4.さあ、やってみよう!
カガミン最高!!ボッチな私の唯一の話し相手になってくれる!
「カガミン!私のステータスを見せて」
早速やってみた!鏡にうつる自分の姿に字が浮かぶ
ラヴィリス
種族: スプライト(妖精上位種)
所属: 地の女神セルリス直系眷属
LV:1 HP:13 MP:1250
力: 1 魔力:1125 体力: 3 知力: 70 速さ: 52 運: 105
スキル:
大地属性魔法、 神樹魔法、花魔法、治癒魔法、
薬聖、錬金術、毒吸収、地精吸収、従僕魔法
飛行能力、隠蔽能力、阻害能力
うぅ、なんか滅茶苦茶に偏ったステータスだ、強いのか弱いのか判断が難しいぞ。 とりあえず色々検証してみよう。
「カガミン、ここって安全なの?」
(ハイ、ココは完全聖域ですので安全でス。ただし不干渉域のため魔法は使用不可能デス)
それならここを拠点に周辺で色々やってみよう。
「・・・ねえ、カガミン。アレってどう見てもヤバい奴じゃないか?」
(ハイ、ラヴィリス様と比較し、相手からしたらゴミ屑以下です)
私はゴミ屑以下ですか・・・まぁ、相手はどう見ても地球で知らない人がいないくらい超有名人ですからね!映画にも出演しているし、さほど詳しくない私でも知ってるくらいですから!
一応、解析してみましょう。
スーパーティラノ
種族:ティラノサウルス(超竜)
LV:1○* HP:*○520 MP:*1☆
力:*02☆1 魔力:*2 体力:○9*63 知力:○3
速さ:**21 運:63*
スキル:解析不可
うん、ありえない強さだよ!スーパーがついているくらい強いよ!数字が何か文字化けしている位強いよ!
なんでこんなのが普通に歩いてるのさ!一歩も外に出れないじゃん!なんだよコレ!もう詰んでるよ!
(警告!!先程の解析により気付かれたようです!)
「えぇ!!それだけで気付かれるの!?」
(イイエ、阻害能力の可能性があります!)
「私も持ってたよね、ソレ!!」
(勝手に鑑定や解析されるのを防ぐスキルです!ソレにより相手は解析された事に気づくことが可能です)
おぉい、そういうのは先に言ってください!!
(大至急聖域に逃げることを推奨しマス)
私は逃げた!飛行能力っていいよね、光の羽根が出てきてとても綺麗だよ、
(現実に戻って来てください!もっと速く飛んで下さい!)
ありえないよね〜地球で絶滅した恐竜って火の玉を吐いたのかな?まさかね、ティラノサウルスはそんなことしないよね。
私、信じてるから!
(上空へ回避!次の火炎弾がきます!滑空して下さい!!)
ヘェ〜あれは火炎弾っていうんだ〜いつか私にも使えるかな?
(いい加減にして下さい!)
ゴキッ!!
まさか、鏡に殴られるとは。
どうやって殴ったのだろう?気になる。そうだ、検証するには生き延びなきゃ!
きっと私は音速の壁を超えたはずだ!なんとか聖域まで逃げ延びたよ。
(MP負担増で速く飛行できるようです、あと音速の壁は越えてません、時速に変換して50キロ程出ていたようです)
うん、憎らしいくらい冷静ですね、ちょっとくらいおまけしてくれてもいいのに。確認しておこう、あのスピードで数分飛行するとMPはどれだけ減ってるんだろう・・・
HP:8/13 MP:451/1250
うわーかなり消費したよ、んっ?カガミンに殴られてHPが5減ってるよ、どんな虚弱だよ!!
「カガミン、あの時どうやって私を殴ったの?」
(ハイ、やってみましょう)
ゴッ!!
「うぅ!」
まさかこんなふうに鏡を持っている私の右手を強引に動かして殴るなんて、けっこうな力技だった。
(警告!生命の危機!すぐに治癒魔法を!)
アンタのせいだよ!えーと治癒魔法は・・・
うん?発動しないよ?やり方間違えたかな。
(あっ!うっかり!!聖域では不干渉ですので魔法の使用不可能デシタ)
「この、ポンコツがぁー」
はい、出会って数時間で私達は険悪な仲になってしまいました。




