#71
#71,反省!
「……ごめんなさい…………」
――リビング。
再びみんなの所へ戻ったあたしは、土下座……というよりも、一礼するように。正座をして一度深々と頭を下げ、頭を上げた。
それを確認してからニックくんは話す。
「というわけで、みんな。森口さんもこのように反省していますので、ボクはもう、これ以上の追及は不要であると考えます。……いかがでしょう?」
「さんせ~!」「右に同じだ」「異議なしであります!」「ま、仕方ないのよ~」「わ、私も!」
「……はい! それでは、全員一致の回答を得られましたので、これにてこの話は終了! 今後、再び森口さんが同様のことをしない限り、この話に触れることは〝禁止〟とさせていただきます! 分かりましたか?」
「「「「「了解!」」」であります!」なのよ~」です!」
み、みんな……!
「ありがとう…………」
謝罪から一転。あたしは、今度は〝お礼〟の気持ちを込めて、深々と頭を下げた。
……なんて良い子たちなのだろう。教えるどころか、逆に色々なことを教えられてしまう。
あたしは、これからこの子たちの保護者……〝親代わり〟となるのだ。もっともっと、ちゃんとしていなくては!
そう心に決めたあたしは、まずはその〝一歩〟。頭を上げて、笑顔で話した。
「それじゃあ、みんな。お腹すいちゃったでしょ? お姉ちゃん、がんばって作るからね! ちなみに今日は〝親子丼〟だよ!」
「おや……こどん???」「聞き慣れない名前だな?」「おお~!!! 総督代理が言っていた、おやコドンでありますか!」「なんか、怪獣みたいなのよ~」「いや、全然そんなんじゃ……」
「うふふ♪」
何だかよく分からない反応……それにも慣れてきたあたしは、また思わず笑顔になった。
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




