#17
#17,ダメだこりゃ!
「――さてと、ゴハンも食べ終わったことだし……って、みんな、どうしたの?」
あたしが聞くと、なぜか三人は〝暗い〟顔を見合わせて、ひそひそ話しをしていた。
「ぽっぽぽぽ、ポテン! おかわりまでしちゃいました! であります!!」
「だ、大丈夫だよポテン! まだ初日だし……」
「そ、そうだぞ! 大きさ的にはお前が〝一番最初〟かも分からんが、まだ……」
「いやああああぁぁーーーっっ!!! 食べられるのは嫌でありますーーーっっっ!!!!!」
……まぁ、ずいぶんと大きなひそひそ話しだけど。……食べられるって、何に???
「――あ~、ね、ねぇ! ちょっといいかな~!?」
ビクン! 三人は身体を跳ね上がらせつつも、慌ててあたしの方を振り向いた。……ちなみにポテンちゃんなんか、もう涙、ポロポロ、である。
あたしはそれに、ごめんね~? となるべく優しく言ってから、これ以上驚かせないように慎重に、そしてゆっくりと話した。
「えーと、みんなに聞きたいんだけど、みんなはどこのおウチからきたのかな? お父さんとか、お母さんは、みんなのこと捜してるんじゃないかな???」
「え? ……アミたちは、惑星チャイルからきた、チャイル人だよ? たぶん、誰も捜してないと思うけど……?」
……へ? 惑星……ああ!! そういうことか! ――どうやらこの子たちは、今度は宇宙人ごっこを始めてしまったらしい。だから食べられるとか何とか言ってたのか!
そのことに気がついたあたしは、なるべく話を合わせつつも、本題の〝どこからきた〟のかをうまいこと聞き出すことにした。
「――へ~! そうなんだ、すごいね~❤ じゃあ、地球にきてる今は、どこに住んでるのかな? ここから近いんでしょ???」
「……え? いや、アミたちは今日ここにきたばかりだから……あ、でも最初はこの建物を拠点にしようとして、それで――」
……ダメだこりゃ。
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪




