#56
#56,ロタの推理!
――ポテンちゃんと仲直りして、ここはスーパー・【ウオナナ】の店内。
途中……ポテンちゃんが泣いている所を見ていたのだろう。周りにいたおばあちゃんたちが、「仲直りできたのかぃ?」とか、「めんこい姉妹だのぉ~」だとか、そんなことを言っていたから、ちょっとだけ恥ずかしかったけれど……とにかく、ちゃんとおつかいを成功させてかえらなきゃ! そう思った私は、さっそくスカートのポケットに入れておいた〝おつかいメモ〟を取り出して、何を買えばいいのかを確認した。
「えっと、なになに? 【・ジャガイモ一袋・ニンジン一袋・玉ねぎ一袋……】――この材料だと、カレーかな? でもそれだと時間が……あ、【・タマゴ一パック・トリ肉(特売のやつ)一袋……】って書いてあるから、たぶん、親子丼だね! で、そこで余った材料をカレーに使うんだ!」
「……か~れ~に、おやコドン――で、ありますか……???」
と、私が指示したとおり。後ろでショッピングカートを押しながら聞いていたポテンちゃんが、私の推理に首を傾げた。
あれ? 違うと思う? ――そう、私は聞こうと思ったけど、しかし、アレ??? と逆に私も首を傾げてしまった。
だって……。
「……もしかしてポテンちゃん、カレーと親子丼のことを〝知らない〟……の???」
「……はい、であります……???」
やっぱり!
私はびっくりして、思わず口に手を当ててしまった。
――さっきのポテンちゃんの言い方……〝か~れ~〟に、〝おやコドン〟……カレーと親子丼のことを知っていたのだとしたら、まさかあんな言い方はしない。言うなら普通に言うはずなのだ。
……しかし、カレーに親子丼なんて、普通は誰でも知っている物のはず……ポテンちゃんのお父さん、二創さんは、料理とかはしなかった……のだろうか……???
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




