伝わる事もない、地面を掘っても下の階に行けない、ちゃんと階段で降りないと行けない仕様になっている、ギルドカードで降りれる階層を管理しカードをタッチしないと降りられないとかすれば便利か?ギルド登録しなくても自力で降りられるし、子供とかは低層のみだし問題ないか?ギルマスに相談だなとギルドに向かう。
「ギルドマスターに会いたい」
「はい、かしこまりました、少々お持ちください」
すぐに呼ばれ、ギルマスの部屋に
「実はダンジョンを見てきたんだが・・・・・」
説明したら、逆にお願いされた、ギルドにカードをスキャンさせると降りられる階層をギルドで決められる、そんな転移陣を作り、ギルドにカードキャプチャーを作り置く、壊れた時とかも考え20台渡す、カードは5人まで同行を出来る様にした、キャンプとか張るのに便利だろうと思ってだ、転移陣は階段の横に作り5人パテが10組ぐらいはキャンプを張れるような広さにした、管理はギルドに任せる、今更金儲けも必要は無いが、次元収納付きの袋を作り卸す事にした、100キロで金貨1枚、1tで金貨5枚、10tで白金貨1枚、大きさはどんな物でも入る、でもこれをやるとポーターとかの仕事が無くなるか?これも確認するとポーターを雇うのはもっと安く、1日働いて良くて銀貨1枚、新人の冒険者は金貨を払えないからポーターは大丈夫との事なのでそれぞれ100個程納品したら金貨の袋は多めに欲しいとの事で1000個納品した、金額は俺の卸値なのでギルドで販売するのはもう少し高くなると報告があったが、暴利でなければ任せる事にし、足りなければまた納品すると話し後にした。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます、初投稿なので間違い等あると思いますがよろしくお願い致します。
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