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魔王と竜王に育てられた少年は学園生活を無双するようです(web版)  作者: 熊乃げん骨
第3章 少年と友人と学園生活

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第13話 先輩

 どうせ今日はもうやることもないし外でもぶらつこう。

 そう決めてぶらぶらしていると声をかけられる。


「おや、君が噂のルイシャ君かな?」


「え? あ、はい」


 声をかけてきたのは茶色の長髪が特徴的な美青年だった。


「急に声をかけてごめんね。僕は2年A組のシオンっていうんだ。よろしくね」


 ルイシャは挨拶してきた青年と握手する。


 不思議な人だ。

 それがルイシャのシオンに対する第一印象だった。


 美青年なのに嫌味なところが一切なく、とても澄んでいる空気をまとった今までにないタイプだ。


「あの、シオンさんは何か僕に用ですか?」


「いや別にそんなんじゃないよ。ただ噂の子がどんな子なのか興味があってね。ついつい話しかけちゃったのさ」


「う、噂っていうと……」


「うん。もちろん昨日のアレだよ」


「はは、もう二年生にまで広がってるんですね……」


『1ーA襲撃事件』生徒の間ではルイシャ達の事件はそう広まっている。

 元々Zクラスは他の生徒にヤバいクラスだと認識されていたのだが、今回の一件はその認識をより強くさせてしまった。


「いやあ笑わせてもらったよ。今年の一年はイキがいいと二年生は面白がってるよ」


「はは、楽しんでもらえてるなら良かったです……」


 恥ずかしくなり顔を赤くするルイシャ。


「元気がいいのはいいことだよルイシャ君、でも……」


 ここまでは柔和な態度で話をしていたシオンだが、急に真面目な表情になる。


「全てが思い通りになるなど考えないことだ。確かに君は強い。だがこの世にはもっと強くて恐ろしいモノがごまんといる」


 チリ、と圧のようなモノをルイシャはシオンから感じる。

 この人の底が見えない。学園にはこんな人もいるんだ……!


 ルイシャは緊張するとともに少しワクワクする。


「ご忠告ありがとうございます。でも大丈夫ですよ、僕は僕よりずっと強い人を二人(・・)知ってますから」


「ふふ、そうかい。それじゃ余計なお世話だったかな?」


 シオンはそう言って笑うと、踵を返して去っていく。

 ルイシャの学園生活はまだ、始まったばかりだ。


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書籍版「魔王と竜王に育てられた少年は学園生活を無双するようです 1」
著者:熊乃げん骨
レーベル:オーバーラップ文庫
 発売日:2020年12月25日
ISBN: 978-4-86554-800-6
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