#77
#77,まるで食堂!
「はい、親子丼完成~!」
「え、もうできたの!?」
料理を作っていたあたしの後ろ。器の用意をしていたロタが驚きの声を上げた。
あはは、とあたしは微笑しながら答える。
「まぁ、ロタがおつかいに行ってる間、色々先に準備してたからね。肉とか炒めて入れて、あとは卵でとじるだけ、の状態にしてあったし」
「そうだったんだ! あ、それじゃあさっそく盛る? みんな待ってると悪いし」
「そうだね。じゃあ、そのちょっと深めのお皿にゴハン盛って。……本当はそれサラダとか盛る用のお皿なんだけど、今はまだみんなの分の器がないから」
「わかった」
「さてと、じゃあその間にあたしはお味噌汁を盛って……ん?」
と、その時だった。隣のリビングから、
『『『『『おー!!!』』』』』
という、全員分の掛け声(?)のような声が聞こえてきた。
どうやら、あっちでも何かの話が終わったらしい。急いでゴハンを持って行ってあげないと!
そう考えたあたしは、味噌汁を盛ったはしからトレーに置き、ちょうどゴハンを盛り終わったロタに指示を送った。
「じゃあロタ、そのトレーをこっちに持ってきて、代わりにこの味噌汁をみんなの所に持って行って。そしたら、そのまま、こぼしちゃわないように見張ってて」
「うん! 了解!」
……なんか、まるで食堂みたいだな~。
なんてことを考えながら、ロタからゴハンが盛られた器を受け取ったあたしは、そこに具を盛り、本日のメインデッシュ・親子丼を完成させた。
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




