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#60


 #60,エコバック!




「――よし、間違いなく全部買ったね!」

 お会計も終わり、メモどおりの物が揃っているかどうか今一度確認した私は、持ってきたエコバックの一方……割れやすいタマゴとか、潰れやすいイチゴなどを取り除いた、頑丈な方をポテンちゃんに渡し、スーパーを出た。

「……総督代理~?」

 と、すぐに、何やらエコバックのことを、じ~……っと、見つめていたポテンちゃんが聞いてきた。

「ポテンたちが持っているこの袋と、他の地球人たちが持っている袋って……何だか色々違うでありますね? こっちの袋はキレイな色がついてるし、厚くて頑丈そうなのに、あっちの袋は透明で、薄くて、何とも脆そうなのであります! ――すぐ壊れちゃいそうなのに、なぜみんなはこっちの頑丈そうな袋を使わないのでありますか?」

「ああ、それは、えっと……」

 ど、どう答えたらいいんだろう? 確かに、今はこういうふうに、環境のことを考えてエコバックにする人が増えてはきたけれど……忘れちゃったり、何となく、いちいち持って行くのが面倒くさかったりすると、お店で袋をもらっちゃう人が多いんだよね? ……ポテンちゃんは〝平和〟を守る兵士ごっこにずっとハマっているみたいだし……もしこれを素直に答えたりなんかしたら、きっと――『なぜみんなは未来の〝平和〟のことを考えないのでありますか!』――って、怒っちゃうよね? でも、じゃあ、どうやってポテンちゃんに説明すれば……。

 ええと、それはね? ……あんまり長く考えすぎても悪い気がした私は、とりあえず、おそらく大半はこの意見だろう、という答えを話すことにした。

「たぶん、みんな忘れてきちゃったんだよ。それで、お店の人から……」

「〝借りた〟のでありますか??? ――しかし、あんな脆そうな袋では、次の人に貸す時に破れてしまいそうなのであります! なぜお店の人とやらは、もっと頑丈な袋を渡さないのでありましょう? あれではすぐにゴミになってしまうのであります!」

「え……あ、うん……それは、えっと…………」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




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