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勇者と魔王が結婚するハッピーエンドのその後はめんどくさい  作者: 名古屋 大八
王子というのはめんどくさい -婚約者編-
22/23

番外編 末っ子2人による工房見学

Q 筆が進まないが更新はしたいどうすれば?

A 番外編を更新すればいい


ということで番外編です。主役は出番が少ないゼクスとズウィーカです。

「ズウィーカこっちです」

「うん、ゼクスお兄ちゃん」


 アーサリオン家、末っ子のゼクスとズウィーカはアーサリオン城を走っていた。目的地はというとライアの工房である。13回目の爆発事故の後、改修された工房の話を聞いて2人は興味津々なのだ。


 ライアの工房は以前は、城の中にあったのだが、度重なる爆発により城から追い出され中庭に移った。

 その後度重なる爆発とその後の改修の度に工房はより立派になっていき、今回は一軒家並の大きさになった。


「ライアお姉様」

「ライアお姉ちゃん」


 2人がそう言って工房に入ると、

「ゼクスにズーちゃんじゃん、遊びに来たの?」

 と作業着のライアが現れた。


「はい」

「うん」

「見てって、みてって」


 そう言ってライアは、工房内を2人に案内した。


 ■■■


「お姉様!これなんですか?」

「それは、扇風機だね」

「扇風機?」

「うん、そこのスイッチを押してみて」

「あぁぁぁ、風がでてきましたよ!」

「ゼクスお兄ちゃん、こえがへんだよ」

「本当だね」

「ズウィーカもやる!」

「いいよ」

「ズウィーカだよ、あはは。へんだへんだ!」


 ■■■


「ライアお姉ちゃん、これは?」

「これはカメラだね」

「かめら?」

「かめら?僕も聞いたことないです」

「それじゃあ、2人とも横にならんで」

「うん」

「はい」

「はいチーズ!」

 パシャリ

「光りましたよ、ライアお姉様!」

「ピカってしてビックリしたの!」

「じゃじゃーん」

「なんですか、この紙は?」

「写真だよ」

「うわぁ、僕とズウィーカがいます」

「ほんとだライアお姉ちゃんすごい!」


 ■■■


「ライアお姉様、あそこの階段動いてますよ!」

「あぁ、エスカレーターをつけてみたんだよ」

「乗ってみる?」

「いいんですか?」

「うん、減るもんじゃないし」

「なんか、怖いけど面白いですね」

「でしょ」


 ■■■


「そう言えば、2人とも喉乾いた?」

「はい」

「うん」

「何か飲みたいものある?」

「僕は、暖かい紅茶が飲みたいです」

「ズウィーカはね、冷たい牛乳が飲みたい」

「それじゃあ、ゼクスにはこれ」

「なんか四角いのから、お湯が出てきた!」

「これは、ポットていうんだよ」

「ズーちゃんには、これ」

「ズウィーカこれ知ってるよ、フィーアお姉ちゃんのとこにあるれいぞうこてやつでしょ」

「せいかーい!お見事!」


 ■■■


「お姉ちゃん、このスイッチ何?」

「あぁ、それは爆発スイッチだよ」

「ばくは」

「スイッチですか」

「うん、押したら工房が跡形もなくなる」

「「ひぃー」」


 ■■■


 2人は大急ぎで工房から出ていったようだ。末っ子2人に逃げられてショックを受けたライアは2人が安全な所まで行ったのを確認して、爆破スイッチを押した。

 爆発オチなんてさいてーとゼクスとズウィーカは思ったが、自分達の姉はそういう人だと言うことを思い出したので静かに爆発を見ていた。

本編はもう少し待ってください

もしかしたら番外編もう1回くらいするかも

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