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#68


 #68,お話を聞いてください!





「ふむ、〝三つ同じ物がある〟……その〝理由が分かりました〟よ!」


「…………え?」

 今……何て??? 〝三つある理由が分かった〟??? ――い、いやいやいや。そんなわけがないじゃない。だって、ニックくんはまだ子ども……ううん! 譬え〝立派な大人〟だったとしても、その〝立派な大人であるお客さんたち〟にだって、今まで一度もバレたことがないじゃない! 職場のみんなだってやってることだし……。

 あ、そうか! あたしは気がついた。

 ニックくんはきっと、〝分かったつもり〟になってるだけなんだ! だってそもそも、ニックくんみたいに小っちゃい子が〝そんなことを知るはずがない〟し……ううん! これも、譬え知っていたとしても、まさかこんな小っちゃい子の頭が〝そんなに回るわけない〟よ! だから……ね!? そうなんでしょ、ニックくん! ただ単に、思いついたことを言おうとしてるだけなんだよね!? ……そうなんだよね!?!

「――それで、ニック? リタお姉ちゃんはなぜ〝三つも同じ物〟を持っていたんだ?」

 サーチくんが聞いた。それに、微笑みながらニックくんは即答し――

「はい。実は地球では、我々の星のように物々交換するのではなく、〝お金〟という物を使って物を交換し合っているみたいなんですよ。しかも、そのお金は、〝貴重な物〟ほど〝多く〟必要になってくるらしく、特に……そこに並べられている、ネックレスと呼ばれる宝石類なんかは、〝かなりの量のお金〟が必要となってくるみたいなんです。……無論、お金を〝出す〟時も、〝もらう〟時も、です。つまり、全員に〝同じ物をプレゼント〟してもらえば、その内のたった〝一つ〟さえ付けていれば、〝自分がプレゼントをした物を付けてもらえている〟。という考えが勝手に相手の中に生まれ、残りは――」

 ガシッ! ……あたしは、ニックくんの口を捕まえた。――それから、静かに話す。

「ニックくん……ごめん。ちょっとだけあっちで……あたしのお話し聞いてくれるかな?」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




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