23.音痴じゃない!
火照った体を冷ますために庭先にあるベンチに座って夜空を眺める。数時間まであんなにも賑やかだったのに、今はとても静かだ。飲み屋街ではないから夜九時を回ると開いている店もほとんどない。更に街の端っこでもあるので余計な雑音も存在しない。とても住みやすい場所だと思う。
「ティナ、こんな場所で一人でいるなよ!」
「あ、テオ、お帰り~」
教会の子供達を送っていたテオが帰ってきた。先にお風呂を借りた私は、熱冷ましも兼ねてテオを出迎えようとしていたわけだが、何故か怒られている。解せない。
敢えてテオの小言はスルーしてにっこりと笑えば、諦めたように溜め息をついて隣に座った。
「もう朝晩は風も冷えるんだから湯冷めするぞ」
「大丈夫、今日はまだ火照ってるし。それより手、出して」
「は?」
脈絡もない会話に怪訝な表情を浮かべつつもテオは素直に手を差し出す。今日も疑うということを知らない相棒にちょっぴり不安になりながらも、私が相手だからだろうと自分で自分を説得し、テオの手にそれを置いた。
「成人おめでとう、テオ。これ、私からのプレゼントね」
「何だ、これ? ネックレス?」
「うん、お守り。装飾品はあまり好まないだろうけど、ネックレスならそんなに邪魔にもならないでしょ? 普段は服の下にでも付けておけばどこかに引っかかることもないだろうし。ね?」
だからちゃんと付けてね、と圧を込めれば、テオは渡したお守りを上に持ち上げて下から覗き込んだ。
「へえ、綺麗だな。ティナの瞳の色そっくりだ。これ、ガラス?」
渡したお守りはとってもシンプルな造りだ。親指ほどの薄青い透明な石を固定した土台に革紐を通しただけのもの。正直に言うと装飾品として使うことなんてできないし、誰も見向きもしないだろう。むしろ貴族の人達からは眉を顰められるほど見っとも無いものだ。
そんなお守りをテオはじっと見つめて綺麗だと言ってくれる。しかも、私の瞳の色だと言ってくれて。
「ううん、魔石なの。だからお守り。きっとテオを護ってくれるよ」
「…………は? え、魔石?」
「そう、魔石」
あっさりと答えを口にすると、途端テオは信じられないものを見るように私に視線を送った。実際、信じられない気持ちが強いんだろうけど、ここで非難めいた視線を受けるとは思わなかったから結構ショックだ。
「魔石って、それ、普通に、あんま手に入んないだろ」
「まあ、基本的に魔石って生活魔道具や騎士団なんかに優遇される代物だからね。間違ってないけど」
鉱石と同じで魔石は数に限りがある。その上、魔石自体はあっても、その魔石に魔力がこもっているかは別だ。魔力が空の魔石もかなりの数確認されている。それに魔力を込める人はもちろん存在するけど、追い付いているわけじゃない。
だから、生活魔道具……水道とかコンロとかそういう生活する上で必要な魔道具に使える魔石は優先されるし、その他は騎士団が有事の際に使うための武器や防具、また貴族や王族に使用される特殊魔道具等に回される。それ以外に余った魔石なんてほとんどないというのが現状だ。もちろん、皆無ではない。そうじゃないと個人的に得られる魔石がゼロになってしまうし。それに、基本的に平民は必要としない。魔石を使って空になったら自分で補充できないし、魔石を使った特殊な道具を使い慣れているわけでもないのだから。
つまり、何が言いたいかというと、それだけ魔石は価値が高く、高価だということ。この世界では宝石以上の価値があるのだ。個人で手に入れるには貴重すぎて難しいとさえ言われる。だけど、何事も例外があるわけで。
「安心して。それほど高いわけじゃないの」
「嘘言うなよ! この大きさの魔石だと、邸買えるレベルじゃねーのか!」
「そんなお金流石に持ってないよ。それはちょっとツテで融通利かせてもらった空の魔石に私の魔力を込めただけのもの。知ってる? 実は空の魔石は結構出回ってるんだよ。それだけを求めればそこそこお手頃価格で手に入るんだから」
ただし、入手ルートは特殊なので、コネがないと難しいのは確か。でも、テオが心配するほどの値段はしない。そうでないと、貴族も魔石の入手が難しくなるのだから。
天然で魔力マックスの魔石こそ、希少価値が高すぎる。そんな純度の高い魔石は国宝級レベルだろう。普通は魔力が少ししか充填されてないものばかりが基本なのだ。
正直に説明しているのに、未だにテオの眼差しは疑いが交じっている。
「本当にただの魔石ってだけだよな?」
「そうよ。流石に魔道具にするにはまだ不安だから自分で手を加えてないし、人にも頼んでないよ。だから、そんなにお金かかってないの! でも、魔石には変わりないから、いざとなった時に魔力の補充に使って? それなりの魔法を使う魔力は込めたから!」
魔道具でもないのでその魔石にそれほどの価値はない。魔道具が高価なのは、希少価値の高い魔石を使うのと、魔石を原動力に便利な道具を使えるからだ。その魔道具を作る人も少ないし、量産はあまりできない。そうしていく内にどんどん価値が上がって平民には手が出せないほどの値段になっている。生活魔道具に関しては国の補助も入っているので決して手が届かないことはないのだが。
そこまで説明してようやく納得したらしい。テオは深く息をついてその場に項垂れた。
「お前さー、本当、人の価値観ぶっ壊すくらいあっさりと貴重なもんよこすのやめろよ」
「ひっどいなー! そんなに簡単じゃないんだから! 今日はテオの成人で、いつもよりもっと特別な日だからこそ、特別な物用意したのに!」
大体、この計画はちゃんと夏休み前から練っていたものだ。コネがあったとしてもすぐに用意できるはずもないし、物があっても今度は魔石に魔力を込めないといけない。簡単にプレゼントしてるって思われるのはちょっと癪だ。
「わかってる。わかってるつもりだけど、でもなんかあっさりとし過ぎて価値観が揺らぐ……。まあ、ともあれ、ありがとな。つまりこれって、ティナの魔力がこもってるんだろ?」
「うん。すっからかんの魔石を融通してもらって地道に溜めてたの。一気に入れることもできるけど、何かあったら困るしね」
「そっか、だからティナの色なんだな」
ようやく安心したのか、それとももうこの問題には見て見ぬふりを決めたのか、テオは笑ってもう一度魔石を眺める。ランプの光を反射させるように角度を変えて覗き込み、淡い色合いの魔石を首から下げた。
「ありがとな。大切にする」
「うん。すごい剣とか手に入ったら埋め込んでもいいよ? そしたら魔石としてもっと役立つだろうし」
「すごい剣とか、手に入る算段つかねーだろ。……あ! てか、お前は用意するなよ! いいか、絶対だ!」
放っておいたら私が剣を用意する。その可能性があることに気付いたテオは必死に声を上げた。これは私も否定できないので、テオを責められないな。視線を逸らしながらも、わかったと頷いたけど、その後しつこいくらいに念を押されたのは言うまでもない。
武術大会が終われば学校の授業は酷く平和でつまらなく感じる。だけど、あの日を境に少しだけ変わったことが一つある。
「おい聞いたか? 陛下からのお誘いを断ったらしいぜ」
「いくら成績優秀者とは言えど、何と不敬な」
「力があっても所詮は平民だな。どれほど名誉なことかわかっていないらしい」
表彰式での陛下との会話は他の人達には聞こえない配慮はされていた。というのも、そこで聞こえるようにしたら本当の意味で強制になるからだ。それでも、国王陛下直々のスカウトに否を唱える者は普通有り得ないのだが。
配慮されていたとしても、目立つ場所でのやり取りだったせいで、結局はこうして噂が流れてしまい、結果私とテオの評価は地に落ちていると言っても過言ではない。
一人は入学当初から武術大会で常に上位を取る凄腕の剣士。
一人は平民で主席入学し、その後も首位を維持しつつ、その剣士とバディを組んで、かつ今年武術大会で優勝した女。
どちらも平民だけど、どちらもいろんな意味で注目を浴びていた。だからこそ、貴族の子供達には今回のことが信じられないし、許せないんだろう。テオの力も私の力も認めていたのに、陛下直々のお誘いを無下にするなんて裏切りに近い行為だ。面白くないのは確かだし、許せないのも確かだと思う。
まあ、別に私自身はこんな反応されてもさして問題はないのでスルーするだけだけど。
「ティーナちゃん、大丈夫なの?」
だけど、私やテオが気にしてなくても、周囲はそうじゃなかった。うっかりしてたのは反省してます。
数日、異様な空気に晒されているこの状況に耐えかねたマリーが、不安気に瞳を揺らして問いかけてきた。陛下からのお誘いを断ったとしても、陛下自身から何も言われていない時点で、周囲の貴族が私達に何かできるはずもない。だけど、だからといってこの状況を気にしてないのも不思議だったんだろう。
「大丈夫だよ、マリー。この状況になるのは想定内だったし」
「で、でも。表立って何もしなくても、変なことする人がいないわけじゃないよ?」
確かに、放置していればその内馬鹿な貴族が手を出してくる可能性は大いにある。だけど、それすらも対策をしていないわけではないので。
「大丈夫大丈夫。きっとそろそろ動いてくれるから」
「え? 何が?」
マリーには曖昧に笑って返して、私はその場では明確な言葉は避ける。
かくして、私の想像通りというか、タイミングがいいというか、その日の内に待っていた事態は起きた。
「ティーナさん、マリーさん!」
昼休みに入り、いつもなら決まった場所でランチを食べる私達だけど、その日は早々にリリーが教室までやってきたことで状況が変わった。
「リリーちゃん! どうしたの?」
「あの、おうじ……じゃなくて、ジルシエーラ様から私達にランチのお誘いがあったんです! それで、私が伝言を頼まれてて」
「ええ? 王子殿下から!? えっと、ティーナちゃん!」
「もちろん、行くよ。またお誘いしてくださることは聞いてたから大丈夫」
想定内という態度で返事をすればクラス内は騒めいた。それを気にすることなくリリーと一緒に教室から出る。マリーはまた王族に関わることに恐縮しっぱなしだけど、これは完全に巻き込みだ。まあ、以前のランチもリリーに巻き込まれたものだから、マリーにとってはいいことなのか悪いことなのか……。
今回は私が巻き込んでいるから何も言えないけど。
「ど、どどどいうこと? ねえ、ティーナちゃん!」
「ほら、今私とテオはあの噂で印象よくないでしょ? 陛下から直接言葉をもらったのに無下にした~って」
「そそそそそうだね」
「実はあれ、少し前からそうなることは想定内だったの。それで、ジルシエーラ様ともその話になってて、折角お声かけしていただいたのに、それが原因で私達への対応がよくない方に行くのは王族側も不本意なんだって。だから、王子殿下自ら印象操作をしてくれるって話で、それがコレ」
「なるほど。そういう理由なんですね。流石にテオドール先輩とティーナさんだけでは贔屓が過ぎるから私やマリーさん達も呼んでいるってことですか?」
「そうそう。多分だけど、双子バディも呼ばれてるんじゃないかな? 丁度いいから魔道具で選ばれたバディ全員招待するかとか気軽に言ってたしあの人」
「そういうのはさ! もっと事前に言っておいてくれないかな!」
「あはは、今から会うんだから直接言いなよ」
「無理だよ!!」
まあ、普通王族にそんな気軽に言えないよね。でも、あの王子気さくな性格だし、学生同士ならあまり堅苦しいことしなくてもいいってタイプだからいけると思うんだけど。
マリーにそれをしろって言うのは酷な話だから、後で私がそれとなく言っておこうかな。
「で、どこで食べるの?」
「最初は前に通してもらった部屋でとか言われたんですが、それだと結局目立たないしってことで、食堂にある特別なスペース? で食べるようです」
「ああ、確か予約さえしておけばいいっていう貴族専用スペースあったね」
別に特別料金がかかるわけではない。ちょっとした接待が必要な際に使うちょっとした場所だ。個室なわけではないけど、普段の食堂から階段を使って入る場所で、間に設置されている観葉植物で直接的な視線からは逃れられるようになっている。ただそれだけの隔離スペースだ。個室ではないが程よく距離があいているから会話を聞かれることはまずないし、完全に視線が遮られるわけでもないから誰が誰と食事しているかくらいは認識できる。
なるほど、それなら今回のランチにはピッタリだろう。
「今回はジルシエーラ様からのご好意なので、好きなメニューを選んでいいそうですよ」
「え! い、いいの? やった!」
「えー、パン作ってきちゃったのに」
「それは問題ない。メイリーや母上がもう一度君のパンを食べたいと言っていたからね。ティーナがよければ譲ってくれないか?」
そろそろ食堂に着くという場所で後ろから声がかかる。振り返ればテオやロイド先輩、それに双子バディを引き連れた王子がそこにいた。
「こんなパン、城に持ち帰って大丈夫ですか? それこそ不敬罪になりません?」
「ならない。というか、王妃と王女直々の願いだ。光栄なことだと受け取ってほしいんだが」
「まあ、ジルシエーラ様がそう言うなら……」
折角なんだし、貴族様の食事を存分に堪能しましょう。
じゅわり、と口の中で肉と油が弾けるような旨味に口元が緩みそうになる。いけないいけない、本当に緩めたら涎と共にいけないものまで垂れる。だけど、それくらい美味しい。豪華な食事って庶民の舌には合わないかもって思ったんだけど、ここがその場で注文を受けて用意する食堂だったお蔭で、食事の質もある程度下がっているんだと思う。結果、平民でもかなーり無理をすれば食べられるレベルで、私にとって最上級の味になっている、と思う。
とにかく、それくらい美味しい。今口にしているのはハンバーグだ。久々に食べたふわっふわでじゅわっじゅわな肉の旨味にもう必死に咀嚼を繰り返した。
「それにしても、想像はしていたが……それでも二人に対する態度に呆れるな。今のところ、目立ったことはされていないだろうか?」
問いかけられて私は思わず頷く。だけど声は出さない。というか、ちょっと出せない。今は食事を堪能し過ぎてて相手ができない。ちなみにテオは私の隣でガツガツ食べてる。こっちはステーキだ。どっちにしてもこんなに柔らかくて美味しいお肉は平民には手が出せないのでテオのこの反応も仕方ないことだろう。
「テオ、こっちも美味しいけど、一切れ食べる?」
「――!」
二口サイズくらいの切れ端をテオに差し出しながら問いかければ目を輝かせて頷いた。皿の端にちょこんと乗せれば、お返しとばかりにステーキの切れ端を乗せられる。
「すまない、聞くタイミングを間違えたみたいだな……」
「そうみたいですね。リリア嬢も先ほどから食事に夢中ですし……まあ食事をお気に召したようでよかったのでは?」
「ああ、そう思うよ」
周囲の貴族の反応とかどうでもいいんだよね。私達にとって食事がすっごい美味しいってことが一番大事だと思う。うん。
「まあ、見るからに気にしてなさそうだし、心配ないんじゃない? ところで、声をかけて頂いたのは光栄ですけど、あたしはこんな形で一緒にされたくなかったんですけど」
食事に忙しい私達を無視して、他のメンバーは会話を続けるようだ。不満げに唇を尖らせるのはエルダだ。視線は何故か私の方に向けられてるんだけど、何かしたっけ?
「エルダ、不敬だぞ」
「だってそうでしょ? あたし達はどうせついでなんだから、今回はそっとしておいてほしかったんだけど」
「何故? ここにいるメンバーは全員上位四位に食い込むバディ同士だ。接点もできたし、これを機に親交を深めてもいいかと思ったんだが」
「……」
エルダの態度に王子は困ったように眉を下げた。私もどうしてエルダがそんなにも嫌がっているのか理解できなくて首を傾げれば、この中で唯一彼女の気持ちを理解しているであろうエリクが深い溜め息をついた。
「いえ、殿下が気になさることではないのです。不敬をお許しください。少し、不貞腐れているだけなのです」
「……聞かぬ方がいいのか?」
「できれば」
「わかった。では、他の話をしよう。別に堅苦しい話をするつもりはないから、そうだな……世間話として、来月には建設記念祭があるが、女性陣は歌を披露する気はないのか?」
王子としての目論見は、この場で食事をして王族が未だに私達を気にかけているというのが広まればいいので、ここで話をする内容は何でもいい。だけど、好きに話せと言われても王子を無視して話すわけにもいかないのでこうして話題を提供してくれているのだ。とても空気の読める優秀な人だ。
「私は、そういう目立つことあまり得意じゃなくて……」
折角王子から振られた話題を無視するわけにもいかないので、マリーが最初に言葉を返す。武術大会では魔道具で決められた注目のバディだし、手を抜くなんてことは許されない行事なので仕方ないとして、マリーは確かに人から注目されるのは好きじゃないらしい。むしろ目立つ人の傍にいて自分の存在を薄めたいとすら思ってそうだ。その目立つ人に、私を抜擢している節があるので複雑な気分だけど。
「あ、私は……その、教会で暮らしている時はよくシスターに声が綺麗だと褒められたので、この機会にチャレンジしようかなと思ってます」
「ああ、確かにリリー嬢の声はとても澄んでいて綺麗だな。歌声を楽しみにしている」
王子の素直な言葉にリリーは頬を赤らめて俯いた。初々しいカップルのようなやり取りにちょっとこっちまで恥ずかしくなる。
「あたしは一年の時だって出てないのよ。今年だって出ないわ。声はよく出るけど、歌となれば勝手が違うし、こんな掠れ声、誰も聞きたくないでしょうよ」
「そう? エルダの声はちょっと低めで、だけどその分響くから、格好いい歌とか似合うと思うけどな」
自虐的な言葉を吐くエルダに私は首を傾げる。確かにリリーとは違ってソプラノ声ってわけじゃないけど、歌はソプラノだけで歌うものだけじゃない。男性が歌う曲だってあるし、この世界でも合唱という概念はある。エルダだって曲を選べばすっごい格好よくて聞き入ってしまうようなものがあるはずだ。
だけど、私のその言葉にエルダは怒ったように眉を吊り上げて睨みつけてくる。
「……なっ、何言ってんのよ! そんなわけないでしょ! そういうあんたはどうなの!」
歌を歌うこと自体は嫌いじゃないけど、歌姫を選ぶコンクールには全然興味がない。清楚なイメージを自分に植え付けたいわけじゃないし、不参加を口にしようとしたその時だった。
「あはは、ティナは音痴だからそんなの出ねーって」
タイミング悪くステーキを食べ終わったテオが、なんてことはないと爆弾を投下した。瞬間、場の空気が凍るのが私にはわかった。まるで私の黒歴史を暴露されたように気遣うような視線を周囲から投げられる。
否定するのも肯定するのも面倒だからもう参加しないって伝わればいいかとも思ったけど、でも心の中では叫びたい。
音痴じゃないから!!!




