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#63


 #63,労力!




「〝平和のシンボル〟……でありますか?」

 んじぃ~~~……と、それを真剣に見つめていたポテンちゃんはしかし、くてん、と首を傾げてしまった。なぜなら……

「……何だか、〝平和のシンボル〟と言うわりには、〝ゴミが山積み〟にされているだけのようにしか見えないのでありますが……」

 そう。傍から見なくともまさにそのとおり。〝平和のシンボル〟こと、〝リサイクル〟品回収ボックスには、〝ゴミしか積まれていない〟のである。――でも、そんなセリフはすでに想定済みだ。「あれはね?」と私はすぐに、なるべく明るい口調で説明した。

「〝リサイクル〟って言って、地球ではああやって一度集めて、壊れた所を直したり、きれいにしてからもう一度使うようにしてるんだ♪ もちろん、食べられないバナナの皮とか、イチゴのヘタとか、そういう生ごみも、ここではやってないけど回収して肥料とかにしてるんだよ?」

「ほう! なるほどであります!」

 ――それを説明した瞬間だった。ポテンちゃんの表情が、パァ! と一瞬にして明るくなったのだ。それからポテンちゃんは、興奮した様子でレジの方を指差して話した。

「つまり、先ほどの脆そうな袋は、脆くても回収してきれいにするから問題ない、というわけでありますね!」

「えっと、まぁ、そういうことになるね! 私の場合は自分の袋を持ってきて、それに詰めるようにしてるんだけどね?」

「それが最も良いことであります! 脆い袋は直したり、きれいにするために少なからず労力を必要とするでありますが、頑丈であればあるほどその労力は少なくて済むであります! 総督代理は立派な〝平和〟主義者なのであります!」

 そこまで立派なわけじゃないと思うけど……まぁ、何はともあれ、これで余計な――

「――あれ? でも……それだと、じゃあ何で貸す方の袋も頑丈にしないのでありましょう? さっきも言ったでありますが、脆かったら無駄な労力がかかるだけなのに……???」

「え゛……そ、それは……ええと…………」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




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