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#48


 #48,手を繋ぎましょう!




 ――ポテンであります! 現在ポテンは捕虜からは解放された身にはなったものの、腹が減っては〝平和〟は守れぬ! ということで、捕虜のままであるフリを続けながら、総督からの指令に素直に従い、総督代理といっしょにおつかいに向かっているであります!

 ……と、心の中で、元気に報告したのはいいのでありますが……うぅ、少し、こ、〝怖い〟であります……。

 ――何が〝怖い〟のか? それも報告するでありますが……じ、実はポテン。ただ今とんでもない数の地球人の中を歩かされているのであります!

 右を見ても地球人! 左を見ても地球人! 後ろも前も、もはや上と下以外はぜ~んぶ! 地球人なのであります! しかも、その身体はポテンよりも遥かに大きい……。

 あ……あれ??? 先ほど総督に連れられて、こーばん、とやらに行った時には、こんなに地球人はいなかったはずのに……な、なぜ今はこんなに多いのでありますか?????

「う~ん、やっぱりこの時間帯になると、だいぶ混んでくるね~?」

 と、前を歩いていた総督代理が呟いたのであります。

 総督代理はそれから突然立ち止り、ポテンの方に向かって、はい、と手を伸ばしてきたであります。――これは……いったいどういう意味なのでありましょう?

 ポテンが首を傾げていると……総督代理は、にっこり、笑ってその意味を話したであります。

「はぐれちゃうと悪いから、手、繋ご?」

「なっ……!?」

 はぐれる!? ポテンが、でありますか!?

 むぐぐ~! ポテンは歯を噛み締めたであります!

 仮にも人生のほとんどを兵士として生きてきたポテンを、そのような子ども扱いをするなどとは! ポテンも実になめられたものでありますね!

 どんなに怖くても、絶対手なんか繋がないであります! そう心に誓ったポテンは、ぷい、とそっぽを向いたでありま――

 プップー!! 「気をつけろー!!」「何だと!? そっちこそ気をつけろ!!」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪





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