#75
#75,リサイ〝タ〟ル!
「……りさい……たる???」
何それ? アミが聞くと、ふふん! とポテンは鼻を鳴らして自慢げに答えた。
「リサイ〝タ〟ルとは、簡単に説明すると、地球で使われている貸し出し用の袋や、使った器などをもう一度使えるようにすることなのであります!」
「……??? え? それって〝普通のこと〟なんじゃないの???」
「……え?」
「「「「…………」」」」「……」
あ! じゃなくって! であります! ――ポテンは慌てて答えた。
「破けた袋や、壊れた器をきれいに直して使えるようにするのであります! そうやって地球人は環境汚染を――」
「だったら、最初からできるだけ〝破けない袋〟や、〝壊れにくい器〟を使えばいいんじゃないの~? いちいち直してたら手間がかかるのよ~?」
「……あ、いや、看護長。その……でありますね? 何というか、えっと……」
「「「「……」」」」「…………」
ダラダラダラ……ポテンの顔から大粒の汗が流れ始めた、その時だった。
「……ちょっと、いいですか?」
と、ニックが手を挙げたのだ。どうぞ、と手を差し出すと、ニックはそのまま続けた。
「ポテンが言っているリサイ〝タ〟ルとは、もしかしてリサイ〝ク〟ルのことですか? 破損したり、不必要になってしまった物を作り直したり、全く別の物に作り替えたりして役立てる、あの……???」
「……え? ち、違った……でありますか?」ポテンが聞くと、はい。とニックは即答した。
「全然違いますね。今ボクが言った、地球で言うリサイ〝ク〟ルとは、物品の〝再利用〟をすることですが、リサイ〝タ〟ルは、簡単に言うと〝歌〟を歌うことですね」
「…………」
ボンッ! ……瞬間だった。ポテンの顔が真っ赤になって、爆発した。
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




