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プロローグ

 


 神聖暦500年1月1日、ブリュトゼルス辺境領の領都ブリュンヒルで1人の男の子が生まれる。


 ブリュトゼルス辺境領は辺境と言われる地域ではあるが人口も多く栄えている地域である。

 これは代々この土地を治めている領主が開墾や開拓を推進してきた結果であり、神聖バンダム王国の食料庫とも言われるほどの穀倉地帯が広がっている故である。

 それだけではなく領内には希少な鉱石を産出する鉱山もあり工業も盛んであることからブリュトゼルス辺境領を治めているブリュトゼルス辺境伯家の台所は潤っている。


 そんなブリュトゼルス辺境領を治めているのは若き当主のアーネスト・フォン・ブリュトゼルス辺境伯であり、生まれた子はブリュトゼルス辺境伯家の次男である。


 神聖バンダム王国の階級は国王または女王にその伴侶、王太子、王族があり、国王や女王の伴侶は現国王または現女王から6親等以内の王家の血が入っていれば王位継承権を持っていることもあるが、基本的には王太子と王族が王位継承権を持っている。

 たとえ国王の子供でも王位継承権を持っていない場合は王族とは呼ばれることは無い。とは言っても国王の子供が王位継承権を持たないことなど稀である。


 そして王位継承権の無い階級として貴族が存在しているが。侯爵と辺境伯は同列、次いで伯爵、子爵、男爵、騎士爵、士爵までが貴族である。

 更に貴族の下には公民、自由民、平民、一般奴隷、犯罪奴隷という階級が存在する。


 このような階級制度の国に生まれたブリュトゼルス辺境伯の次男ではあるが、ブリュトゼルス辺境伯家を継ぐことなど考えることも無く育てられる。


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