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妹のためならこれぐらい!  作者: ツンヤン
おねにいさま?
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おねにいさま!

 なんだかフワフワ空に浮いている感じがする。

 とても心地よくて、いつまでもここに居たいとさえ思えてくる。

 真っ暗なのに心地よい……

 おかしな事を言っている自覚はある。だけど、このまま、この世界に居てもいいとさえ思えてしまう。

 ふと、腕を見る。

 誰だろう。小さな手が俺の手の上に乗っている。

 邪魔だと思って少し動かしてみた。

 だけど、強く握られているので、少し動かしたぐらいでは握られた手が離れなかった。

 あれ? 小さな手首に巻かれているブレスレットに見覚えがあった。

 ネコの形をしたブレスレット……


「ひ……な……?」


 暗い世界から解き放たれるように、少しずつ閉じられていた瞼を開放させていく。

 眩しい……人工の光。それも小さく淡い光しか発しない豆電球だというのに、俺にとってはものすごく眩しく感じられた。

 数分して慣れたのか、白い天井が視界に映し出される。

 いつもと違う景色に少し戸惑ったけど、ここが病院だと想像が付いた。

 まだ頭がズキズキと痛むけど、動けないほどの痛みではないので、少し顔を動かしてみる。

 左側にはテーブルがあり、小さな液晶テレビに、開封されていないミネラルウォーターが置かれていた。

 さすがに身体を動かそうすると痛みが凄いので、身体は動かせない。

 となれば反対側を確認する。

 俺の右手を小さな手が握っている。

 その横には、小さな顔にボブカットの髪があり、ベットに頭を乗せているのを見ると眠っているのであろう。

 あ、今の俺の格好ってどうなっているんだろう。

 動かすと痛みが凄いが、自分の髪の毛を触ってみる。ウィッグが外されて、地毛がそこにあった……

 病院だというのは、わかっている。治療するにもウィッグは邪魔になってしまうのもわかる。

 ウィッグを付けていないまま、雛と接していいのだろうか? 雛にはまだ俺が男であることは言っていない。

 どうする……アイフ……

 いきなりCMが飛び出してくるぐらい焦っていた。

 楓お姉さまはどうして、雛をここに連れてきたんだ。

 面会謝絶にするなど、いくらでも手はあったはずなのに、なにをしたいんだ。

 楓お姉さまの思考はわからないけど、雛が傍に居てくれたのは嬉しかった。だけど、雛が目覚めたとき、雛になんて言われるんだろう。

 思考はネガティブで軽蔑されてしまう想像しか出来ない。

 時計が見当たらないので、今が何時なのかわからない。

 掛け時計がないのなら、置時計があるかもしれないと、頭の上を左手で探ってみると、やっぱりなにか置けるような仕組みになっていて、視界に捕らえられないので、左手を左右に動かすのだが、なにかブロックのようなものに当ってしまい、それが雛の頭を直撃してしまった。


「……痛いのです」


 あまり良い音はしなかったので、怪我はないだろうと思うけど、さて、どうしたものか……

 

「えっと、お……おはよう?」


 どう接していいものかと思うとぎこちない。

 当った箇所がよかったのか、特に痛むような素振りは見せない。


「ごめんね。怪我とかない?」

 

 雛はそんなことを気にせず。

 

「お体のほうは大丈夫でしゅか!?」

 

 そこで噛むのは雛らしくって少し笑ってしまう。


「どうして笑うのですか!?」


「だって雛らしいなって思うとなんだかね」


「もぉー」っと頬を膨らませるのがまた可愛い。もうバレてはいるんだけど、キチンとした説明が必要だよな。

 

「ねぇ、雛……もうわかってると思うけど、俺のほうから説明させてもらっていいかな?」


 沈黙は肯定の証し。

 自然と目と目が見つめ合う。


「俺の名前は立花刹那って言います。妹の幸菜が病気で学院のほうにこれなくなったので、病気が落ち着くまで女装することになりました。えっと……ごめん。

 雛には嘘を吐いてた。だからってことではないけど、もし雛が学院に来るなって言うのなら、俺は雛の前から消えようと思う。」


 それを聞いた雛の顔から涙が溜まっていく。ドンドン大きくなっていき、ダムの崩壊が始まる。

 必死に止めようとゴシゴシ目を擦っても、無常に流れ出していく。

 

「幸菜様……いえ、刹那様、私はあなたと出遭えて嬉しかったのです。他のお姉さま方と違うって……

 本当の私を見てくれるようで嬉しかった。」

 

 すぅっと手が雛の頭に伸びていく。

 優しく頭を撫でてあげる。

 

「だから……私の傍に居て欲しいのです!」

 

 雛が俺の胸に飛び込んでくる。

 俺も受け止めてあげ、頭を撫で続ける。

 今の俺に出来ることってそれぐらいしかないから。

 

「……でよかったです。」


 とても小さな声だったので、なにを言ったのか聞き取れなかったけど、居て欲しいと言われたのが嬉しい。

 

「雛、私の妹になってくれないかな?」


 一度、振られてはしまったけど、これで最後……これでダメだったら雛の良い先輩でいようと思う。

 

「私でいいのですか?」


 胸に押し付けていた顔を俺のほうに向けてくる。

 なにか言ってあげればいいんだろうけど、なにも言わないでおく。

 雛の気持ちが大切だからね。

 俺の胸から身体を除けて、立ち上がる。そしてスカートを両手で持ち上げ


「不束者ですが、幸菜お姉さま……よろしくお願いします」


「こちらこそ、よろしくね」


 俺にもう1人の義妹が出来た。

 気遣いが出来て、とても優しい子で友達思いな子。

 もうこれ以上の大きな騒ぎは、当分いらない。

 

「それでですね。お姉さまとお呼びすればいいのですか? それともお兄さまなのですか?」

 

 学院ではお兄さまはまずいが寮に居るときはどっちでもいいんだけど……。


「雛の好きなほうでいいよ」


 雛がウーン……と考えた結果が


「おねにいさま?」


「あはははははは……」


 なんだそれ。合体しちゃってるよ。


「そんなに笑うことじゃないのですよ!」


 と言いつつも2人して大笑いして、2人して看護士さんに怒られた。深夜2時だったら、怒るよね。









 寮の荷物をまとめる。

 あれから3日が過ぎた。幸菜さんが倒れた後、パトカーのサイレンの音が廃工場に響き渡って、私は怖かった。

 そして、雛子の顔を見るのがもっと怖かった。

 警察官の人達が何人も入ってきて、私達と倒れているカラフル頭の人達を取り囲む。

 あぁ……捕まっちゃうのか。

 私は、それぐらい大きな事をしたと、今になって罪の重さを知る。

 警察官の人、数人が倒れている幸菜さんのほうに急いで駆け寄る。倒れた瞬間にワープでもしたかのようなスピードで抱きしめていた楓お姉さまが説明をしている。

 話を聞いている人と無線で救急車を呼ぶ人と役割分担して、スピーディーな対応。

 なぎさお姉さまはスーツを着てサングラスをかけている刑事さんと思われる人とじゃれている。

 なぎさお姉さまから聞いたことがある。

 お父さまは警視庁の偉い人で、娘に溺愛している親バカと。

 ここに来るときに連絡をしていたんだと思う。それでも普通にここに来ると5時間はかかるのに、ホント親バカの力って凄い。

 それに比べて私の父親と来たら……

 娘がこんな騒ぎを起こしても、送ってくるのは部下のけんだけ。

 そして私の順番が来た。

 警察官の人が手帳を持ってやってくる。

 

「怖い思いをしたね。ちょっとだけお話出来るかな?」

 

 私がこの事件を起こした張本人とも知らないで、よく被害者と話をするように喋れるものだ。

 私がこの事件の主犯格です。

 心で言えても、口にしようとすると、口が開いてくれない。足まで震え出してくる始末で情けない。

 涙まで流れてくる……

 どうなってしまったんだろ。

 私ってこんなに弱い女だったのか? 

 だけど、喋ることが出来ない。

 どれだけ、喋ろうとしても口が開いてくれない。

 いきなり涙を流しだした私を見て、警察官の人は「怖かったね」とポケットからティッシュを1枚取り出し、私の涙を拭ってくれる。

 ホントな情けない……

 これでは示しが、けじめが付けれない。

 

「わ……私が……」


「あの人が私と未来ちゃんを誘拐したのですよ!」


 ――っ!


 雛はへたり込んでいるモヒカン頭を指差して、この人が犯人です。すべてこの人が悪いと言った。

 その瞬間、私は支えを失った。

 なんとか踏ん張っていた足も、ついに朽ち果てたといった感じで、私の身体が床に叩き付けられようとしていた。でもそうならなかった。

 けんが私の身体を支えた。

 支えてくれた、けんの顔を覗き込むと笑顔だった。そして顔でちゃんと雛を見ろ。と指示してくる。

 雛は必死で警察官の人に説明していて、私はいかにも被害者であると説明している。

 知っている。そんな嘘が通用するはずがない。

 今の警察のレベルだったら嘘がすぐにわかってしまう。

 そんなの14歳の私でもわかる。

 モヒカン頭も必死に抵抗して、私を指差しながら警察官の人に噛み付いている。

 私は雛を傷つけたのにどうして、私なんかのために必死になっているのだろう。

 でも嘘は次第に打ち破れて行く。

 順序を追って説明していけば、噛み合わない部分が露呈されていき、最後は叫んでいるだけだった。

 

「けん。もう大丈夫だから放して」

 

 雛子から離れたくない。怖い。誰も助けてくれないのはわかっている。もう終わったんだ。最後ぐらいかっこよく終わらせよう。


「犯人はこいつよ」


 花園生徒会長が幸菜さんを抱えたまま、割り込んでくる。

 警察官の人も「どういうことかな?」といい返してくる。

 

「私が犯人と言えば犯人なのよ」


 なんて強引な人なんだろう。今日のカラスは白いと言えば白いのよ。と言っている。

 だけど、この人はそれを可能にしてしまう。

 

「中村!」


 どこからともなくメイドが現れて、スマホを生徒会長に渡している。すでに電話が繋がっているのか、「私」と一言告げると、後は相槌だけ打って、警察官の方にスマホを渡す。

 受け取ったほうは、声を聞いただけでタジタジになっており、後は生徒会長の独壇場だった。

 嘘が真実へと変えられていく様は、圧巻だった。

 そして力の違いをまざまざと見せつけられた……




 よいしょっと……

 肩にカバンを背負って何も無くなった寮の部屋を見渡してみる。

 うん。すっきりした。

 今の時間だと、寮にいるのは使用人ぐらいか。

 雛子も事件の後、学院に来ているけど、終わればすぐに幸菜さんの病院に向かっている。

 あれから3日経って、雛子とまともにお喋りすらしていない。凛にしても同様で、1度だけ顔を合わせたけど、なにも言えなかったし、言ってもこなかった。

 やっぱりお父さんの会社はもう無理なレベルにまで落ち込んで破産宣告寸前の状態。

 お父さんが殺人をしたというのは、警察の調査の結果、無罪であり、会社の役員も無罪ということがわかった。

 それでも世間には、悪いイメージしか付かず、この先はまったく見えない状態。

 

「忘れ物……ない」


 この寮は中等部から使っていて、色々と思い出が詰まっている。だけど、もうこことはさよならが決まっている。

 いつまで居ても悲しくなるだけだ。

 パタン……

 扉を閉めて、もう1度、肩にかけたカバンの位置を直す。誰もいない廊下が私の罪の大きさを物語っているようで、バカなことをした。と後悔しか出てこない。

 進もう。

 時間はもう戻って来ることはない。

 だったら私は雛子の前から居なくなるしかない。

 罪が消えることはない。

 ゆっくり廊下を進んでいく。

 階段を下りても誰もいない。

 桜は散って、残っているのは緑の葉だけになっている。

 その中を歩いて、警備員さんに部屋の鍵を渡す。

 これで私は此花の生徒ではなくなった。

 もうバスを乗るにもお金が必要になる。

 バスにお金を使うことはできない。

 だったら歩くしかない。

 長く続く下り坂をスポーツバックをパンパンに膨らませて、下っていく。

 誰の見送りもない。

 わかっているのに、寂しい。

 1人が寂しい……。

 でも歩く速度は変えない。

 待っても誰もこないのは知っている。

 とても、急な下り坂に足が痛い。

 だけど進む。

 20分ぐらい歩いてやっと駅に付いた。

 初めて乗る電車にどの切符を買えばいいのかわからない。

 どうしよう……改札を覗いても誰もいない。

 ふと、涙が溢れてきた。

 その場にしゃがみこんで泣きじゃくる私。

 どこかに私の気持ちをぶつけたい……

 誰かに私の気持ちを伝えたい……

 誰かにどうすればいいのか聞きたい……

 誰か私を助けてよーーーーー!


「切符買ってあるから一緒にホームいこっか」




 隠れて1時間は経ったと思う。

 駅の前に隠れるのは至難の業で、自動販売機の横にピッタリ張り付いていないとお尻が出てしまう。

 そんな中、お目当ての少女が大きなスポーツバックを肩にかけて歩いてくるのが見えた。

 歩く速度は遅く、表情はすでに泣きそうになっているのがわかる。

 だけど、その少女から涙が流れることはない。

 意地っ張りだなぁ。

 さて、ここの駅にたどり着くまで、しっかり隠れてないと見つかってしまっては、隠れていた意味がなくなる。

 そして、彼女が来たので、出て行こうとしたけど、切符で悩んでいる様子。俺のほうで買っているので渡してあげる予定だったから、自動販売機の横から姿出したのはいいけど、なんだか様子がおかしい……

 駅員さんに聞こうとしたところまでは、確認して姿を出したのだが、いきなりしゃがみこんで泣き出してしまった。

 やっと、彼女は弱みを見せてくれた。

 だからそっと近づいて

 

「切符買ってあるから一緒にホームいこっか」


 と声をかけてあげた。

 涙で顔はグシャグシャになっていて、見ていられる状態ではなかった。

 俺の顔見て、未来ちゃんが抱きついてくる。

 それを俺は抱きとめてあげる。

 

「ごめんなさい……謝ってもどうにもならないのはわかってる。私がなにをしたのかもわかってる。罪は消えないのもわかってます。だけど寂しいです。1人は寂しいんです……」


 その弱さを最初から見せていれば、こんなことにならなかったのかもしれない。

 20分ほど泣き続けて、落ち着いたのを確認してから、ホームの中に入っていく。俺も入場券を買っていたので一緒に入っていく。


「病院にいなくていいんですか?」


「えっと……なんだか言いにくいんだけど、そんなに重症じゃなくて、今日、退院したんだ」

 

 あの後、頭から血が出ていたけど、縫うほどではなかった。レントゲンを撮っても、特に異常なしと言われ、退院してきた。

 身体が丈夫ってすばらしいね!

 電車来るまでの間、2人でホームに備え付けられている椅子に座って待つことにする。

 今日、未来ちゃんがここを発つと楓お姉さまから聞いた。

 

「最後に聞いてきなさい」


 買収計画のことである。

 俺は別にいいと思っているんだけど、最後は未来ちゃんが決めて欲しかった。

 答えは言わなくてもわかる。


「未来ちゃん……話があるんだけど」


「私にですか?」


「うん。あのさ、楓お姉さまと話はしているんだけど、未来ちゃんのお父さんの会社を楓お姉さまが買収したら、役職なんかはそのままでいいみたいなんだ。それで未来ちゃんからOKが出たら、すぐにでも手続きに入るんだけど、どうかな?」


 俺が必要経費を背負う事は言わない。

 言えば、この子は必ず拒否すると思うから。

 返事はすぐに帰ってきた。


「答えはNOです」


 そうなると思っていた。

 この子は強がりで自分でなんとかしないと気がすまないタイプ。

 

「それ、刹那さんが買収にかかる費用を負担するんでしょ?」


「え? なんでそれ知ってるの?」


 予想外の回答が飛んできて、焦ってしまって口を滑らせてしまった。

 

「刹那さん。花園楓を甘く見ないほうがいいですよ。あの人は残酷で冷徹な人です。」


 小さな手が俺の手を包み込む。

 

「もし私がYESと言えば、あなたが苦しむ。もうそんな失敗を繰り返していけないんです。私は罪人です。罪を背負うのは私だけでいいんです」


 隣に座っている未来ちゃんが頭を預けてくる。


「雛子を妹に出来ましたか?」


「うん。男だってことも言った」

 

「そうですか……」


 その後は無言だった。風で木の葉が擦れる音がホームに響き渡る。そしてホームに電車が来ることを告げるアナウンスが流れる。


「お別れの前に約束してくれる?」


 俺から未来ちゃんへの約束を取り付ける。


「はい。私に出来ることなら」


 2人立ち上がって、電車が来るのを待つ。


「来年、俺はいないと思うけど、此花の推薦枠に挑戦して欲しいんだ。雛はなにも言わないけど未来ちゃんがいなくなって寂しがっている。失敗は頑張り次第ではやり直せると思うんだ。だから約束」

 

 俺は小指を差し出す。


「わかりました」


 小指が結ばれ、2人だけの約束が結ばれる。

 ホームに別れを告げる電車が到着し、指が解かれていく。


「私からも最後に質問です。」


 なぜか笑顔で言われる。

 

「女装して学院にいるのって辛いですか?」


「妹のためならこれぐらい! ね」


 だから笑顔で返事をしてあげる。

 

「それでは、さようなら……」


「来年、妹の後輩として戻って来るの待ってるから、さようならは言わないよ。」


 電車に乗り込む未来ちゃんに言ってあげる。


「またね」 

 

 また会えることを祈ってる。

 雛も本当の幸菜も待ってるから。

 ……がんばれ!


「あ、刹那さんちょっと服にゴミ付いてます」

 

 こっちっと手をちょいちょいと動かす。

 もうすぐ発車するっていうのに……

 すぐに未来ちゃんの横にまで向かう。


「こっちに背中を見せるような形で……」


 指示が多いなぁ。

 指示通りに背中を向けるようにする。


 チュッ


 ほっぺに暖かい感触が一瞬だけして振り返る。

 空気を読んでか、電車はすでにドアを閉めてしまっていた。

 電車の中では未来ちゃんが手を振っていた。だから俺も振り返す。

 そうして、電車は無常にも発車していったのだった。

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