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魔王と竜王に育てられた少年は学園生活を無双するようです(web版)  作者: 熊乃げん骨
第5章 少年と追跡者と偽りの王 

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第10話 二人目

「この度ルイシャ様に仕えさせていただくことになりましたアイリスです。どうぞよろしくお願いいたします」


 朝のHR前に急に教室の前に出てきたアイリスはクラスメイトたちにむかいそう言い放った。

 なんか既視感のある光景だ。と思いながらもクラスメイトたちは面をくらう。

 肝心のアイリスはというと慌てるクラスメイト達を尻目に涼しい顔をしている。


 それを見たバーンは喧嘩してすっかり仲が良くなったヴォルフに耳打ちする。


「おいどうなってんだよヴォルフ。お前知らねえのか?」


「俺様も知らねえよ。まあ大将に心酔する気持ちはわからんでもないがな。あの女、どうやら見る目は確かなようだな」


「はあ、ダメだこりゃ」


 各々驚くクラスメートたちだったが最も大きなリアクションをとったのはルイシャの彼女であるシャロだった。


「ちょ、ちょっと待ちなさいよっ!! ルイシャに仕えるだなんてそんなの私が許さないわ」


 そう異を唱えたのはもちろんシャロだ。

 シャロはキッとルイシャを睨み付ける。ルイシャはまだシャロにアイリスのことを話していなかったのだ。

 いや話せなかったという方が正しいか。


「あ、あの、なんか、ごめん」


「ごめんじゃないわよ! 私という可愛い彼女がいながらメイドを(はべ)らすなんていい度胸してるわね!」


「返す言葉もございません……」


 シャロに責められしょんぼりとするルイシャ。

 するとそれを見たアイリスがルイシャをぽふっ、と自分の胸にうずめ抱きしめる。


「ああ可哀想なご主人様。よしよし、あんな脳筋勇者の言うことなんか聞かなくていいですよー」


 それを見たシャロは顔を真っ赤にしブチ切れる。


「へえええぇぇぇ、そう。いいわよ、そんなに喧嘩したいなら受けてやろうじゃないの!!」


 シャロが顔面目掛けて手袋を投げつけると、アイリスはそれを涼しい顔をしてキャッチする。


「ふふ、そちらから挑んでいただけるとは好都合です。私もあなたには思うところがありますからね」


「何を訳のわからないことをごちゃごちゃと。いいから外出なさい!」


「ふ、二人ともやめてよ!」


「ルイは黙ってて!!」

「ご主人様は黙ってて下さい!!」


「ひえっ……!」


 こうして三人はやいやい言いながら外に出て行った。

 それを見送る男子達は震え上がってた。


「うわぁ、おっかねえ奴らだ。大将が不憫でならねえぜ」


「全くだぜ。落ち着いて授業も受けれねえのか」


 そうぼやくヴォルフとバーンにチシャは「いや君たちも同じようなもんでしょ……」と突っ込むのであった。

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まりむそ公式サイト
書籍版「魔王と竜王に育てられた少年は学園生活を無双するようです 1」
著者:熊乃げん骨
レーベル:オーバーラップ文庫
 発売日:2020年12月25日
ISBN: 978-4-86554-800-6
― 新着の感想 ―
[一言] このクラス、突出した才能を集めた筈なのに、意外と脳筋が集まってる…!w
[良い点] 3時に見つけてから5時まで、そのまま一気に読ませてもらいました。初めて感想を書くぐらい楽しい時間でした。続きが楽しみで仕方ないです。
[一言] 君たちブーメラン刺さってますよー(´・∀・`)
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