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#85


 #85,第四班・ケア&ニックチーム!




 ――中学校方面の道路。

「さて、ではボクたちの班は、ケアがニックとはぐれてしまった場所……ロタさんが毎日通っている中学校という場所の付近を主に捜索し、ポテンたちが捜している方向とは反対側の道を捜索します。ケア、それで間違いなかったですよね?」

「そうね~。……まぁ、それはいいんだけど~? ところで、〝それ〟、何なのよ~?」

 と、ケアは〝それ〟と言った物を指差し、ボクに聞いてきた。ボクはすぐに答える。

「ああ、これですか? これは、みんなを捕虜から救出した時の応用……〝二創〟をボクの隣に物体的映像として投影したものですよ!」

「そういうこと! よろしくね、ケア」

 そう〝二創が〟あいさつすると、ケアは細い眼をますます細めて話した。

「そんなことは分かっているのよ~。そうじゃなくて、何でこれを出しているのか? ってことを聞いてるのよ~」

「ああ。そのことですか。……実は、ここ地球では、ボクたちの実際の年齢がいくつだとかは関係なく、〝見た目〟で子どもだと判断されてしまうようなのです。……まぁ、大きさが明らかに違いますので、仕方がないと言えばそうなのですが……あ、そのため、地球では小さな子どもが危険な目に会わないように、〝大人が見守っていなくてはならない〟、という決まりがあるんですよ。それに違反しないように二創を出している、ということです」

「なるほどね~。それでさっきみたいに、簡単な受け答えならできるようにしたのね~?」

「さすがケア。お察しのとおりです。――っと、それから〝もう一つ〟……」

 ボクは略して変換機を取り出し、操作しながら話した。

「先ほど、森口さんは二創に助言を求めていたようなので、これから連絡します。内容は、ボクたちと一緒にパイロを捜す……そのついでに、ボクたちの寝具や生活用品を運んできたことにしましょう。そうすれば、連絡できなかったことも不自然ではありませんし」

「良い考え、なのよ~。……それじゃあ、それが終わったら~」

「ええ! パイロの捜索開始です!」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




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