表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者と魔王が結婚するハッピーエンドのその後はめんどくさい  作者: 名古屋 大八
王子というのはめんどくさい -婚約者編-
12/23

introduction

 婚約者との初顔合わせは、旧魔王軍が作った3つの空中要塞の1つ、第一空中離宮ユピテルにて行われる。こう言ってみるととても立派な要塞のように聞こえるが、戦争終結後の両親の意味不明な改装により二階建ての家と庭があるだけになってしまい結構こじんまりしてる。


 中に入るには、王が管理する、それぞれ3つずつある鍵でしか入れない。いかなる魔法や物理的な侵入を許さないことから、機密性の高い情報のやり取りには、もってこいで他国との対談やその他密会などで用いられる。


 そんな空中離宮が用いられるという事から、異国の姫が婚約者なのではとか思いちょっとドキドキしてきた。


 そんな事を思いながらタキシードに身を包み父の部屋に向かった。今回、空中離宮に行くのは、俺、父、ロゼッタさんに俺のお付としてペテロを加えての4人だ。


「よう、アインさっさと行くぞ」


 と父の部屋に着くと、父は鍵を掲げ鍵の中に入ってる空間魔法を発動させ俺達は、ユピテルに移動した。

 ユピテルに着くと青い空に気持ちよく吹く風と手入れが行き届いた一面緑の芝でできた庭の組み合わせがとても綺麗だった。


 庭からユピテルにある唯一の建物、ユピテル邸の中に移動すると


「ソル様、アイン様。それに従者の御二方、ようこそ第一空中離宮ユピテルへ」


 と迎えに来てくれたのは、中年の魔族の男性。彼は第1空中離宮ユピテル管理者ジウスだ。離宮は、昔の母直属部隊の人達がそれぞれ管理人をしている。ジウスもかつての戦いでは、迅雷のジウスとして有名だったらしい。


「ゼクスも御苦労」

「いえ、大したことではございません。もう、皆様お揃いですので応接室にどうぞ」

「分かった」



 俺達は応接室の中に入った。


「すまない、待たせてしまって」


 と父が入った後俺が入ると。


「へー、これが私の婚約者なのね。とんだちんちくりんね」


「ひぃー、第一王子様が私の婚約者なんですかー!」


 2人の少女がいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ