異世界の歴史②
この世界の女神ドラゾレーラと異世界の女神ジャンダークの争いは日に日に激化して行った。
ただ女神同士が直接争うのではなく、その信者が争い血を流しているのだが…。
信者に加護を与え世界を乗っ取ろうとしたジャンダーク、話し合いで解決しようとし対応が後手に回ったドラゾレーラ、人間同士による争いはジャンダークの信者が優勢となっていたが、この世界でドラゾレーラが創造し人とは距離を置きながら生活を営んでいた霊獣族、竜族が参戦した事でドラゾレーラの勢力が有利となった。
だが劣勢になった事で、最悪この世界から追放されると危惧したジャンダークは信者へ更に加護を与え、また急造ながら新たな生物を創造し戦線に送り出した。
元から加護を与えられていた人間に対し更に加護を与える事で、肉体が耐えられず死に至る物も多く居たが、適応で来た人間はその絶大な力を使い、均衡状態まで持ち込む。
そしてジャンダークによって新たに創造された生物は知能が低く、使役する事は出来ないものの、ドラゾレーラの勢力下に解き放つことで本能のまま暴れ、人を襲う事で再度優勢に持ち込んだ。
ジャンダークは過剰な程加護を受けた多くの人間に加え、本能のままに暴れ、人を襲う生き物を創造し優勢に立ったことで、更に新たな生物を創造し、人間に過剰な加護を与えていく。
霊獣族、竜族の参戦で一度は均衡状態に持ち込んだドラゾレーラとその信者達は再度徐々に押され始めついにはドラゾレーラを祭る大神殿にまで敵が迫った。
ジャンダークが信者に命じ大神殿の破却と信者の抹殺を命じ一大攻勢に出た事で最早これ以上支えきれないと感じたドラゾレーラは信者へ山脈を越えた先に逃げるよう命じ、自らは力の限り魔力を振り絞り大神殿を中心に大地へ魔力を流し込み大森林を作り山脈までの道のりを険しくし、信者が1人でも多く逃げれるようにした。
ドラゾレーラとその信者達にとって幸運だったのは、魔力で生み出された大森林とはいえ只木々が生い茂るだけだったのだが、ジャンダークが創造した生物が住み着き、大森林を越えて山脈を目指す者を襲いだした事だった。
元々知能が低く、欲望のまま暴れ、人や家畜を遅く喰う生き物であり、森は最高の住処だった。
逃げた人々を追い森を突き抜けようとしたジャンダークの信者達は、ジャンダークの創造した生き物により追撃の足が鈍った。
それでも強大な加護を得た人間は大森林を突破し、山脈を越えようとしたが、そこで待ち構えていた霊獣族、竜族と戦いとなり、多くの犠牲を出した末、撤退をした。
ジャンダークの創造した生物。
後に人間から魔物と呼ばれ大森林のみならず大陸全土に生活圏を広げ人々に害をなす存在として認知される事になった。
そして強大な加護を与えられた者達の血を受け継いだ者達の子孫は血の薄まりと共に弱くはなるものの強大な加護により得た力が受け継がれていった。
なんとか自らの信者を逃したドラゾレーラは山脈と森の間を霊獣族を、山脈は竜族に守らせ現在に至っている。
その後、力を得たたジャンダークの信者同士の争いが起こり、人を支配し、国が興り、ついには国同士が領地を得ようと争うようになった事でドラゾレーラの信者の事は忘れ去られ、山脈まで至る人間も減り、平穏が訪れたのだった。
「これがこの世界の歴史であり、我らの歴史でもあります」
ウンカイさんは話し終わるとお茶を飲み口を潤すと、今度は召喚者と転生者について教えてくれた。
召喚者はその名の通り異世界から召喚した人であり、異世界から召喚する際にこの世界と異世界を繋ぐ魔力の道を通る事で強大な魔力を持っている。
ただし召喚した者が召喚者の思い通りの行動をするとは限らない為、召喚時に魔術で命令に逆らえないようにする事が多いらしい。
最初はジャンダーク自らが召喚をしていたとの事だが強力な加護を得た者が召喚術を覚えジャンダークに変わって召還を行うようになったことで、召喚術が広まり、国が興ると異世界からの召喚が盛んにおこなわれた。
ウンカイさんは、「これはドラゾレーラ様の推測と言われているが」と前置きし転生者について話出す。
転生者はジャンダークが異世界で死んだ人間の魂を記憶ごと強制的にこの世界に持って来て強大な加護を魂に与え胎児に宿すことで自らの手駒とし山脈の先に逃れた者達を滅ぼし、ドラゾレーラをもこの世界から排除しようとしているとの事だ。
ただし、転生者にも例外があり、魂をこの世界に持ってくるのは1回につき1つだが、稀に複数の魂が巻き込まれジャンダークの影響をあまり受けない状況で転生をするらしい。
だがジャンダークの思惑とは異なり、人の欲望は転生者の持つ力を自国の為にと囲い込みを行う事で転生者は少なくなっているとの事だった。
そしてドラゾレーラも召喚や転生で手駒を増やせばいいのにと思ったけど、どうやら異世界から無理やり召喚する事を嫌い、転生に関しても摂理に反するとしてジャンダークがこの世界に取り込んだ魂の中で行き場のない巻き込まれた魂へ密かに加護を与えるだけに留まっているとの事だった。
うん、俺は階段から落ちる際に他人を巻き込んで死んだけど、魂は巻き込まれた口だな…。
巻き込んで死に巻き込まれて転生って、なんか複雑だ。
長い事、小説の投稿が滞り誠に申し訳ございません。
なんとか小説を書けるようになってきましたので、現在ノクターンにてリハビリ的に
投稿をさせて頂いております。
もっとも、全くPV、ブクマ・評価が伸びず、結構凹み気味で心が折れかけておりますが…。
エロ要素苦手ではないようでしたら一度お読み頂けましたら幸いでございます。
下記、復活に向けてリハビリがてらノクターンにて小説投稿させていただいております小説になります。
☆彡魔王不足の異世界へ転生したからせっかくなので鬼畜スキルでヤリたい放題する
https://novel18.syosetu.com/n0177ki/
是非ともお読み頂き、ブクマ・評価を頂けましたら幸いでございます。
よろしくお願いいたします。




