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#39




 #39,口先の魔術師とはこのこと!




「――良かったな、みんな!」

 二創さんのメガネ越しに光るものが見えた。どうやら、と言うまでもなく、二創さんは本当に、心からみんなのことを想い、考えてくれていたようだ。

 なんて良い人なんだろう……ホロリ、と思わず、あたしもロタも涙を流していると、みんなからも喜びの声が上がっ――

「わ……わーい、やったー」「すごいなー、うれしいなー」「…………」「……ポテン、今は喜びを声にするところ、なのよ~。いつまでも黙ってないのよ~」「……え? そうなのでありますか? では……さすがは整備長! 作戦せい――むぐぅ!?」「……やっぱり黙ってるのよ~」

 ……??? なんか、喜び方が〝ぎこちない〟……というか、〝変〟な気が……?????

「――あ、森口さん」

 ――その時だった。突然、二創さんはあたしに話しかけてきたのだ。それには思わず、「え、あ! は、ははい!」とあたしは変な返事を返してしまう。……恥ずかしい。

 すみません、驚かせてしまって……そう一言置いてから、改めて二創さんは話した。

「……あの、これも突然で申しわけないのですが……森口さんさえ良ければ、なのですが……できれば〝今日〟から、この子たちを預かってはいただけないでしょうか?」

「えっ!? 〝今日〟!!? そんなにすぐにですか!?」

 何でそんなに早く!? 戸惑っているあたしを見て、二創さんは慌てて説明した。

「すみません! 何度も驚かせてしまって! ……実は、ボクの転勤はもうすぐ〝来週〟にまで迫っているんですよ。だから、できる限り早く引き取り手が見つかったことを団体に報告しないと、向こうが勝手に話を進めてしまう可能性があるんです……だからこその、〝今日〟から。……無論、見つかったということを報告するだけでも問題はないのですが、何よりも、この子たちをなるべく早く新しい家……森口さんのお宅に慣れさせておかなければなりません。慣れずに途中でぐずり出して、元いたボクの家に戻る、などと言われても手遅れの可能性もありますし……どうでしょう、森口さん? お願いできませんか?」

「う……あ……えっと、その……!!!」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪





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