#26
#26,ロリータ・ザ・フライハイ!
「――ちょっ! どうしたの、こんな時間に? 学校は?」
玄関の扉を開けてロタを招き入れてから、あたしがそう聞くと、ロタは「あのねあのね、お姉ちゃん!」と何だか慌てた様子で話してきた。
「実は学校のグラウンドに、〝隕石〟が落ちてきたの! それで授業が中止になって!!」
「――へ? い……〝隕石〟!!? ちょっ!! 大丈夫なの、それ!? ロタ! どこかケガとかしなかった!!?」
「うん! 先生が言ってたんだけど、グラウンドに大きな穴ぼこが開いちゃっただけで、ケガとかした人はいなかったみたいだよ! ――あ、でも、その代わり……」
「その代わり!? その代わりどうしたの!!?」
驚きと興奮のあまり、あたしは思わずロタの肩を掴んで、それを思いっきり振ってしまった。あうあう! とロタはその衝撃に耐えきれず、目を回してしまう。
「ああ! ごめんごめん!!」――慌ててあたしが手を離すと、ロタはフラつきながらも答えた。
「だだ、だいじょうぶ……あ、あのね? それで、その代わりなんだけど……みんな隕石を見にグラウンドに行ったんだけどね? 私は怖かったから行かなかったの。そしたら、グラウンドの反対側の窓の外に〝変な物〟が見えて……」
「〝変な物〟? え、それって……どんなの???」
「うん、それがね? 〝パラシュート〟を付けた、小っちゃい女の子――」
ロタがそこまで言いかけた、その時だった。
「あーーーっっっ!!!!!」と突然、あたしの〝後ろ〟を指差して叫んだのだ。
えっ!? それに驚き、あたしは後ろを向くと……ロタが指差した先――そこにいたのは、先ほどひょっこり現れた、看護長のケアちゃんだった。
へ? とあたしは首を傾げながらも、ロタに一応、説明する。
「あの子は今さっきここにきた、ケアちゃんっていう子だけど……どうかしたの?」
おおお、お姉ちゃん!! プルプル、指を……全身を震わせながら、ロタは叫んだ。
「その子!! その子だよお姉ちゃん!! 〝空から飛んできた小っちゃい女の子〟!!!!!」
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




