表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/131

スポーツ少女の平日

「お姉さま、おはようございますなのです」


「おはよう」


 あれから数週間が経って、俺の周りの状況も落ち着きを取り戻し、平穏な日常の中に身をゆだねている。

 未来ちゃんがいなくなって、少し落ち込んでいた雛も、時間の経過と共に前と変わらないぐらい、元気を取り戻している。

 朝食も食堂に場所を戻し、これから我が主である楓お姉さまのお迎えに出陣する覚悟であります。

 妹は、お姉さまより早く起きて、お姉さまの朝の支度を手伝う。という伝統があり、雛もその伝統にあやかって、妹になってから毎日、起こしに来てくれている。

 現在は朝の6時を示していて、普通であれば起きて準備をしている時刻である。妹の俺や雛はもっと早くに起きて、お化粧から、歯磨きまでをしている。

 雛と2人でお姉さまの部屋へと向かうべく、俺の部屋から出て、廊下へと足を運ぶ。

 疎らではあるが、朝食を頂くために同級生達が部屋から優雅に登場し「幸菜さん、ごきげんよう」と声をかけてくる。こちらも「おはようございます」と挨拶を返すと妹の雛も「ごきげんようなのです」と綺麗な姿勢から45度、上半身を曲げ、挨拶を返す。

 同級生が雛に笑顔を向けると廊下を歩いていく。その後ろから妹が現れ、ペコっと一礼して同級生の後ろを小走りに付いていった。

 妹にもタイプがあり、大まかにわけると2つのタイプが存在する。

 雛のように声に出して、挨拶をするタイプ。さっきの妹のように一礼だけするタイプで分けられる。

 どちらも間違いではない。

 ただ礼儀作法では、名上の人に声を掛けてはいけない。仕事が終わったとき「おつかれさまでした」と上司に言うのは失礼な行為に当る。まぁ、そんな堅苦しい関係は現在の社会ではほとんど存在していない。

 さて、楓お姉さまの部屋に向かうとしよう。

 朝から色々な方から挨拶され、挨拶を返すのも寮生活の醍醐味といえる。

 6・5階は1年生、4・3階は2年生と分かれており、3階までスキップして2階へと降りていく。


「幸菜ちゃん、ごきげんよう」

 

 先輩達にも名前は知れ渡っており(あれだけの大騒ぎしてればね)、挨拶をしてくれる人もちらほらいる。

 だけど、ほとんどの先輩は挨拶をしてくることはない。

 花園楓の妹……天下無敵、唯我独尊とまでは言わないけど、近づいて来るな! というオーラが発せられているのは、俺にだってわかる。

 それは他の生徒の前だけで、俺と雛には普通のお姉さま。

 さて、楓お姉さまの部屋に到着しました。ここで。恒例行事があります。

 

「今日は雛ね」


「ずるいのです。昨日も私だったのですよ」


 言い争いを始める俺と雛。

 

「わかった。とりあえず入ってみましょう。もしかしたら、起きているかもしれない」


「は、はいなのです」


 ドアノブに手を当て……そっと、ドアを開ける。

 時計の音が部屋に響き渡り、モゾモゾとベットのほうから音がする。


「寝ていらっしゃるのですよ……」


 油断大敵、「失礼しまーす」小声で、言ってみるけど返事が無い。ただの屍のようだ。

 玄関で靴を脱いで、中に進入していく。

 雛は礼儀正しく、俺の脱いだ靴さえも綺麗に揃えて置き直したりして、ワンテンポ遅れて入ってくる。

 間取りはどこも同じ設計をなされており、楓お姉さまだけが3LDKのような豪華? な間取りをしているわけではない。

 綺麗に整理されているキッチンを抜け、10畳ほどある生活空間へと入っていく。言ってしまえば少し大きな1Kとそれほど変わらないのである。

 配置はみんなバラバラで、入寮するときに提出する間取り表で配置が決まる。もちろん模様替えで配置を変えたい。と言えば変えてくれる。

 さて、楓お姉さまの間取りは玄関から入って見える位置には、化粧台と服などをひっかけるハンガースタンドがあり、ずらっと服がかかっていて、楓お姉さまもただのどSではなく、1、少女であると思う瞬間でもある。そしてキッチンを抜けると、奥のほうにベットが配置されていて、空いているスペースには綺麗な大理石の模様(だと信じたい)をした机が鎮座しており、ちゃんと絨毯もフカフカな高級感あるモノを使用している。

 ベットの前に行くと楓お姉さまが抱き枕を抱えて眠っていらっしゃる。

 普通の人を起こすなら、肩を揺すって起こしてあげるのがセオリーなんだけど、この人は朝がものすごく弱く、こちらから手を出せば、一瞬にして、起こしに来た人間を抱き枕にしてしまう力を持っていて迂闊に近づくことが出来ない。

 最初の数分は、水風船のような大きな爆弾でサンドイッチされるのは、とても優越な気分になるのだが、あの2つの丘は酸素の供給を遮断してくる。もがけばもがくほど、顔が飲み込まれていき、気づけば自分のほうがベットで眠っている。

 

 「雛、がんばって!」


 小声で両手をガッツポーズにして、応援体制にはいる。

 お姉さま特権を行使して、雛に突撃させようとするも、俺の背中に隠れ、ガシッ! っと制服を握り締めている。

 

「ひどいのですよ!」

 

 雛の叫びはわかる。でも! ここは誰かが犠牲にならなければいけないんだ。

 雛の頭を撫でてあげる。

 

「私は忘れないわ。雛、あなたは今から大事な任務に向かうの。わかった?」


「わかるはずないのです!」


 昨日の抱擁がよっぽど恐怖を与えたのか。さらに制服を掴む力が強くなっていく。


「なら2人で逝きましょう? みんなで渡れば怖くないはずよ」


 どんな橋を渡るのかは、ご想像にお任せします。雛も「一緒に……なのですよ?」と隠れていた背中からひょこっと姿を現す。

 

「せーので、いくよ……」


 俺と雛の手がゆっくりと楓お姉さまの肩に向かって伸ばしていく。

 殺気を感じたのか反対を向いていた身体がこちらに向いて、俺の腕を掴みあげる。一瞬にして楓お姉さまのテリトリーに引きずり込まれる。だが1人で逝くわけにはいかない!

 雛、ごめん!

 雛の腰周りを掴み、一緒に引きずり込まれていく。一瞬にして楓お姉さまの顔がドアップで映し出され、寝息が顔に降り注ぐ。さらに唇が目の前にあると来たら、据え膳はなんとか、かんとか……


「目付きが狼さんなのです」


 ダメダメ、まだ未成年の子がいるので、ここは『目付きが柴犬さんなのです』と言われるぐらいの目付きに変えておこう。

 さて、ここからどう脱出したものか。

 いつもであればこのまま抱き枕の刑なのだが、今回は雛も一緒ときた、イレギュラーな展開にどう対応してくるのか。握られていた手が解き放たれ、俺と雛を抱き枕の刑に落ちそうとしている。

 だが! 俺は一瞬の隙に、身体を折りたたみ、抱きを回避するが、雛が囚われてしまい、体勢を崩してしまう。そしてなぜかわからないが、首の部分を太ももで挟み込まれてしまった。

 暖かくて2つの大きな水風船のような、代物とは違い。柔らかみのほうが強く、反発度が余り無い心地よい肉質である。

 このままだと理性を保てても、別のモノが保てないかの性を秘めているので、首を動かして脱出を試みる。

 あれ? 首の間に足が綺麗に挟まってしまって、余計に抜け出せなくなってしまった。


「お兄さま、ファイトなのですよ~」


 さっき、抱き枕の餌食になってませんでしたっけ?

 そして、事件が起きた。

 あろうことか、そのまま寝返りを打ってきたのである。ゆっくりと締め付けられていくのだが、寝返りなので首の位置が少しずつ変わって、スリーパーが決まる位置にまで、来ている。そう。スリーパーが……ね!

 大事なことなので2回言いました。

 骨の軋む音が体内を駆け巡り


「うぎゃぁあああああああああああああ」


 部屋の中には俺の悲鳴が駆け巡った。




「首が回らない……」


 朝食も食べ終わり、学院に登校するため、寮の中庭にまで来ている。

 朝の出来事のせいで、首がものすごく痛い。

 首の関節を絞めたまま寝返りを打たれ、見事に関節が決まってしまっては、逃げることもできず、俺はすぐさまタップをすることになった。

 だが、寝ぼけている楓お姉さまはすぐには開放するはずもなく、5分ほど天国のおばあちゃんとお喋りすることができた。

 

「あなたが『普通』に起こせば、こんな事にならないの」


「雛を大事にしないからこうなるのです」


 二人の主張は間違いだらけで「普通に起こせば」とあるが『普通』に起こしたら、こうなったので、どれが普通な起こし方なのか、ご教授願いたい。

 雛のほうは、大事にしているから、じゃれているのであって、大事にしていなかったら、メイド服でご奉仕してもらっている。

 一番の被害者の言い分が通ることはないので、反論をしても無駄な時間を労するので、無意味な突っ込みはしない。

 

「そういえば、幸菜お姉さまは部活動はどうなさるのですか?」

 

 いつものように雛が話題の起点となり、お喋りが続いていく。

 

「うーん。強制ではないし帰宅部でいいかと思っているの」


 中学の時も帰宅部で、家に帰ってはライトノベルを読んでいるか、友達と遊んでいるかの二択だった。

 それで困ったことがあったわけでもなく、日常は進んでいく。

 と言ったところでお嬢様の2人には「帰宅部」というのがどんな部活動なのかを説明しないといけない。だって2人が本気で考え込んでいる。

 

「帰宅部というのは、学校が終わったら、すぐにお家に帰るのが帰宅部よ」


「それ、ただの下校でしょ……」


「グーたら過ぎるのです……」


 あれ、なんでか呆れてる。

 ここは話題転換が必要な気がするのです!


「そういえば、陸上部の大会って再来週だったよね。雛は応援にいくの?」


 完璧な方向転換だったのだが、楓お姉さまは「はぁ……」とため息をこっそりついていた。


「はいなのです。中等部も同じ競技場で大会があるので、凛ちゃんの応援に行くのです」

 

 再来週に県大会があるらしく、なぎさもハードルとリレーに出場すると言っていた。

 中等部のときは長距離をメインに走っていたと言っておきながら、高等部に入ってハードルを走るとか、並みの運動能力では出来ないことだと思う。

 凛ちゃんは短距離走。性格上、長距離は掛かってしまって暴走していっちゃうからね。

 寮から学院までは10分ほどで到着する。

 すでに校門まで来ていて、雛とはここでお別れである。


「幸菜お姉さま、今日は部活動のミーティングがあるのです……」


「わかったわ。気をつけてね」


 ペコっと頭を下げ、「はいなのです」と手を振り合って、雛は中等部の校舎へと歩いていった。

 俺と楓お姉さまは隣同士に並んで、歩き出す。もうここからはほとんど会話がない。

 こっちから話しかけても「そうね」などと相槌が返ってくるぐらい。

 ここからは会長モードに入っているのか、周囲にいる生徒は、近づいてくる様子がなく、半径1メートルの空間に誰も存在しなくなってしまう。

 昇降口に着いても同じで、朝はいつも混雑しているにも関わらず、楓お姉さまの参上で、ぞろぞろと人間を見つけたGのように消え去っていく。

 孤高

 それがこの学院の生徒会長のあだ名だったりする。

 寮の楓お姉さまを知ったら、みんなはどんな顔をするのか見てみたいものである。

 上靴に履き替えて、楓お姉さまと2階へ上がっていく。


「それではいってらっしゃいませ」


 小さな動作で手を振って去っていく。

 それを見ていた同級生が「ごきげんよう」と挨拶してくる。俺も「おはようございます」と挨拶を返す。

 

「花園生徒会長、今日も不機嫌でしたけど、幸菜さん怖くないですか?」


「怖いですか。確かに無口な部分はありますけど、私の前でいいお姉さまをしてくれていますので、特にそういったことはありませんよ」


 お世辞などではなく、本心で言っている。

 みんなにも知ってもらいたい。だけど、それを楓お姉さま自身が変えていこうとしていない以上、俺はなにも出来ないしなにかすることもしない。

 望まないことをするのは、なにか違う気がする。


「そう……ならいいのですけど」


 なにか言いたそうにしていたけど、この話題を長引かすのは、なぜか嫌な気持ちになったから、俺は話題を転換して教室へと向かっていく。

 

「ゆっきなぁあああああああああああ」


 突如、背中に激しい衝撃を受け、前のめりになって蹈鞴たたらを踏む。グッと踏みとどまり、なんとか姿勢を保つことができた。

 攻撃してきた本人は俺の背中に掴みかかったまま、へばりついている。

 おんぶしている状態なので、背中に男には無い弾力を感じ、少し役得なので、ちょっとこのままにしておく。


「朝練でちかれたよぉー」


 と今度は足まで回してくる始末。

 この子はホントに無邪気。自分自身を女の子と理解していないのではないかと思う。

 

「こっちはいきなりの攻撃で足がちかれたよ」


 同級生の子がクスクス笑い出す。


「お2人はホントに仲がよろしいですね」


 同級生の子は「では私はこの辺りで……」と去っていく。

 絶対にあの子は変な想像をしたに違いない。


「勘違いしたよ?」


「どんなぁ~」


 肩に顎を置いて、喋ってくるので耳に息が吹き付けられ、ちょっとくすぐったい。そして未だに降りようとしないし疲れていて、俺の話をまともに聞いていないのがわかっているので言わなかったことしておく。

 仕方なくおんぶするように教室まで連れて行くことにしたのはいい。

 だけど、ここ3階なんですけど!?




 エスカレーターを作った人は天才だと思う。階段で人を運ぶのが、これだけ辛いとは思わなかった。

 小さい子供を抱っこして上がるならまだいい。俺よりも身長のあるなぎさのおんぶは1.5倍増の重さを伝えてくる。

 ま、まぁ……俺が160cm。なぎさは165cm。

 母親を恨むべきか、父親を恨むべきか。

 教室に着くころには肩で息をしていた。

 

「幸菜はもっと運動しましょう」


 サッと飛び降り、教室の中へと入っていく。


「おっはよー」


 そこまでの元気があるなら、歩いてよ……と言いたいのに、すでに教室の真ん中にいるあやつ。なかなか出来る。

 

 


 この学院の授業も慣れてきて、戸惑うこともなくなってきた。

 隣で教科書を立てて、寝ているのを見るのも慣れている。

 朝から練習ばかりしているため、睡眠補給は授業で補給しているようで、2時間以上、寝ていることもあった。

 教師達も黙認しているのか、なぎさの将来性を見込んでいるのか、わからないけど誰も咎めたりしない。

 そのとばっちりとして


「立花さん、白峰さんの代わりに問1の問題を」

 

 俺はなぎさの代弁者じゃないんですけど。

 窓際の1番後ろが俺の席で、隣がなぎさの席となっている。その隣にもクラスメイトが座っているのに、なんでいつも俺なんだろ。

 ブツクサ、心の中で問いかけても答えは『仲良しだから』で終わってしまう。

 友情って切りたくても切れない縁なのだから仕方ないけど、甘んじてこの試練を超えて見せようではないか!

 数学は苦手なんです……。

 せめて社会とか保健体育にしてくださいよ……。




 なぎさが起きたのは、お昼休みになってだった。

 2時間目から寝ているお姫様はよだれを流しながら背伸びをする。


「うーん……よく寝た」


「寝すぎだよ!」


 なぎさの寝ぼけに思いっきりつっこみを入れる。だって被害の量が最近、増えている。

 どういうことか? 寝てる時間増えてるんだよ!

 最初のときは、1時間だけだったのが、ここ最近になって2時間、3時間と増えていっているのである。

 それが全部、俺に回ってくる。

 

「いやぁー、大会が近いから練習がきつくて。テヘッ☆」


 可愛く言えばいいって……ちょっと可愛いから許してもいいんだからね!

 お昼休みになると妹達がお姉さまのお出迎えにやってくる。

 雛と凛ちゃんも同様に俺達のクラスにやってきて、妹としての仕事、お姉さまのお世話をするのである。

 

「すみません。幸菜お姉さまはいらっしゃいますか?」


「同じくなぎさお姉さまをお願いいたします」


 雛と凛ちゃんがご到着のようで「立花さん、白峰さん。妹さんがいらっしゃってますよ」と教室でお弁当の準備をしているクラスメイトに声をかけられる。

 2人して、立ち上がって「ありがとうございます」と一礼して、雛達の待つ廊下に足を運ぶ。

 雛と凛ちゃんは2人分のお弁当を持っている。妹がお姉さまのお弁当を持ってくるのも、妹の仕事らしいので、任せているんだけど、早弁したいときにお弁当がないので、空腹のまま、授業を受けるときも……。 


「今日はどこで食べようかしら」


 天気も良いし、中庭で食べてもいい。だけど雛から意外な場所のリクエストがあった。


「生徒会室……など、ダメなのですか?」


 俺も楓お姉さまのお迎えに行かないといけないのだが、「お昼は生徒会室に居るから来なくていいわ」と言われてしまって、お昼は別々で食べるようにしている。


「いいじゃん。突撃! 花園生徒会長の昼ごはん!?」

 

「平民ってホントにお姉さまの気持ちをわかってないわよね」


 なぎさ、それパクってるから! 凛ちゃんはもう少し、俺に優しく接してくれてもいいんじゃないかな。

 

「でも、邪魔になったりしないかな」


 いつも、寮に帰ってくるのが午後の7時を回るのが多く、帰ってきてもA4用紙とにらめっこをしているときもある。

 心配にはなるけど、気遣いをすると煙たがる。まだ表の顔を見せてくれないのは、俺に絶対的な信頼関係が生まれていない証拠。

 

「大丈夫なのです。幸菜お姉さまは素敵な方です。雛のお姉さまはかっこいいのです」


「そうだよ。ほらほら」


 と俺の背中を押していくなぎさに抵抗出来ず、そのまま生徒会室に向かっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ