#27
#27,隕石の中身!
「――あらあら~。やっぱり追いかけてきたのね~?」
トコトコ、ゆっくり歩いてきたケアちゃんは、それからあたしにしたように、同じくロタにも礼儀正しくあいさつをする。
「初めまして、なのよ~。私は看護長のケア。よろしく、なのよ~」
「――あ! ももも、森口 ロタです! よよよ、よろしくお願いします!」
……小っちゃい子が相手なのに、丁寧にあいさつをされたせいで慌てたらしい。ロタは思わず敬語になってしまった。しかも頭も深々と下げて……。
――けど、それも数秒。
「って! いや! あいさつなんてしてる場合じゃないよ!!」
がばあっっ!! その頭を上げたロタは、ビシリ! と再びケアちゃんのことを指差しながら大声で話した。
「ケアちゃんって言ったよね? ケアちゃんは何でパラシュートで、ヒュー、って! 降りてきたの!? おかしいよね、色々と!?」
「ああ~、それは、あなたが言っている隕石に、私が〝乗ってきた〟から、なのよ~?」
「「……へ???」」
……隕石に……〝乗ってきた〟ぁ~?????
「まぁ、正確には、隕石に擬態化させた、〝宇宙船〟の成れの果て、なんだけれどね~?」
「「…………」」
パシン! ……あたしは思わず、顔を手で覆ってしまった。
……だよね、ケアちゃんがいくら一番冷静そうでも、まだ子どもだもんね。みんなとごっこ遊び、もっとしたいよね。……そういえば最初から看護長って、名乗ってたっけ…………。
……無邪気でかわいいのは一向に構わなかったけれど、これでは話がまた振り出しだ。あたしはため息をついて、それから――
「――そ、そうだったんだ……!!!」
……え?
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




