#80
#80,〝もう一人〟のメンバー!
「あ、そういえば、なんだけど……?」
ゴハンの席。そう、あたしが首を傾げると、アミちゃんが聞いてきた。
「ん? どうしたの、リタお姉ちゃん?」
「ああ、うん。……あのね、二創さん……アミちゃんたちのお父さんが電話で言ってたんだけど、〝もう一人〟くるんだよね? えーと、確かパイロく――」
「「「「パイロ!!!」」」」「操縦士!!!」
ポテンちゃん以外の全員の声が重なった。……どうやら私の記憶は間違っていなかったようだ。このメンバーには〝もう一人〟、ポテンちゃん曰く操縦士のパイロくんが加わるらしい。
みんなは慌てて、叫ぶように話し始めた。
「そうだよパイロ! もうだいぶ時間が経ったのにこないってどういうことなの!!?」
「まさか迷ったのか!? いや、だがそれでも救難信号くらい出せるはずでは!?」
「看護長! 看護長は操縦士といっしょだったのでありますよね!? 操縦士はどこに行ったのでありますか!!?」
「正直、分からないのよ~。探査用宇宙船が操舵不能になった時、私もパイロも慌てて脱出したから~。……てっきり、そのうち戻ってくるとばかり思っていたんだけど~」
「ふむ……となると、ますます、心配になってきましたね。何か、こう……救難信号すら出せないような事態に巻き込まれているのでしょうか? もっとも、ケアといっしょに脱出したということは、身体自体は無事であるとは思うのですが……レーダーにも反応はありませんね」
「……あ、あのぅ……???」
おずおず、とロタが手を挙げた。そのまま聞く。
「……え? 何? もしかしてそのパイロくんって、行方不明なの???」
「「「「「…………」」」」」
気まずい顔で見つめ合うアミちゃんたち……どうやら、本当に行方不明であるらしい。
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




