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第2章-第15話 少女G

お読み頂きましてありがとうございます。

「待て待て、そんなこともできるんじゃの。ちょっと待て。」


 俺が冒険者ギルドの裏に、鉄筋コンクリート製の建物を据えつけようと深さ50センチほど、空間魔法で建物の土台の広さに合わせて穴を掘ったところ、アンド氏から待ったが掛かった。


 アンド氏は、冒険者ギルドの中に駆け込むとなにやら巻物らしきものを持ってきた。


 そして、ソレを俺が掘った穴に広げ、なにやら呪文を唱えると穴一杯に広がった魔法陣が現れる。


「これで、良しと。さあ、建物をこの上に乗せればいいじゃの。」


 ようやく、許しが出たので自空間から鉄筋コンクリート3階建ての建物が出現する。


「ヒッ!」


 傍に居た元団長の悲鳴が聞こえる。


 きっと、鉄筋コンクリートの壁にぶつかった時のことでも思い出したのだろう。


「では、ここから、MPを投入してくれればいいじゃの。」


 俺は、アンド氏の指し示す場所にMPを投入するイメージで送り込む。


 しばらく、MPを投入していると、突然、建物がキラキラとまばゆい光に一瞬包まれた。


「これは、何です?」


「建物の耐久性を10倍にする魔法陣じゃの。しかし、凄い量のMPじゃの。隣の冒険者ギルドで使ったときには、30人の魔術師がいっぱいいっぱいまで投入して、やっと発動したというに。」


 そういうことは先に行ってもらいたいものだ。


 この建物には、太陽光発電を始め、地熱発電装置や家電製品など、たくさんの精密機器が備え付けてあるのだ。


 この魔法陣に影響されなければいいのだが・・・。


 俺は、『フライ』で屋上に行き、太陽光発電装置に近づきスイッチを「入」にする。


 ブンと音をたてて発電装置が起動する。


 幾つものLEDランプと現在の発電量の値が表示される。


 いまのところ、エラーは発生していない。


 次にミスリルにICタグを埋め込んだカードを屋上のドアのカードリーダーに近づけると問題なく解錠された。


 そして、階段を一番下まで駆け下り、半地下に設置してある地熱発電装置のスイッチを「入」にして、MPを投入する。


 これは、地熱発電装置の熱源の代わりにコンロの魔道具を組み込んだものだ。


 一般人が持つMPでもおよそ1時間発電が可能だ。


 とりあえず、MPのタンクを満タンにしておく、放熱する先が発電装置しか無いため、かなり長時間もつような設計になっている。


 しかも、昼間の時間は、太陽光発電装置が稼動しており、その分、地熱発電装置は待機動作状態になるため、MPを満タンにするとおよそ1ヶ月ほど持つ計算になる。


 指輪の『鑑』で自分のMP残量を見るとおよそ30%を切ったところだ。


 今のうちにレアのMP回復ポーションを飲んでおく、なるべくこの世界の人間には見せたくない代物だ。


 そして各部屋のエアコンや電気などを順次付けていく、よかった問題ないみたいだ。



・・・・・・・



 すべて支度が済み、通り沿い側に面した自動ドアの鍵を開け、電源を入れる。


 自動ドアが静かに開くとそこには、皆の姿があった。


「ほら、これが渚佑子の分だ。」


 俺はそう言って、ミスリルのカードを渚佑子に手渡す。


 彼女に渡した分はサーバールーム以外ならどこでも入れる管理者権限ランクのモノだ。


 ほかに1階奥の倉庫に繋がる通路に設置してある従業員権限ランク、2階の上級王宮職員専用部屋に繋がる王宮職員権限ランク、そして最上階にある本来セイヤの執務室に繋がる上級王宮職員権限ランクなど細かい設定がサーバールームで可能になっている。


 すべてコンピュータ制御になっているがサーバーと接続が切れた場合、各ICタグに埋め込まれた権限ランクのみで解錠される仕組みになっている。


 現時点での想定では、2階をダンジョン攻略チームに提供し、3階を俺や渚佑子の住居にしようと考えている。


「わしの分は無いんじゃの?」


 興味津々な様子でアンド氏が覗き込んできたので、アンド氏とアポロディーナ、メルハンデスに王宮職員権限ランクのカードを手渡し、簡単に使い方を教える。


「えっ、私も2階までなんですか?」


 アポロディーナが驚いたふうに言う。


「3階は俺のプライベートルームにしたいからな。」


 ここで何年も暮らすことになるのだプライベートは守りたい。


「でも、渚佑子さんは3階も入れます。」


 何を張り合っているのかわからないが、同等じゃないといいたいらしい。


「ああ、彼女は家族同然だ。何も問題は無い。」


 俺がそう答えるとアポロディーナは少し寂しそうな顔をした。


 そこで、少し話しを継ぎ足す。


「そこにある内線電話で呼び出せば、一時的に通すこともできるから大丈夫だ。少し難しいかもしれんが覚えてくれ。」


 セイヤの執務室には、各個人のランクを1分間に限定して変更できる装置も置いてあるのだ。


「はい!」


 アポロディーナは、明るく返事をしてくれた。


ようやく?家ができました。


すみません題名は章題ということで・・・(笑)


明日6月8日からなろうコンの応援期間が始まるということなので毎日12時更新に切り替えます。

頑張って更新しますので応援よろしくお願いします。

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【新作】「ガチャを途中で放棄したら異世界転生できませんでした」
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