#54
#54,ごめんね!!!
「――ご、ごめんなさいであります!!!」
――突然、だった。ポテンちゃんはそう大声を上げて、私に向かって必死に頭を下げてきたのだ。
えっ!? な、何!!? そう私が思っていると、ポテンちゃんはそのまま、涙ながらに続けた。
「ぐすっ……じ、実は……ポテンは、〝怖かった〟のでありましゅ……最初から、こんなに大勢の地球人の中を歩くだなんて……〝怖かった〟のでありましゅ……でも、ポテンが〝怖い〟だなんて言ったら……他のみんなも、〝臆病者〟だって、ぐす……言われ、ちゃう、かもしれない…から……だからぁ……!」
「え……あ……」
……そ、そうだったんだ……だから、私に『〝怖くも何ともない〟んでしょ?』って聞かれた時に、『うん!』って……それでポテンちゃんは、私にウソをついちゃったと思って……。
……。
……。
……。
……くすっ。
「……そ、総督……代理???」
……はっ! ――ポテンちゃんに声をかけられて、私は自分が笑ってしまっていたことに気がついて、驚いてしまった。だけど……。
「ふ……ふふふ♪ ごめんね、ポテンちゃん? 笑っちゃったりなんかして……」
でもね? ――私は笑顔のまま、続けた。
「――やっぱり、ポテンちゃんは〝すごい〟よ! だって、常にみんなのことを考えて行動できるし、ウソをついたってことを、〝勇気〟を出して私に言うことができた……そんなの、普通はできないよ! ポテンちゃんは、本当に〝すごい〟んだよ!」
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




