#18
#18,ニャンニャン!?!
――まぁ、とりあえず遊んであげれば気が済んで帰るって言い始めるかな? そもそもまだお昼だし、夕方までくらいなら……。
そう考えたあたしは、自称(今現在は)宇宙人の三人の子どもたちといっしょに遊ぶことにした。
「――さぁ! それじゃあみんなで一緒に遊びましょう! みんなは何して遊びたいかな?」
「……遊ぶ? 遊ぶって……えっと……???」
「つまりは自分を〝楽しませろ〟、ということではないのか?」
「さすがは団長! ……で、地球人はどうやったら楽しんでくれるのでありましょうか?」
「それは……う~ん、すまん。情報不足だ。何しろ当初は楽しませることなど考えてはいなかったからな。〝平和談義〟……などで地球人が楽しめるわけはないか…………」
「「「う~ん…………」」」
……な、何だか宇宙人ごっこも大変だな。まぁ、一生懸命悩んでいるのも、それはそれでかわいいから、いいんだけれどね? ――とはいえ、これでは決まりそうにないから……
「――じゃあ、みんな! お絵かきしない? お姉ちゃん絵も上手なんだよ?」
「お絵かき??? そんなものでいいの?」
もちろん! 答えて、それからあたしはメモ用の鉛筆と、プリンターからコピー用紙を抜き取り、三人に渡した。――では、とあたしを含め、三人はさっそく書き始める。
そして数分後……発表会! 一番手はアミちゃんだ! さぁ、何を描いたのか……な……
「――どう!? 〝トゲトゲミドリ〟!! 上手に描けたでしょ!!」
……何か、トゲトゲが生えたイモムシ……はっ!!
「じょ、上手だね~! アミちゃんは絵の才能ばっちしだよ!」
いけないいけない……これでもアミちゃんは一生懸命描いたんだ! ちゃんとホメてあげなきゃ! ――ちなみに他の二人は……何だろう? 四角いのと丸いのが…………
「ち……ちなみにお姉ちゃんは、ネコさん描いたんだ! ほら、ニャンニャンだよ~❤」
「「「ニャンニャン!?!」」」
「……え? うん……にゃ……ニャンにゃ……え???」
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




