ライブ配信シーン23
カルマ達のピンチに現れるクロノ!
だが…。
カルマとサキノにトルネルに雇われる傭兵が襲いかかる。
これは多勢に無勢だ、あっという間に二人は銃を持つ傭兵に取り囲まれる。
「あーっはっはっは!これが金の力だ!お前達!大人しくするのだ…少しは血を流したがまだまだエンティはこれからだ!そして…今に外のブルーノもじきに戻ってくるだろう…。」
すると玄関の扉がギギーっと音を立て開いていく。
そこへ足音を立て中に入ってくる姿が…。
その姿は…。
フラりと入ってきたその姿は、あのブルーノだった。
ブルーノは中へとフラフラと歩き出す。
コツ…コツ…とブルーノは一歩一歩…こちらへ向かってくる。
「おお!ブルーノよ!良くぞやってくれた…報奨金をもっと…」
トルネルはそう言うと言葉が途切れる。
その瞬間…ブルーノは気を失いバタリと倒れてしまう。
ドサッ!!
「ブルーノ!!??」
トルネルの叫びが屋敷内にこだまする。
すると玄関から声が聞こえる。
「ふぅ…待たせたな…わりぃわりぃ!」
「クロノ!!」
「お兄ちゃん!!」
俺を呼ぶカルマとサキノ。
どうやら二人共…無事だったようだ。
だが緊迫した状況には変わりはないようだ。
トルネルは俺に向かい叫び出す。
「おのれ小僧!ワシの庸人ブルーノを……だが…この状況…貴様に勝ち目などないわ!」
トルネルがそう叫ぶと傭兵達はカルマとサキノに銃をあてがう。
「へぇ…お前トルネルって言ったよな…俺をここまで怒らせる奴って中々いないんだぜ…。」
すると俺の中で何かと繋がった気がした。
そして…リスナーのコメントが流れてくる。
『クロノ!カルマちゃん達が危ないぞ!』
『そうよ!ただ暴れるだけじゃヤバいわ!』
(わーってるよ…だけどこいつは今までで一番許せねぇ。)
すると俺の頭の中にアイツからの言葉が流れてくる。
(おい…お前……また俺の力を使う気か…?)
(ああ…アイツは許せねぇ……。)
(…言っておくが……お前はまだ俺を使う闘気が足りてないぜ。)
(!?それはどういう事だ?)
(お前が今現在俺の力を使おうとすると一日一度位しか使えない…よって…。)
(なにっ!?俺に力が今足りないって事か!?)
すると俺の中に奴の力は戻ってこなくなってしまったんだ。
(くそっ!さっきのブルーノとの戦いで力を使いすぎたか……。)
俺の頭にさっきの戦いが思い出されたのだ…。
◇
◇
◇
先刻…。
「あーっはっはっは!このブルーノ様の『キラーステルス』はお前を切り刻むまでこの攻撃は止まらねぇぞ!!」
奴、ブルーノは俺に猛攻撃を仕掛けてくる。
俺は攻撃を交わしながら様子を伺う。
そして俺はブルーノを見据え…刀の柄を握る。
「何だそりゃ?それがお前の『魔神具』か?」
「ああ…俺の魔神は強すぎて特殊なんでね。」
俺の言葉にブルーノは笑みを浮かべ笑い出す。
「くくっ…笑わせるな!そんな柄しかねぇ武器が魔神具だと!?」
「何がおかしい…」
俺の言葉にスチャッと音を立てながらキラリと光るナイフを取り出すブルーノ。
「本物の魔神具ってのはこういうのを言うんだよ…てめぇの刃のねぇ柄なんて武器なんて呼ばねぇんだよ!!」
ブルーノのナイフは再び光り出す!
「いいか…これが本当の強さを持つ力だ…この力があれば世界で好き勝手に生きれるんだ!俺は今まで沢山の奴をやってきたが捕まったとしてもこうして出てきて暴れる事ができる!!これがこの世界…力かこそが全ての世界だ!!」
ブルーノのその狂気に満ちた表情に俺は虫唾が走る。
「犯罪者ブルーノ…これまで大量虐殺と沢山の犯罪を犯してきたお前は…法を汚い手でかいくぐり出てきてはまた人を殺めて…恐怖に陥れてきたみてぇだな…俺は聖人でもなんでも無い…だから綺麗事ばかりを言う訳じゃねぇ…でもな…俺はお前を敵としか思えねぇ!」
「ふん…なら……俺をどうにかしてみやがれ!『キラーステルス』!!」
その時…俺の中で何かが弾けた気がしたんだ。
俺の中で何かが燃え上がる闘気が溢れ出す!
柄を構えると柄から炎が吹き出してくる!!
「死ねぇぇぇーーーっ!!!」
「終わりだ…ブルーノ。」
『炎竜封殺』
◇
◇
◇
そしてブルーノは炎に巻かれ焼き尽くされボロボロになったんだ。
(あいつ…あれでよく歩けてたけどな…いや…今はそれどこじゃねぇな…どうする。)
俺は改めて自分の力の回復を考えるが柄を握り念じてみるが…シンっと…何も起こる様子も無い。
「くそっ!どうする!?このままじゃアイツらがヤバい…。」
「なんじゃ?さっきまでの威勢はどうした小僧…。」
トルネルはこちらに笑みを浮かべながら挑発してくる。
「今に…」
「何じゃ?いいんじゃぞ…お主はどうせ…何も出来ん…よし!お前ら二人は今日からワシのメイドとして使ってやろう…そして小僧お前は…死ね…。」
「そうは…させるかあーーーーーっ!!」
その時…俺の中で何かが弾ける。
◇
◇
◇
力を使い切り魔神の力を使えなくなってしまったクロノ!
そしてカルマ達の運命は!?
次話をお楽しみに!!




