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初投稿です、色々分からないことだらけですが頑張ります。
転移した先は飛空挺の中、3人はキョロキョロと辺りを警戒している。
「まず、その首輪は外す、あぁ勘違いするなよ、奴隷ではある、首輪が無くても奴隷としての機能は残ってる、邪魔だから外すだけだ、そしたらまず風呂に入ってくれ、服も用意してある、入ったら着替えて戻ってくるように」
羊蹄族の女が。
「そんな事出来る訳ありません、首輪は」
「あーまず色々説明するから風呂に入ってこい、少し臭うんだよ」
そもそも風呂の習慣は貴族とかでないと無い、奴隷となれば1週間に1度水で体を拭くぐらいしかできない、3人は自分の体の臭いを嗅いでいる。
「まず使い方も説明しないと行けないな、一緒に来い」
風呂に向かい石鹸やシャワーの使い方等説明していく
「今着ている服は何か思い入れとかあるのか?無ければそこに捨ててくれ、思い入れとかあるならそちらに洗濯機に入れ自分で洗え、風呂を出る頃には洗い終わって乾燥も終わってるはずだ」
魔人の女が。
「なに?この設備私の家より凄い」
猫獣人の女だけ洗濯機に服を入れ風呂に入る、魔人族の女が
「このお風呂王族とかの設備よね」
「はい、お嬢様こちらの石鹸も凄いです、頭を洗うのと体を洗うので違う石鹸を使うのはもちろん、髪の毛がツヤツヤになります」
猫獣人はシャンプーで尻尾も洗ってフサフサになっている
「貴方、名前は何て言うの?私はメルティーナ魔人族で貴族だった?こちらが私の従者でネイヤ2人共人間が街に攻めて来た時捕まったの、お父様達が無事かも分からないわ」
「私は猫人族で森で狩りをしてる時に冒険者に捕まりましたニャ、名前はニーニャニャ」
「ニーニャニャ?」
「ニーニャ猫人族は語尾にニャって浸けるニャ」
「ふーんそうなんだ、これから不本意ながら奴隷としてよろしくお願いしますね」
「私もよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いしますニャ」
「それにしても普通の冒険者ではなさそうね、先程の部屋もそうだけど王族と言われても不思議じゃないわ」
「それに首輪です、まず奴隷商以外で外せる訳がありません、それに奴隷紋も無いのに奴隷となってるのも有り得ません」
「知識豊富な貴方が言うのだから余程なのね、本当に奴隷になってるのかしら?試しに逃げてみようかしら?」
「お嬢様おやめ下さい、お嬢様に何かあったらまずいと思い、先程私があの方に魔法を使おうとしたら、痛みよりも恐怖を覚えました、危うくその場で倒れるそうになりました」
「ネイヤ危ない事はやめて、魔人族は元々好戦的、貴方が危ない目にあうなら、私がするから、それも主人の務めですからね」
「主人を守るのが従者の務めじゃ無いのニャ?」
「魔族は少し考え方が違うのよ、強い者に従う、そして強いから従うのもができるの、そしてそれを守るのが貴族の務め、まぁネイヤは強いからと言うかお父様が連れてきたメイドなので幼い頃から私の従者をしてたから、少し考えが違うのかもしれないけど」
「そうなのニャ?でも2人は良かったニャ、私は一緒に狩りをしていた兎人族の友達と離れ離れになってしまったニャ、ママ達とも、もう会えないかもしれないニャ」
少し涙ぐみながら話すニーニャ。
「そうね私もお父様達がどーなったか?分かりませんが、魔族は強い者程死が近いから覚悟が出来てるわ」
「そうなのニャ?」
「お嬢様・・・」
「先程言った通り人間族と戦った時、先陣を切って戦ってると思う、神託が出て、人間族の進行は止まったと思うけど、その前まで戦ってた魔族領の住人は奴隷として連れ去られたか、殺されてるはず、ネイヤの両親もどうなったか分からないわ?」
「私はお嬢様が無事ならそれで大丈夫です」
「まぁクヨクヨしてても仕方がない、ネイヤもニーニャもよろしくね」
「はい」「わかったニャ」
風呂から出て着替えをすると。
「何でサイズがわかってるのかしら?」
服は冒険者的な服で3人共スパッツのスカート、色は森等に入るため緑、上着は白のトップスに緑の皮のブルゾン、猫人族は尻尾も出せるようになっている。
「私の服も尻尾の出す位置まで完璧ニャ」
「お嬢様、お気を付けください、あの方は少し普通ではありません、私はある仮説を立てたのですが・・・・」
「何?」
「いや、お嬢様絶対不敬を働かないでください、それしか今は言えませんが・・・」
「まぁこれ程の設備持ってる時点で普通ではないからね」
「私の服もピカピカになってるニャ、ママに作ってもらった服で獣人は尻尾とかあるから残して置きたかったんだニャ」
「ああ、そうね獣人族は服も特殊だしね、その気持ちは分かるは、私達の服は数ある中の1つだから気にしなかったけど、ネイヤが不敬って言ってるが良く分からないけど、奴隷なんだから不敬も何も無いわよ、待たせるのも不敬かもしれないから急ぎましょう?」
支度が終わり部屋に戻ってくる
「まずそこに座ってくれ」
ダイニングのテーブルに座るように言う
「まず何から話すか?・・・俺はAランク冒険者のセリと言う、先日Aランクに上がったんだが、ギルドからパテを組めと、パテとはパーティの事だが、色々なパテから誘いが多くてな、奴隷を雇う事にした、女性ならば変な勧誘も少なくなるだろうとお前達にした」
するとがメルティーナが
「ならばセリ様はパーティを組むのが面倒だから私達を買ったと?パーティを組んだ方が余計な出費にならなかったと思うんですが?」
「まぁそれ以外に」
「夜伽とかお望みか?拒否する権利はないが、私はこれでも貴族の娘・・・だった、拒否する・・・・拒否する権利はないが、貞操を脅かされるなら死を選ぶ」
「お、お嬢様、申し訳御座いません、何卒お許しを」
「私は不本意だけど仕方がないと思ってるニャ、もしそれが望みなら私で許してくださいニャ」
「ニーニャ何を言ってるの?そんなのダメに決まってるでしょ、私は誇り高き魔人族、慰みものになるなら死を選ぶ、お前にそんな事させられん」
「話を聞け」
少し神威で威圧する、3人共ガクガク震え軽く悲鳴を出す
「そんな事望んでない、最後まで話を聞け、俺には秘密にしないとならない事が多くてな、お前ら奴隷が良かったんだよ、それにメルティーナだったか、お前は死を選ぶと言ったが、奴隷には自分で死ぬ権利もないぞ、今言った通り俺は秘密にする事が多い、お前らが都合が良かったんだよ、まずは明日、お前らがどれだけ戦えるか見それと料理が出来るものは居るか?」
「はい私はメイドでしたが料理も嗜んでます」
「私もママに教えてもらったぐらいの料理なら出来るニャ」
「わかった、それならそこの冷蔵庫に食材がある、それを使って自分らで食事の用意をしろ、それから部屋に案内する付いてこい」
そして3人に部屋の案内と使い方を教える
「それでは明日戦い方を見してもらう」
その場を後にする
「何あれ?私初めて死を覚悟したわ」
「私は少し漏らしたニャ、トイレに行ってきますニャ」
「お嬢様、先程言った不敬をって意味お分かりになりましたか?それとお嬢様はお名前を言ってなかったのに、お名前も知ってました、憶測ですけど、セリ様は神か神に準ずる者だと思います、セリと言うのもセルリ神様の名前から取ったのでは無いかと」
「へっ?どういう事?」
「多分この話も聞いておられると思います、なので名前とか体のサイズもお分かりになっていたのだと、それと先程の威圧は神威だと思います、勇者の恐怖や魔王様の威圧とは違い神聖な雰囲気を感じました」
トイレから戻ったニーニャが冷蔵庫の中身を確認する。
「凄いニャ、冷蔵庫の中見た事も無い食材が入ってるニャ」
「確定です、これは龍の肉です、その他にもアプリアこの果物、深淵の森の最奥でしか取れないと言われてます」
「アプリアは私も聞いた事あるニャ、神が食べる果物と私の里では言われてたニャ、1口食べたら天国が見れると言われてるニャ」
「神だと言うの?そんな馬鹿な、それなら私達を元の街に戻してくれても良いじゃない」
「神の考えなんて私達には及びもつかない考えなんです、何かあってこの様になってるのです、まずは不敬を働かないようにしましょう」
「そうニャ、まずはこれらを食べて見ましょうニャ」
料理を作り、龍の肉を食べあまりの美味しさに言葉も出ず、アプリアを食べて天を仰いでいる
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます、初投稿なので間違い等あると思いますがよろしくお願い致します。




