#55
#55,仲直り!
「ポテンは……ぐすっ……本当に、〝すごい〟ので、ありますか……?」
「うん! 本当に〝すごい〟よ!」
差し出した私の手を取り、涙を拭いながら立ち上がったポテンちゃんの言葉に、私はすぐに返した。
するとポテンちゃんは、すんすん、と未だ鼻をすすりながらではあったけれど、ほんの少しだけ表情を緩めて、もう一度聞いてきた。
「……本当に、ホント……〝すごい〟で……ありますか?」
「うん! 本当に本当! 〝すごい〟よ!」
私はもう一度、はっきりと答えた。
すると、今度は――
「……そうで、ありますか……ポテンは、〝すごい〟のでありますか……」
――私への質問ではなく、まるで、〝自分自身〟に言っているような言葉。
次の瞬間だった。
「ポテンは〝すごい〟のであります! ポテンは、ちゃんと〝すごい〟チャイル人なのであります!!」
――そう言い放ったポテンちゃんの顔には、もう涙はない……ぱぁ、と花咲く、満面の笑顔になっていた。
それにつられて笑顔になり、私は「よかった~♪」と、泣き止んでくれたことと、そして仲直りできたことに、ほっ、と胸をなで下ろしてから話した。
「――それじゃあ、行こっか? こっちだよ、ポテンちゃん!」
「了解であります! おつかい作戦を続行するであります!」
「うん! 絶対成功させようね!」
お~! であります! そう元気に答えたポテンちゃんと一緒に、私はスーパーに入った。
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




