#66
#66,誤魔化し続けるとこうなる!
――先ほどよりもさらに小さくなってしまったお姉ちゃん。
――腕組みをし、ジト目全開でお姉ちゃんを見下ろすケアちゃん。
――そして……問題の、テーブルに並べられた〝三つの同じネックレス〟。
……〝場所〟、〝役者〟、〝証拠品〟……全ては〝揃った〟。
ここから導き出される計算は、ものすごく簡単である。
――そう、即ち、これから行われるのは、お姉ちゃんに対しての、
〝取り調べ〟……というやつだ。
――バンッ! ケアちゃんが証拠品の並べられたテーブルを強く叩いた。瞬間、ビクン! とお姉ちゃんの身体が跳ね上がったけれど……ケアちゃんはもちろん、そんなお姉ちゃんのことを労わったりはしない。そのまま、続けた。
「……さて~? 正直に話してもらうのよ~? ――〝これ〟はいったい、どういうことかしら~? なぜ、同じ物が〝三つ〟もあるのよ~?」
「……えと……その…………」
……ごくり。お姉ちゃんは、思わずつばを飲み込んでから、恐る恐る、答えた。
でも、その〝答え〟というのが――
「た……〝たまたま〟…………?」
――だった。当然、それでは済むはずがない。
「ちゃんと正直に言いなさーいっっ!!」
ピッカー!! 「うわっ!? まぶしっっ!!?」
アミちゃんの懐中電灯攻撃……。まさに、〝取り調べ〟って感じだ。
瞬間……私は、なるほど、と思った。
お姉ちゃんみたいにごまかし続けると、いつか必ず悪い形となって〝自分に返ってくる〟のだ。――私も、今度はちゃんと、ごまかさずに。ポテンちゃんに話さないと……ね?
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




