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#40


 #40,妹の一声!




 どうしよう!? ――二創さんの急なお願いに、あたしは内心すごく迷っていた。

 だって……そう。あたしにも〝仕事〟というものがあるのだ。

 いくらあたしの仕事が夜型で、まだこの子たちが寝ているような時間帯にやっているものだとしても……まだ充分に慣れていないであろうこの子たちを今日すぐに預かる、というのには、現状かなりのリスクが伴ってしまう。……はっきり言って、それこそ私がいない真夜中にぐずり始められでもしたら、もう手の打ちようがない。

 ――では、ここは間を取って、とりあえずは〝日中〟だけ預かる。……って答える?

 ……あ、でもそれだと、結局夜にぐずられたら終わりなわけだから、やっぱり二創さんの言うように今日から預かって……で、でも、それだと仕事が…………!

 うわ~! ど~しよ~!!!

 引き取ると答えた以上……否! そう決めた以上、あたしは譬えそれがどんなに険しい道であっても突き進む覚悟は確かにあった。だけど……まさかいきなりこんな問題に出くわすとは思いもよらなかった! よるわけもない!

 うぐぐ~! と、あたしはただ、その解決しない問題に頭を抱えていることしかできなかった。

 ――だけど、その時だった。

「だいじょうぶだよ、お姉ちゃん! 預かろうよ!」

「……ろ、ロタ……???」

 そう。ロタが大声であたしに向かって言い放ったのだ。――ロタはそのまま続ける。

「……お姉ちゃん、仕事のことで悩んでいるんだよね? それなら私に任せて! 私、お父さんとお母さんに言って、今日からお姉ちゃんのアパートに住む! それなら夜中にこの子たちが泣いちゃっても面倒を見られるし、朝ゴハンのトーストとか、簡単な料理だったら私にも作れるから、お姉ちゃんも楽でしょ? ――だから、預かろうよ、お姉ちゃん!」

 ロタ…………そうか、そう……だよね! ――決心したあたしは、すぐに答えた。

「――うん! 分かったよ、ロタ! みんなでいっしょに暮らそう!!」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪





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