あとがき
読者の皆様、初めまして。
作者のミレニあんです。
このたびは『世間だと大怪獣は防衛組織が倒した事になっているけど、実際は陰キャにくすぶっている高校生が葬っている ~平穏を望みたい怪獣殺し~』を最後まで読んで下さり、誠にありがとうございます。
このあとがきをもって、本作は完結とさせていただきます。
『平穏を望みたい怪獣殺し』を描こうとなったきっかけは「ラノベに怪獣ものが全くと言っていいほど存在しない」と思った事からです。
これについては「主人公最強ものとかラブコメものとかを重視するラノベ」と「重厚とシリアスを重視する怪獣もの」とは水と油のように相性が悪いと聞いた事があり、それを知った時には確かにそうだなと思いました。
ならば自分が作ればいい。
そう思い、これまでに「怪獣×ラノベ」な作品を仕上げた事がありましたが、ここにたどり着くまでかなりの困難がありました。
上記の言葉は決して過言ではなかったとも感じ、苦労に苦労を重ねましたね。
また「バハムートの骨がテロ組織に奪われ、機龍よろしくロボット怪獣のフレームにされる」「シンウルトラよろしく外星人が現れる(そして巨大未央奈さんが現れて、スカートの中を撮影されて……嘘ですはい)」という色んなアイデアもありましたが、なかなか実現が難しく没になったという経緯があります。
外星人を描こうとするとシンウルトラの二番煎じになってマズいと思ったり、ロボット怪獣についても「ミスリルくらいのテクノロジーしか発達していないのに、複雑極まりないロボット怪獣なんて作れるか」という問題が浮上したり……色々とありました。
とまぁ、まさしく茨の道でしたが、もちろん悪い事ばかりではありません。
この小説は、ラノベでも非常に珍しい『怪獣もの』を題材しているにも関わらず、総合評価1万5千ポイント以上を獲得しました。
『怪獣もの』としては、かなり破格の評価だと感じます。
まさかここまでいかないだろうと最初思ったので、1万達した時は非常に驚きました。
他のローファンタジーものを抜いてランキング入りなんて、正直夢のようです。
なのでこの小説を描いた事は、私ミレニあんにとって非常に素晴らしい体験でした。
そして最後まで読んで下さった読者の皆様には、感謝してもしきれません。
最初は感想での批評に戸惑ったりしましたが、こうして最後まで描き続けられたのも、ひとえに読者の皆様方の応援があったからこそです。
重ね重ね、本当にありがとうございました。
次作については、実生活の影響もあって未定となっております。
もしかしたら、実生活が落ち着いて小説が書きたくなる日が来ると思いますので、その時に読んで下さると嬉しいです。
ではこれよりあとがきは終了となります。
これからもミレニあんの作品、どうかよろしくお願いいたします。




