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女神と魔神と……オッサンと!?  作者: もり
第3章 王国内乱編
34/109

episode 6 暗殺

「まさかあなたは本当にあの隻眼の双剣使い……」

「ははっ! まさかだろ」 

「しかし見事なものです。あなたほどの剣士を自分は見たことがありません。一介の傭兵にしておくのは勿体無いですね。どこかに仕官してみてはどうですか。あなたならどこへ行っても通用する」

 

 冷たい風が動き始める。夜の闇を振り払い、空が徐々に青みがかっていく。それにつられて魔獣の群れも、その勢いを失っていった。

 シンメーの剣が最後の一体を貫き、その姿を煙のように変え空気と同化していく。その頃にはへたり込む者、肩を大きく上下に揺らし立ちすくむ者、膝を抱えうつむく者、皆それぞれの体で疲弊していた。よくぞ朝まで持ちこたえたものだ。

 そんな状況を見守る中、リュードと名乗ったトリスメギスティ兵の青年が、物腰柔らかくオレに話しかけてきた。焦った。焦ったが、必死で平静を装う。

 

「とんでもない。オレにはこの傭兵稼業が肌に染み付いているんだ。自分の()ぐらいは(わきま)えなきゃな」

「しかしコートさん、アレンカールの町では(どぶ)さらいや家畜の面倒、赤子の世話までやっているそうじゃないですか。あなたがやるべきことはもっと他にあるのではないかと」

「なんでそのことを知ってる?」

「一応住民のことは調べました。傭兵は一人だけでしかも普段は雑用ばかり、おまけに本人は結局見つからなかったものですからどうしたって話に出てきますよ」

「なるほどな。まあ、そのおかげで何とか食いつないでいってるよ。あの町には感謝だな」

 

 はぐらかされてリュードは口をへの字に曲げた。そして話の方向をオレの持っている二振の剣へと転換する。

 

「時にその二本の剣、特に巨大な水晶のような剣はかなりの業物(わざもの)とお見受けしますが、よろしかったらどういう経緯(いきさつ)で手に入れたのか教えていただけないでしょうか。我々四人とも一応兵士の端くれ、気になっているのですよ」

 

 穏やかな口調は変わらないが、目つきに強い意志が感じられる。不意に複数の視線を感じ周囲を見回すと、その場の全員がオレに注目しているのが分かる。ってかシンメー、アンタもか。ここで、そこいらの露店で買ったと言ったら顰蹙(ひんしゅく)モンだろうな。

 

「両方とも拾ったんだ。魔森の奥でな。それ以前の出処はオレには分からんよ」

 

 ウソは言っていない……。だが視線がキツい……。特にバルザック、あからさまに嫌な顔するのはやめろ。やめてくれ。

 

「信じられませんね……」

「だろうよ。拾ったオレですら森の中にこんなもんが転がっていたなんて思いもよらなかったからな」

【こんなもんがあんなもんでそんな所に落ち葉のようにそこら中にゴロゴロ転がっていたとでも言うのですか。あーそうなのですか】

 

 そこまで言ってないだろ……。

 

「しかしこう言ってはなんですがその剣は目立ちすぎる」

 

 だよね……。

 

「その何と言いますか、確かに逸品だと思うのですが持っていても……」


 リュードという兵士の気遣いが身に染みる。優しい男だ。


「はっきり言って構わんよ。アンタはうすうす感づいているのかも知れないが、おそらくそういうシロモンだ、これは。オレは国を相手取る覚悟なんてこれっぽっちもない。そう長いこと持っているつもりはないし、コイツの方もただの傭兵なんかよりも相応(ふさわ)しい所有者が必要だろ。だがアレンカールがこんな状況だ。そのために今はコイツが必要なんだ。ただそれだけだ」

「…………。すいません……」

【…………】


 リュードは本当にすまなそうに頭を下げる。だが、そんな筋合いはない。この男もそれが仕事であり、立場なのだから。

 オレは男の肩に手を置き、体を起こした。


「オレこそ、すまない。別にアンタを責めてるわけじゃないんだ。アンタいい人だな」

「あなたこそ。こういう形で会わなければよかったと思ってます」


 笑ったオレにリュードも笑顔を返す。


「いやいやこうして助け合えたんだ。そう悪い出会いでもなかったんじゃないか?」

「そうですね。そうかもしれない」

「ところでこれからどうするんだ? オレ達はバルザックのダンナとボレリアス城へ行くつもりなんだが」


 少しの黙考。そしてすぐにリュードは口を開いた。


「森を抜けるまでお伴させてくれないでしょうか」

「ダンナ、だそうだ。どうだい」

 

 オレは大声でバルザックに声をかけた。彼は予想通り、そっぽを向いて口を尖らせる。そして面白くなさそうに口を開いた。

 

「フン! 好きにしろ」

「感謝します」

 

 リュードは再び深々とお辞儀をした。残りのトリスメギスティ兵もそれに倣う。

 

【ウソツキ】

 

 急にクテシフォンの声が聞こえる。心臓に悪いから急に大きい声はやめてね。嘘をついたつもりは毛頭ない。何のことを言っているのか分かりませんが……。

 

【言わないとわからないのですか。マスターはこの国くらい平気で相手取るつもりなのですよね?】

「そんな大逸(だいそ)れたことするわけ無いだろ」

【今の今まで一国相手にどう立ち振る舞うか考えていたのではないのですか。ニースのために】

「ははは……」

 

 これじゃあ、いかがわしい本一冊隠すことすらままならない。もう勘弁してくださひ。

 


 ───────────────────────────────────

 

 

 一方アレンカールではカムランから極秘に手渡された手紙を、ヤーンが読み終えたところだった。ヤーンは拘禁されていたカムランと、あの手この手を尽くして連絡を取ろうとしていたのである。それがやっと実を結んだ結果だった。

 

「嫌に湿気(しけ)た面してんじゃないか。何が書いてあったんだ」

 

 声は自警団員のカイジョーのものだ。

 

「ボクも教えてくれないかい」

 

 そしてもう一人、この場にはカイム姿もあった。カイムはクーロンと別れて(のち)、指示通りヤーンの許を尋ねた。そして以来ヤーンと行動を共にしているのである。

 

「読んでみたらいいよ」

 

 そう言い手紙をカイジョーに手渡す。手紙を読み進めていくうちに、カイジョーはみるみる眉間に皺が寄ってきた。そして何度も何度も読み返した。

 

「信じられんな、こんな話」

 

 手紙には、ニースは人間ではなく人知を超えた存在であること、そしてニースを自分の手元に置いたことで、町の人々に多大な迷惑をかけたことに対する謝罪が書かれてあった。

 

「カイムはこのことを知っていたのかい?」

「まあねぇ」

 

 ヤーンの問いかけに、カイジョーから手渡された手紙に目線を向けたま、簡潔に答える。

 

「君もその手紙に書かれているような、人知を超えた存在と理解していいのかな」

「そうだねぇ。まあ、そんなようなものだと思ってくれればいいよ。人知を超えたは大げさだけどねぇ」

 

 カイジョーが目を丸くしてカイムを見た。それとは対照的にヤーンは目を閉じ何か考え事をしているようだった。そしてゆっくり目を開けて再度カイムに問いかける。

 

「何で自分達に協力しているのか教えてもらってもいいかい?」

「キミは驚かないんだねぇ」


 はぐらかすようなカイムの口調にカイジョーは警戒をあらわにする。しかしヤーンの穏やかな口調は、崩れることはなかった。


「充分驚いているよ」

「そのようには見えないけどねぇ。ボクが協力している理由はニースを助けるためかな」

「ニースを助けるってことは彼女は生きているってことなんだね」

「まあねぇ、生きてるよ」


 会話が止まる。三人とも呼吸すらしていないかのように、動きを止めていた。しばらくして、カイジョーが腰を大きく(かが)めた。衣の擦れる音にヤーンの声が重なる。


「なるほどね」


 ヤーンはゆっくり言葉を続ける。


「どうしたらニースを助けられると思う?」

「一番手っ取り早いのはボクがニースを捕まえた人達を全員やっつけてしまえばいいんだけどねぇ」

 

 ヤーンはここでごくりとツバを飲んだ。汗で手がじっとりとしているのを感じる。

 

「だけどねぇ、それはあのオッサンに止められているんだ。いろいろ穏便に済ませたいみたいだねぇ。だからキミに協力するのが一番なのさ」

「そうか、コートのダンナがね。彼らしいよ。なら頼みたいことがあるのだけどいいかな?」

「内容によるよねぇ」

「秘密裏にヘルマエ様の護衛をお願いしたい。ニースを捕まえた今、トリスメギスティ軍は表向きここに駐留する理由がないんだよ。だけど一向に出発する気配がない。何事もなければいいけど、ひょっとしたらまたこの町に難癖つけようとしてるかも知れないんだ。ヘルマエ様にもしものことがあったら大義名分を与えてしまうからね。いいかな?」

「いいけどねぇ、だけどもし暗殺者が来たらどうすればいいんだい?」

「そうだね、たぶん来るだろうね。一人で対処できるのならそうして欲しい。手に余るその時は、アミルカンを抱き込んだらいいかもしれないね。君は命の恩人だし彼は情に厚そうだ。何とか話になるんじゃないかな。トリスメギスティ側としては、ボレリアス卿に対して後ろめたいことをしたくないと思うしね」

 

 ここでカイジョーが話に割り込んできた。

 

「だけどよお、最初からボレリアス卿に因縁をふっかけるつもりってこともあるんじゃねえか?」

「そうかもね。だけどその場合、最初にヘルマエ様をどうにかすると思うよ。そしてアレンカールの誰かのせいに仕立てる。自作自演……だよね。だけど今のところ何も事を起こしてはいない。それに向こうも、それ程計画的に事を運んでるわけではないような気がするんだよ。どこからどう見ても、兵士の編成は出鱈目、指示系統もしっかりしてないな。それにニースを捕まえたとき自領に帰ると高々と宣言しておきながら、未だこうして駐留しているからね。そもそも三百五十人程度でここに来るなんて兵数としては中途半端すぎるんだよ。ニースを捕まえるだけならもっと少なくていい。逆に占領する気ならこの兵数じゃ保たないよ。率いているのは、それほど軍事に明るい人ではないのかも知れないね」

「なるほどな。よくわかんねえや。わははは!」


 カイジョーは今までの雰囲気を払拭するかのように、豪快に笑う。ひとしきり笑うと、またヤーンに問い詰めた。


「でもよ、そう簡単にヘルマエの野郎に接近できるのか?」

「多分大丈夫だろうね。自分なら警備の兵は置かないかな。そうして民衆が逆恨みして、おかしな行動を起こしてくれるのを待つよ」

「そう考えるとあのボンボンも可哀想な奴なのかもしれないな」

「ははは。まったくだね。とにかく今は何も起こらないほうがいいんだ。コートのダンナがボレリアス卿に話をつけてくれる。行動を起こすならそれからさ」


 そうして、ヤーンは再びテーブルに視線を置いた。


「コートのオッサンも万能じゃないだろ? 大丈夫かなぁ」

 

 カイムは試すような口ぶりでこう言った。何やら楽しげな表情を見せている。

 

「たぶん大丈夫だよ」

「何故かなぁ。理由でもあるのかい?」

「理由なんて無いよ。でも大丈夫だよ、きっと」

「はははは。同感だねぇ」

 

 ───────────────────────────────────

 

 そしてその夜カイムは、町の病院でヘルマエの護衛をしているアミルカンの許へと向かった。なんともお人好しなことだねぇ、と自分で自分を皮肉る。


 病院はいつも以上にひっそりとしていた。だがいつもの様子を知らないカイムはそのことに気が付かない。がしかし、さすがは魔神ということだろう。不穏な空気を感じ取る。

 自らの気配を完全に消し、気づかれないように病院の屋根へと飛び乗り、颯爽と二階の窓から侵入する。音はおろか空気の揺らぎすら起こさない。そのまま、そうっとヘルマエの病室に向かう。

 病室の前に着くとそこには床に倒れているアミルカンと、彼を取り囲むように三人の男が立っていた。

 

「さあ、ヘルマエをお殺りなさい」

 

 芝居じみた声が聞こえる。見ると黒装束に身を包んだ男が二人と灰色のローブを纏った男が一人、うつ伏せで倒れている銀鎧の男を、取り囲むように立っていた。声の主は灰色のローブの男のもので間違いはないだろう。魔術師か。丁度いいねぇ。カイムは心の中でつぶやく。

 そして、強い『負の感情』を三人の男に投げかけた。黒装束の男二人が倒れ込む。一人はうつ伏せに倒れ泡を吹き、失神してしまった。もう一人は頭を抱え涙を流しながら(うずくま)っていた。

 

「誰です! 出てきなさい」

 

 下品な丁寧語に少し気を悪くするも、カイムはいつもの鷹揚な態度を保ちつつ、ゆっくり姿を現した。

 

「こんばんは。さすがは魔術師の端くれ。上手く躱すねぇ」

 

 魔術師は己の危険を感じていた。まったく余裕がなかったのだ。部下の黒装束の様子を見て、とっさに術を組み躱した。が、簡単に躱しきれるものではなかった。それが証拠に、精神に少なくない負荷を負ってしまっている。しかし、それを悟られまいと何事もなかったかのように口を開いた。

 

「誰だと聞いているのですよ。名告(なの)らなければ死にますよ」

「怖いこと言うねぇ。ボクはカイム。魔神だよ」

(たわ)けたことを。もう一度聞く。誰だと言っているのです」

 

 カイムはわざとらしく大きくため息を漏らし挑発した。

 

「下手くそな時間稼ぎはもういいよ。そう言いながら術式を組んでいるんだよねぇ、キミ。待っているからさ早くしてよ」

「くっ!」

 

 目の前の茶色のコートの男に余裕を持った表情で見下され、魔術師の男は口惜しさに思わず小さな声を漏らした。行動が読まれていた。しかし魔術の行使、それ以外にこの場をどうにかする方法が思いつかない。この男は魔術を舐めてかかっているのかも知れない。そう自分に思いこませ術式を組み上げていく。

 だが、先ほど負った精神的苦痛のおかげで、その構築速度は遅々たるものだった。カイムは腰に手を当て口角を上げながら黙ってその様子を眺めている。

 程なくしてカイムに向けた両手の先に魔法陣が浮かび上がった。その中心から紫色の鋭利な槍のような光が浮かび上がり、先端がカイムへと向く。

 

「光の矢か。それをボクに飛ばすだけかい? もうちょっと工夫したほうがいいと思うけどねぇ」

 

 カイムは不敵な笑いを崩さずに告げた。その矢先、魔法陣がところどころ破綻していく。魔術師の男は魔法陣の再構築を図っているが、崩壊する速度に追いつけない。

 

「そうやって、これみよがしに素直な魔法陣を見せつけられたらねぇ、そりゃあ何してるか解っちゃうよ。このまま魔力を流し続けると、自分にも危害が及んでくるよ」

 

 光の矢がその形を保てず不安定に明滅している。魔術師の男は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、自ら魔法陣を解いた。そして(ふところ)に右手を忍ばせる。カイムはその仕草を見逃さなかった。ふわっと翻し、一瞬で距離を詰める。そして魔術師の男の右手首を掴み、その懐から引き抜いた。

 その手には深く赤い宝玉のついたペンダントが握られていた。

 

「瘴気を封じた魔具なんか取り出して、一帯を魔獣だらけにするつもりかい。乱暴だねぇ。乱暴でガサツだよ。ヘルマエを暗殺して、そこの倒れている兵士に全部押し付ける気だったんだよねぇ。魔獣なんか出したら全て水の泡じゃないか」

 

 カイムは宝玉を自分の手の中に収め握った。すると深紅の宝玉はその色が失われ、砂のように粉々に崩れ落ちていった。

 

「貴様、何者です?」

 

 魔術師の男は、今度は本心から問い質した。

 

「だから言っているだろ。ボク、一応魔神だよ」

「何を証拠に。そもそも魔神は封印されているはずです」

「別に信じなくていいけどねぇ」

 

 カイムは魔術師の男のこめかみを鷲掴みにし『負の感情』を流し込む。魔術師の男はビクンと体を跳ね、そのまま(ひざまず)いた。

 

「今度はこっちが質問するよ。ちゃんと答えてねぇ。キミ達の目的は何だい?」

「…………」

 

 魔術師の男は無言を貫く。その直後またも体が跳ね気絶した。カイムは頭を壁に叩きつけ、文字通り叩き起こすと再度同じ質問を続けた。

 

「キミ達の目的は何かな?」

「…………。女神の捕獲……」

 

 精神の衰弱が激しい。魔術師の男は、今度はスムーズとは言えないものの口を割り始めた。

 

「どうして女神を捕獲するんだい?」

「…………。魔神の復活……」

「そんなもの復活させて何をするんだい?」

「魔神を支配下に……。そして世界を征服……」

「どうやって魔神を支配下に収めるのかな?」

「…………。術式があります……」

「見せてよ」

「…………。知りません……」


 たどたどしい押し問答が続く。

 カイムは人間の欲深さそして浅はかさに苦笑いを浮かべる。あんなものを復活させたところで人間の手に負えるとは思えなかったからだ。

 ふうっと溜息にも似た一息をつく。そして、更に尋問を続けた。

 

「魔族との関わりはあるの?」

「あります。魔神の話は魔族から(もたら)されました」


 男は吹っ切れたのか、抵抗を諦めたのか、やや返答が滑らかになっていた。


「なるほどね。じゃあトリスメギスティ家はどこまで知っているのかなぁ? そして何をするつもりなのかい?」

「女神の捕獲……。そして王政に食い込む……」

「女神を山車(だし)に担ぎあげて、地位をもぎ取るってことなんだねぇ。ダメだよキミ達。主人を騙しちゃ」

「…………」

「じゃあ最後の質問にしようか。キミが口を割ったことが知れたらどうなるの?」

「粛清……」


 カイムが自分の顔を男の顔に近づける。二人の表情は、明暗見事なコントラストを形成していた。


「なら内緒にしておこうよ。その方がお互い都合がいいからねぇ。今日のことは、アミルカンの抵抗にあったってことにすればいいよ。上手くやってねぇ。あと変なことをしでかしたら、色んな意味でバラしちゃうからそのつもりでねぇ。じゃあまたね」

 

 そしてカイムは、今度は玄関から堂々病院を後にした。

 カイムは思った。このタイミングでニースに出会ったことは運がいい。上手くいけば自身の器が戻ってくると。

 

「やっぱりボク一人じゃ手が足りないかもしれないな。どうやってオッサンを引き込もうか……。う〜ん」

 

 悩みながら今の話をどこまでヤーンに話したらいいものか考えていた。

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