#67
#67,さらなる誤魔化し!
――やばいッッッ!!!!!
――アミちゃんたちに部屋の片づけを頼んでしまった。そのことを、今の今さらになって、あたしはモーレツに〝悔いて〟いた。
うぐぅぅ~……! とそれに気がついた瞬間、出したくもないぐぅの音が飛び出てしまう。
……まだ〝小っちゃい子たちだから〟と油断していたけど……考えてみればそうだよね。お店にきた〝仲の良い〟お客さんから……言わば〝お友だち〟からもらったプレゼントを大事にしまっておくのならまだしも、その辺にほったらかしにしておいたんだもの。〝平和〟……つまり、〝仲良くすること〟を大切に考えているこの子たちにそれが見つかってしまったら、そりゃあ当然、怒られるに決まってるよ!
しまったな~……! と続けて思う。なぜあたしはあの時……プレゼントが発見された時に、「それは〝自分で買った物だよ〟☆」――って、言わなかったんだろう……そうすればこんなことには…………。
「ちょっと! 聞いてるの、リタお姉ちゃん!!」
ピッカー!! 「あうぅっっ!!?」
再びの懐中電灯攻撃……しかし、それをくらったおかげで、あたしはある意味忘れかけていた〝現状〟というものを思い出した。
――そう! 今はそんなことを悔いている場合ではなかったのだ! 今は……目の前に並べられた、この〝全く同じネックレス〟! これをどうにか〝誤魔化し〟、逃げ延びなければならないのだ!
不幸中の幸いと言うべきか……どうやらアミちゃんたちはまだ、これが持つ〝意味〟には気がついていないらしい。ここはとりあえず、〝たまたま同じ物をもらった〟っていうことで押しきるしか……!
そう考えた私は、とにかく口を開こうとした――その時だった。ニックくんが…………。
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




