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16.勇者の条件

「ふ、ざけんなぁ!」


 思いがけず思いを伝え合ってしまって、ついつい今の状況を忘れていた私達に、掠れた怒声が届く。視線を向ければ、そこには一人バンダナ? をした男が血走った目を向けていた。まだ動き出していない他の人達との服装の違いを見ると、この人はこのメンバーのリーダー的存在なんだろう。何か知らないけど瀕死な状態だけど。


「テメェ、一体何を、しやがった! さっきの、黒いのは何だ! 魔法、は、オレ達には、ぐっ」


 テオをまっすぐに睨みながら怒り狂う彼に、何となくだけど言いたいことを理解する。確か彼等はムク族だったはず。

 ムク族……その種族はこの国の民ではない。むしろ、というより、国籍を持たない種族だ。というのも、人には基本魔法が使えなくても魔力は持っている。それはどんな生物でも共通していることなのだけど、ムク族だけは生まれ持った魔力を持たない性質がある。更に、彼等は人より濃い肌と暗い髪色が多く、他との違いが明らかだ。人は、自分達と違うものを忌避する傾向にある。特に魔力を持たないので、彼等の中で魔法使いは生まれない。それもあり、更に孤立していったムク族は、どの国にも属さない……いや、属せなかった。

 そんな彼等は色白の人種を極端に憎んでいる。まあ、迫害されたんだから当たり前だ。しかも、魔力を持たず生まれた性質なのかわからないけど、魔法に対する耐性が異様に強いらしい。それがどの程度かは知らない。ムク族についてはそれこそ歴史の書物に少しだけ出てくる程度の情報しかないからだ。


「あれが何なのかなんて、オレにだってわかんねーよ。そもそもオレの属性は風と火だろ? あれ、まず魔法か?」


 すんごい形相で睨みつけられているのに平然とした顔で思案するテオに、私は未だ抱き締められたままだ。相手はまだ瀕死だし、他に攻撃を仕掛けてくる人はいなそうなので、私もそのままで考える。


「魔法とは、ちょっと違う気がする。でも、確かにあれは魔力を帯びていたと思う。その効果もよくわからないけど、あれが発動した切っ掛けってなんなの?」


「まあ、きっかけはそりゃあ、ティナが死にそうだって聞いたからだと思うけど、そもそもオレはその変なの出した記憶ねーからな」


「感情で発動するっていう点を考えると、聖女が使う浄化の力に似てる気がする」


 それがどんな感情でっていうのははっきりわからないけど、何かを使うっていうイメージではなく、感情が引き金になって出てきたなら、魔法より聖女の力寄りだ。


『何だよ、お前ら。聖女の力は理解しているのに勇者の力はわかってねぇんだな』


 唐突に頭上から声がして驚く。見上げれば、ずっとそこにいたのか、風の大精霊が頭の後ろで手を組んでふよふよと漂っていた。


「勇者の力? 勇者は基本、聖女様が指名する騎士の役割としか我々は思っていません。勇者にも、聖女様と同じような何かがあるということですか?」


 気を遣ってか、離れていたはずのセイリム様がマリー達と一緒にいつの間にか傍らにいた。風の大精霊を見上げて、問いかける。その質問に大袈裟に肩を竦めた風の大精霊は、ゆっくりと高度を下げて私を見た。


『信じたくねーけど、そいつ、やっぱり聖女なのか? そんな気持ちワリーのに』


「残念なことにその通りですよ。地の大精霊様のところにももう寄ってきた後です。もし、会話ができるのでしたら、後日確認してみてください」


『! あいつのところにもう行ってたのか。まあ、あいつが認めたんなら、オレ様も認めてやる!』


 ドヤっと小さな体の胸を張るその姿はただの子供だ。大精霊だからまあ上から目線なのは仕方ないと思おう。


『で、勇者の力を知らねーんだっけ? そもそも、聖女っていうのは、女神マナリスの愛し子の内の一人。その中でも最も寵愛された存在で、女神マナリスが必要に応じて女神の力の一部を分け与えた存在だってのは知ってるか?』


 え、今すごい簡単にすごい情報流れてきたけど。


「つまり、女神マナリスの愛し子自体は、複数いるってこと?」


『当たり前だろ。こんだけ無数に人間がいるのに一人だけしか女神が好きにならないなんてあるわけないだろ。それに、女だけじゃない。男だって女神マナリスの寵愛を得られる。だけど、聖女の力は女だけだ』


「それはどうして?」


『女神が女だからだ』


 なるほど、簡潔かつ分かりやすい。つまり、聖女の力は女神の力の一部で、それを分け与えるのに必要な条件に女神の寵愛が一番強く、かつ女性でなければ無理だったから、ってことか。だから、聖女としては一人しかいない。


「てことは、やっぱり今回二人いるのは異常な事態なんじゃない?」


『はぁ? 二人? じゃあ、やっぱりお前偽物なんじゃねーの?』


 まあ、そう思うよね。私も否定はできないんだけど。そもそも、聖女の証である力が使えるんだからしょうがない。


「偽物っていうけど、じゃあ、ティナは女神の愛し子じゃねーの?」


『いやー、それは、まあ、愛し子な感じがするけど』


「……地の大精霊もティーナが聖女であることは認めてくださっていた。ということは、今回二人いることは異常でも、間違いではないはずだ」


『まあ、いいや。話が逸れたな。んで、勇者だけど、役割はお前らが思ってる通りで間違ってねーよ。基本勇者は聖女を護るための存在だ。だけど、誰でもいいわけじゃねー。それに、勇者を選ぶのは聖女って訳でもねー』


 これは予想外で全員が目を丸くして顔を見合わせる。そういえば、あのバディ決めの際に使われた魔道具は結局何を根拠に作られたのか、私達は知らないままだ。聖女と同じように、何かしら勇者にも素質や資格があって、それが元になり魔道具で判明された。それならば、聖女が選んだ相手というのは確かに違うだろう。

 何か根拠になるものがあるとは思っていたけど、あの魔道具は貴族達の理不尽を躱すための建前みたいなものだと勝手に思っていたからそこまで深く考えていなかった。


『聖女は女神マナリスの愛し子であり、生きた女神と言える。一部とはいえ、生身の人間が女神の力を行使できるんだからな。だからこそ、女神を護るための存在が必要だった。女神を護る存在……お前ならわかるか?』


 風の大精霊はセイリム様に視線を送って問いかける。この中で一番神々の世界に詳しい存在だと彼は気付いているのだろう。


「そうですね、あまり詳しい伝承はありませんが、確か女神マナリス様には、忠実なる護衛天使がついていると聞いたことはあります。本来、神に危害を加えられる存在はいませんが、人を愛するあまり、下界と繋がりの深いマナリス様は、その分下界が不安定になると彼女の心身にも影響を受けると言われています。そんな彼女を護るために常に傍に控え、護っているのがその護衛天使であるとされています」


 護衛天使? 確か、守護天使なら以前の世界では信仰者を護ってくれるって感じで存在してたよね?

 まあ、世界も変われば信仰も変わるし、眉唾ものというよりも、実際に聖女やら愛し子やらと力が得られている上に精霊がいるんだから、信仰の違いというより、こっちの世界では実際の話と考えた方がいいんだろうな。

 頂点にいるのが王の代わりに神々と考えるなら、それを護る存在……騎士として護衛天使というものがあるのは何も不思議ではないし。


『そうだ。天界に住まう神々が恐れるものは基本ないが、女神マナリスに至っては別だった。だからこそ、護衛天使という存在が生まれた。だけど、その護衛天使は、長い年月女神マナリスに付き添った結果、彼女を愛してしまったのさ。天使と神では本来交わることのない関係なんだけどな、女神マナリスもまた、護衛天使のその愛を受け入れた』


「……つ、つまり、その護衛天使と女神マナリス様は、夫婦の関係なんですか?」


『うーん、天界でそういう関係性を示す言葉がないから曖昧だけど、まあ恋人とは呼べるな。それで、オレが言いたいことわかったか?』


 女神マナリスを護る騎士であり、恋人である護衛天使。

 女神マナリスの化身とも呼べる聖女とそれを護る勇者。

 確かに、関係としてはそっくりだ。そして、勇者に素質や資質なんかが必要とされるならば……。


「女神マナリスに選ばれたのが聖女ならば、その護衛天使に認められた存在が、勇者になる?」


『お、頭いいじゃんお前! 気持ち悪いのに』


 ひ、一言余計~!

 まあ、それだけ大精霊にとって私は気持ち悪いんだろうけど、毎回そういう言葉挟むのやめてくんないかな!


『女神マナリスと別とはいえ、下界にも女神の力を使う存在がいる。それを護らずにいるのは護衛天使には我慢ならなかったんだろうな。女神を護るのは自分の役目という護衛天使の矜持もあって、それならば、下界の女神を護る存在を作るべきと考えた。結果生まれたのが勇者だ。よって、勇者として認められた人間は、女神の愛し子を護りたいと思った瞬間、護衛天使としての力の一部を行使できる存在となったわけだ』


「じゃあ、テオのあの力は?」


お前(聖女)を護るために、こいつ(勇者)が望んだ能力が出た。そういうことだ。その時その時で能力は多少変わるだろうけど、根本的には攻撃性に富んだものだと思うぜ。その護衛天使だって、女神マナリスを助ける際、基本剣でぶった斬る脳筋野郎って聞いたことあるしな』


「なるほど! テオっぽい!」


「いや、そこで納得すんなよ! ジルだって勇者だぞ!」


「いや、でも、ジルシエーラ様に素質があるっていう話は大精霊から直接聞いてないし!」


「そもそも脳筋の人が勇者になれるって話じゃなかったはずだよ、ティーナちゃん」


「……能力の性質だな、今のは」


 そうだっけ。

 えっと、つまり、テオの力は勇者としての特殊なもので、聖女である私を護りたいって気持ちが強くなるのをきっかけに発動する。そして、その能力自体は聖女の浄化や癒しと違って、攻撃に富むって感じかな。


「なるほど、だからティーナさんが瀕死になった原因でもあるムク族の攻撃と、魔法封じである魔道具の破壊をあの力で行えたということですね」


「あと、テオ自身への攻撃もかな?」


 視線を巡らせれば確かに魔法封じの魔道具の魔石が粉々に砕けていた。魔法を使えない彼等は自分達には魔法の耐性があるものの、魔法を完全に防ぐ方法はない。だから、相手の動きを封じるために魔法封じを行うのは理に適っている。でも、そもそも魔法封じの魔道具は特殊だったはず。魔法を封じられたら一番困るのは魔力を多く持つ特徴のある王侯貴族だ。だから、魔道具自体管理しているのは基本的に王族で、使用許可がなければ使える代物じゃない。

 国にも属さない彼等がこの魔道具を用意できたのは偶然ではないはずだ。


「クソ、勇者が、こんな反則技が使えるなんて、聞いてねーぞ!」


 未だに起き上がれない彼は、殺気を隠さずにいつまでもテオを睨みつけている。テオの力がどれほどまでにダメージを与えているかわからないけど、いつかは他の人達も回復しちゃうだろうし、彼が動けるようになっても面倒だ。それなら、今の内にやらなければならないことがある。


「ねえ、誰の指示でこんなことしたの?」


「ハッ、そんなこと、オレ達が教えるわけねーだろ」


「でも、教えても教えなくても貴方達に未来はあるの?」


 彼等がいくら異民族を嫌う人達でも、聖女である私をわざわざ狙うなんてリスクを(おか)す必要なんてない。それなのに、わざわざ私を狙ってきたように思う。どうして? 誰かに頼まれたから。頼まれたとしても、それはきっと一方的な命令に近いものだろう。従わなければきっと理不尽な仕打ちを受ける。そういうことがなければ、わざわざ彼等が異民族の願いを聞き届ける必要はない。

 となれば、この任務は失敗してはいけないはずだ。でも、もう成功するはずもない。だって、不意打ちは失敗。そして魔道具も破壊されたのだから、いくら耐性を持つ彼等も、魔法ありきで私達と対峙すればただでは済まないはずだ。


「う、うるせぇ! だとしても、お前等に情報を漏らして事態が好転するはずねーだろ! お前等の国は、以前にオレ達の仲間を奪ってんだ! 絶対教えねー!」


「奪う……? そんな話、私は聞いたことがありませんが」


「知るかよ! だけど、実際オレ達の仲間は、あいつは、この国のヤツに連れてかれた! だから、この国のヤツの話はぜってー聞かねーって決めてんだよ!」


 意外にも溝が深い。まあ、元々差別されてしまっている種族だ。そういう個人的な恨みがなくても、話してくれるとは思えなかった。でも、このまま何も情報を得られないままっていうのももどかしい。


「いや、でも……セイリム様、今、この状況でも関係なく手を出してきそうな国って、一つだけ確実にありますよね?」


「……ええ、ありますね。憶測で話すのはよくないですが、タイミングとしては一番有り得ます。あちらには、今まさに殿下達が向かっているはずですし」


「それって、まさか……」


「……今冷戦状態のイシトエ国だな」


 そもそも、冷戦になった理由は、お互いに戦力が著しく低下したことがきっかけだ。こちらは政権交代があったこともある。先代陛下……つまり今の宰相閣下が王位についた際に、無駄な争いを終わらせて、国を立て直したかった。けれども、向こう側は停戦には首を縦に振らなかった。だけど、向こうは向こうでこちら以上に戦力が低下し、強行突破しようにも、敗戦は目に見えていた。だから、不干渉を互いに保ち、冷戦状態に陥っているだけ。


 でも、もし本当にその国が彼等を脅して干渉してきたとするのなら……。


「情報が漏れてますね」


「そうですね。上層部に向こうのスパイが紛れ込んでいる可能性があります」


「ゲッ、何だよそれ。最悪じゃねーか?」


「……最悪だな」


「最悪だねぇ」


「テメェら! オレは、何も言ってねーだろ! いつの間にか確信したような顔すんじゃねーよ!」


 まあ、確かにまだイシトエ国とは決まったわけじゃないけど、でもこの反応でほぼ確定だよねえ。

 どっちにしても、他国のスパイが上層部に入り込んでいるのは確実だろう。私達の訪問に合わせてムク族が準備万全にやってきてるんだから。しかも、聖地の存在を知っているのだから、王家に近い地位の人だろう。


「公爵か侯爵あたりなら有り得そうですか?」


「そうですね。無いとは言い切れません。聖女の血を継いでいる家は大体その地位ですし、聖女がいれば、聖地の情報を持っていてもおかしくありません。ですが、あまり考えたくありませんね。その血縁に、裏切者がいることは」


 聖女は基本的に王家と大神官のみが情報を握るトップシークレット。けれど、聖地などの細々とした情報すらも王家や大神官のみが握っているとは限らない。本に残さずとも口伝で伝えられている場合はやっぱりある。今回だって、基本関わっている人達には聖地の情報を流している。その人達にたとえ緘口令を強いたとしても、確実に守り切れるかなんて保証はない。子々孫々に伝えてしまっても仕方ない。聖女と関わったことは栄誉なのだし。ポロっと口を滑らせた可能性だってある。

 でも、栄誉あるその家が隣国と繋がっているなんて聖女を敬うセイリム様は信じたくないのだろう。


「でも、これは報告案件です。躊躇っている場合じゃないですよね?」


「そうですね。どうするかは閣下や陛下達に任せましょう。連絡用魔道具を起動させます。それで、あの方々はどうしますか?」


 イシトエ国と関わっているのかそうじゃないのか。それは関係なく、情報が漏洩していること自体は報告しないといけない。そして、ムク族の関係も報告案件だろう。でも、セイリム様が聞いているのはそういうことではなく、この場での処置だ。正直、それを決めるのも私じゃないと思うんだけど。


「彼等のことは、一度任せたい人がいます」


「閣下ではなく?」


「ある意味、閣下側ではありますね。もう、追い付いてますか?!」


 この国に、褐色肌の人種はほとんどいない。だけど、私の知り合いに一人、彼等と同じように褐色肌をし、なおかつ色の濃い髪をした人を知っている。彼は子供の時から顔見知りで、この旅にも偶然会いもした人。

 でも、本当に偶然だとは実は思っていない。


 声を張り上げて周囲を見渡す。暫く何も聞こえなかったけれど、それでも私が諦める様子がなかったからか、目当ての人物は姿を現した。


「もしかしてだけど、嬢ちゃんずっとオレのこと知ってたわけ?」


「確信を持ってたわけじゃないけど、でも……もしかしてって思うことは何度かあったから」


 何かの魔道具を使っているのか、何もなかった場所から突然姿を現した彼に、全員が驚愕に目を丸くする。

 焦げた赤茶髪をボリボリ掻きながら苦笑を浮かべる彼は、ムク族である彼等と同じ肌色をしていた。だけど、衣装は私達と変わらない。目立つけど、今の時代はムク族を知っている人も大分減っている。異民族を忌避するのは平民より貴族側に多いし、歴史を学ぶなんてことをするのがそもそも教育にお金を掛けられる限られた人達ばかりだ。国に住んでいるわけでもない異民族なんて、平民の人達がいつまでも覚えていることはない。

 だから、彼は堂々としていた。それ故に、私もそこまで疑いはしなかった。

 でも、ここに来たってことはそういうことなんだろう。


「閣下の情報網の一つがガーシュおじさん、貴方で合ってるってことだよね?」


「はは、その通り。オレは諜報をメインに任された宰相閣下のコマだよ。今はあの人の孫と、嬢ちゃんの護衛を密かにお願いされた身だ。それに――」


 肩を竦めながら両手を上げる彼は、目を細めて私の後ろを見やる。その視線の先には、おそらくムク族のリーダーがいるんだろう。


「そいつが言ってた攫われた仲間っていうのが、まさにオレだろうな」


 衝撃の告白をしたにも関わらず、彼はそれでも緩い苦笑を崩さなかった。



 

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