表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/97

#26

 #26,ロリータ・ザ・フライハイ!




「――ちょっ! どうしたの、こんな時間に? 学校は?」

 玄関の扉を開けてロタを招き入れてから、あたしがそう聞くと、ロタは「あのねあのね、お姉ちゃん!」と何だか慌てた様子で話してきた。

「実は学校のグラウンドに、〝隕石〟が落ちてきたの! それで授業が中止になって!!」

「――へ? い……〝隕石〟!!? ちょっ!! 大丈夫なの、それ!? ロタ! どこかケガとかしなかった!!?」

「うん! 先生が言ってたんだけど、グラウンドに大きな穴ぼこが開いちゃっただけで、ケガとかした人はいなかったみたいだよ! ――あ、でも、その代わり……」

「その代わり!? その代わりどうしたの!!?」

 驚きと興奮のあまり、あたしは思わずロタの肩を掴んで、それを思いっきり振ってしまった。あうあう! とロタはその衝撃に耐えきれず、目を回してしまう。

「ああ! ごめんごめん!!」――慌ててあたしが手を離すと、ロタはフラつきながらも答えた。

「だだ、だいじょうぶ……あ、あのね? それで、その代わりなんだけど……みんな隕石を見にグラウンドに行ったんだけどね? 私は怖かったから行かなかったの。そしたら、グラウンドの反対側の窓の外に〝変な物〟が見えて……」

「〝変な物〟? え、それって……どんなの???」

「うん、それがね? 〝パラシュート〟を付けた、小っちゃい女の子――」

 ロタがそこまで言いかけた、その時だった。

「あーーーっっっ!!!!!」と突然、あたしの〝後ろ〟を指差して叫んだのだ。

 えっ!? それに驚き、あたしは後ろを向くと……ロタが指差した先――そこにいたのは、先ほどひょっこり現れた、看護長のケアちゃんだった。

 へ? とあたしは首を傾げながらも、ロタに一応、説明する。

「あの子は今さっきここにきた、ケアちゃんっていう子だけど……どうかしたの?」

 おおお、お姉ちゃん!! プルプル、指を……全身を震わせながら、ロタは叫んだ。

「その子!! その子だよお姉ちゃん!! 〝空から飛んできた小っちゃい女の子〟!!!!!」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ